新生活応援!物件選び、最低限コレだはチェックして!
- 2018/03/28
- ライフスタイル・娯楽
- 285view
- 住まい
- 一人暮らし
- 住まい
- 引っ越し
- 暮らし
- 生活
春は進学、転職、転勤、異動の季節。
この春に親元を離れて一人暮らしをする大学生や、異動が決まった人は既に新居が決まっているだろう。
だが6月の異動、学生であれば夏休み後に1人暮らしをするのであれば、今から物件探しをする事をお勧めしたい。
春は、どの運動業者も引っ越しラッシュで、人手が足りず、引っ越し業者も体力がある学生バイトがくれば良い方で、
昨今は仕事にあぶれた50~60代が来るというのだから驚きだ。
この様な引っ越し事情も絡めて、人事異動の前には、物件選びは早めにした方がいい。
今回は、物件選びは慎重に、お早目に、強かにの三拍子を念頭にいれたチェックポイントを伝授する。
物件の立地は職場や駅から近いのか
物件選びでチェックしたいポイントは、立地だ。
職場や駅から近いか、そして物件から歩いて行ける所にスーパーやコンビニがあるかどうかである。
もっと欲を言うと、駅前に内科、歯科があり、最低でも最寄り駅から特急一駅(各停3駅)で総合病院がある事、
プライバシーの維持の為に、便利でありながら騒音問題がない事が、ポイントだ。
職場や駅から近いのをチェックした後は、最低限これは譲れないという『間取り』を自分の中で決めておく事だ。
玄関一つとってもこだわりがある。
下駄箱にロングブーツを置きたいのであれば、ロングブーツが入る下駄箱スペースが必要だし、
玄関先にスーツケースや、マウンテンバイクを置きたければそれなりのスペースや扉の開き具合も内見時に
確認した方がトラブルにならなくて済む。
職場や駅に近い所で、スーパーや医療機関がある格安物件となると集合住宅を紹介される場合もある。
その場合は、不動産会社や大家に、騒音問題や、ゴミ出しなどの問題がないかどうか聞いておく事も大事だ。
盲点となるのがスマホの電波が届くかどうかだ。
入居予定の所には、かならずパソコンとスマホを用意し、電波が来ているかどうか確認しよう。
現在住んでいる所より、電波状態が悪いのであれば、アウトだ。
防犯やプライバシーは立地以上に重視せよ
物件探しで、職場や駅、商業施設に近いかどうかは優先事項に入るが、案外見落とされるのが、防犯だ。
平成17年度の警視庁の調査によると、都内の侵入窃盗は1年間で約2万件。
空き巣は63%にのぼる事が判明している。
狙われやすい物件は、意外にも人通りが多い駅前で、なおかつ窃盗犯が逃走しやすいマンションという事が
判明しているのだ。
オレが住んでいるのはオートロックだからと安心してはいけない。
部屋が荒らされていなくても、駐輪場に置いてある原付や、ロードバイク、駐車場の車が
ある日突然なくなってるかもしれないのだ。
駅から近くて人通りも多い物件で、防犯上気をつけなければいけないのは、どういう所か。
まず挙げられるのが、主要都市から一駅離れていて公園などマンションやハイツの周りに緑地が多い事。
路地裏に入ると案外人通りが少なく、ゴミが散乱していたり、パチンコ屋が目立つ所などが挙げられる。
ここ数年、車一台しか通れない一方通行の道にも、5階建ての賃貸マンションが立ち並ぶ様になった。
これらの道は、夜中になると真っ暗で人通りも全くなくなり、通るのは往来の車だけになる。
単身赴任者や、DINKS向けに建てられている賃貸マンションというのが丸わかりなので、空き巣に入られるのも
無理はない。
職場や駅に近く、コンビニもスーパーもあるから、と言っても、夜中は全く人が通らない、周囲はゴミだらけ、
という所は、防犯上気を付けた方がいい所かもしれない。
プライバシーの問題も、住んでみないと判らない事もある。内覧会で判るのは、防音性だ。
いつ何度でも物件をみてもかまわないというのであれば、防音は時間、曜日を変えてチェックすべき項目だ。
よく『壁をたたけば防音効果が判る』というが、それは殆ど判らない。
RCと呼ばれる鉄筋コンクリートでさえ防音性は疑わしいのだから。
壁に耳をすまして、隣の部屋の音がくっきり聞こえてくる様であれば、防音性に問題があり、プライバシーも
筒抜けという事になる。
特にお隣が、大画面パノラマテレビを買って夜中にアクション映画を見たり、RPGをやるのが趣味という場合。
貴方のプライバシーはないも同然だと思っておこう。
備え付け家具、エアコン、結露、水回りチェックは、入居後では遅い
入居前にチェックできる事といえば、エアコンだ。
年式やメーカー、掃除の具合をチェックするだけで、消費電力を換算出来る。
立地も防犯性もいいが、エアコンがボロかった場合、電気代はとんでもないことになる。
冬場はともかく夏場に冷房なしで生きていく事は、この日本では不可能なので、ここはチェックしたい。
水回りはお手洗いをチェックする事だ。臭いがこもる、タンクにカビが生えているというお手洗いでは、
お風呂をはじめとする他の水回りも危ない。お風呂に今時追い炊き機能がついていないというのは論外だ。
アレルギーのある人は、部屋の結露を調べた方がいいだろう。
入居前に部屋の壁紙が浮いている、窓サッシの木の部分を不自然に塗りなおした跡があるというのは、
結露しやすく、部屋にカビが生えやすい証拠だ。
お気に入りの家具にカビがはえる事もあるだろうし、アレルギーもちの人は、気を付けた方がいい。
その他に盲点となるのが、押入れや、クローゼット、コンセントの位置である。
電化製品を置きたい場所にコンセントがないというのは、住む上に置いて致命的だ。
収納場所が押入れしかないというのは、ロングコートやチェスターコートを持っているオヤジからすると、
死活問題でもある。
では物件探しで、最後に気を付けるべきチェックポイントはどこになるのだろうか。
どこに住んでも、モトを取るには2~3年かかると覚悟せよ
物件探しで、住んでみないと判らない事が近隣の人間関係。物件の口コミサイトで皆欲しいと思う情報がこれだ。
どんな魅力的な物件に住んだとしても、人間関係でトラブルを起こすと、最悪の場合、こちらが出ていく羽目になる。
例えば、駅前で職場から近く、なおかつ防犯上安全で、医療機関がある所で、家賃がお手頃といえば、
集合住宅や、URのリノベーションマンションを紹介される場合がある。
これらは昔から住んでいる人同士のコミュニティが出来ていて、その中に入っていくだけでも面倒だ。
近所には1人2人、おせっかいなオバサンが居て、こっちが休んでいたいのに、用もないのに訪ねて来る人がいる。
こうした集合住宅に住む場合は、自分の中で『お試し期間』を設けると良い。
3か月住んでみて、ゴミ出しのルール、うるさい事を言ってくるオバサン、どうしても出なければいけない会合、
この三点がガマンできない場合は、引っ越せばいい。
どんな賃貸も、家賃、敷金、礼金、仲買手数料を含めると、最低で2年間、モトをとるのにかかる。
転居を繰り返したのだとすれば、もっとかかるといっても過言ではない。
なので不動産屋に、前の住人が退去した理由を、聞いておくのも大事だ。
極端に安い場合は、事故物件である可能性もある。
前の住人が、単身赴任者で、任期満了で故郷に帰ったというのであれば、安心して入居できるだろう。
同じ部屋で、短期間に人が入れ替わる様であれば、そこのコミュニティ事態が新しい人を受け付けない証拠だ。
物件探しは、綿密なリサーチ、そして行動力が必要だ。
筆者は、賃貸ではなく一戸建てに住んでいるが、便利さよりもプライバシーと静かさを重視しているので、
家の周りにはスーパーも商業施設も、最寄り駅もない。あるのは医療機関だけである。
住居に置いて一番重要視しているのは、仕事がしやすく誰からも干渉されない英国庭園の様な空間だったので、
だした結論がこれだったのだ。
物件選びは、これだけは譲れないを最優先しないと、後で後悔する事になるのは、賃貸も一軒家も同じである。