『話ちゃんと聞いてる?』相手をキレさせない為の”聞く”と”聴く”の違い

  • 2019/04/09
  • ビジネス
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妻、彼女、女性社員、はたまた得意先から度々言われるが、出来ればスルーしたい言葉の1つに、『この間の話は聞いていたかね?』『ねぇ?人の話聞いてる?』というフレーズがある。

私の周りにも居るが迂闊なのに自分の否は内心全く認めない男が、よくこの手の怒りをかっている。
何度も何度も同じ得意先や妻、彼女から怒りをかうなら、相手の逆鱗や地雷ぐらい予想すればいいのに、やらない。

その代わり、彼らがするリアクションは、何か。
ハイハイ、聞いていますが、それが何か~?
余計相手を怒らせ、最悪の場合、相手から人格否定されても文句を言えなくなる。

私が思うに相手の話のポイントを掴み、聞いてリアクションしていれば、こんな結果にならなかったはずだ。

世のビジネス書や、モテの指南書には、面倒くさい取引先や、女性が話してきた場合は、適当にうなずき、スルーし、相手を喋らせるだけ喋らせておいて、彼、彼女らの話の内容など覚えておかなくてもよい、と書いてある。

確かに、そんな取引先もあれば、女性も大勢いるだろう。
が、本気で『この間の話は聞いていたか?』と貴方に面と向かって怒ってきた、もしくは、だんまりを決め込んできた、挨拶もしなくなったのであれば要注意。
きちんと対処しなければ、貴方の人間性を疑われる。

対処法はあるのだろうか。

 

周りの人の話はスピードラーニングじゃない

周りの人の話はスピードラーニングじゃない
英会話教材として有名なスピードラーニングは、知っているだろう。
有名人もこれを聞いていて、フルセットでン十万もして『聞き流すだけで英語が喋れるようになります』という教材だ。

ただ聞いているだけで、明日からネイティブみたいに喋れるかといえばNOだ。

英語のリスニング教材を聞いていると頭が痛くなるという人が居るが、それは自分のレベルに合わないという事もあるが、それ以上に、内容を真剣に聴き取らなければと、意識を集中しているからだ。

そう『聞く(hear)』と『聴く(listen)』は違う。
相手から『この間の話聞いてなかったでしょ!』と怒られた人は、相手から『聴く(listen)』を求められているのだ。

話し相手のお茶くみのオバチャンから『○○さんと話すとスッキリするわ~、ダラダラ喋ってたら○時間も居酒屋にいたもんね~』と言われた場合は『聞く(hear)』になる。

『聞く』だと、相手が話している事に集中しなくてもいい。
言葉悪く言えば、居酒屋でオヤジとオバサンが、お互い自分の事ばかり喋っているのに、何故長時間会話が成り立つのだ?というあの無神経な雰囲気に似ている。

パートナーシップの世界的権威・ジョン・グレイは異性が怒ってたりグチを言ってきた時は『その話もっと聞かせて』と言わんがばかりのリアクションを取れと言った。

が、貴方に『聴く』を求めている人は、恐らくジョン・グレイの原理も知ってるだろうし、『人の話は聞いてないな』と思う。

マネジメントの父と呼ばれた経営学者ピーター・ドラッカーは『人の話を聞く事がコミュニケーションの秘訣』とも言い、聞く事を以下の三段階に分けた。

1:聞く(hear) 何となく
2:訊く(ask) 関心を持つ(質問する)
3:聴く(listen)熱心に意欲的に受け止める

人の話聞いてる?と相手を怒らせる人の特徴は、他人には聴くを求めるが、人の話を聞く時の姿勢は興味対象外の時は聞く、興味がある話でも訊くに留まっているからだろう。

周りの人の話は、スピードラーニングではない。
聞き流せば情報が安易に入ってくるものではないのだ。

では、この聞く、訊く、聴くをはなはだカン違いして怒らせた例、どんな例があるだろうか。

 

自分の話は『聴いて』貰いたいが、他人の話を『聞く』とトラブルになる理由

私は仕事柄、何千本と今まで映画を観てきたが、何が腹が立つかというと『お勧めの映画ない?観て自分のブログにUpしたいんだけど?』と聞いてくる別の分野のインフルエンサーだ。

マラソンランナーという職業上、別分野のインフルエンサーなので、当然の事ながら映画に詳しくない、悪評たつB級アクション映画を観ても世界一素晴らしい映画の様に宣伝する様は虫唾が走る。

私も勧める立場上、どんなにその映画が好きでも、場末の汚い映画館で1週間しか上映してないものや、ドキュメンタリーは勧めない。
誰も観ないのが判っているからだ。

他人に勧める時は、自分の好みより、その人の好み+自分の好みがあうものを勧める。
が、毎度毎度この女性、LINEおじさんならぬ、メールの様な読みづらい長文のLINEを何度もよこし、お勧めを聞いた揚句『やっぱり別のにします』というのだ。

別のものが、また一般の人にお勧め出来そうにないものなのだから、頭が痛い。
もう一人はスタジオインストラクターなのだが、この男も、人に一応お勧めを『訊く』が『聴く』に至らない。

この男の最悪な点は、周りの人間に『聴く』を求めるのに、他人の意見に対しては『聞く』か『訊く』という姿勢にとどまっているからだ。

いかがだろうか。
相手の話を聞く時は、相手が『聴く』を望んでいるのか、『訊く』なのか、はたまたグチを聞いてもらいたいオバサンなのか、それを見極めるべきだろう。

ちなみに私は、いつでも相手の話を『聴く』タイプで、それを実行する。

米心理学者アルバート・メラビアンの調査によると、会話に置いて相手の言語表現と非言語表現が一致しない場合、93%の人が非言語表現、つまり『実際やっている事』やボディランゲージを重視するというデータが出たからだ。
聴いているフリをして下を向く男など人間として相手にされるだろうか、そういう事なのだ。

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