ドラッグ、アルコール、公然わいせつ、謎の死…伝説的ロックシンガーのぶっ飛び人生!

  • 2018/12/16
  • ライフスタイル・娯楽
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絵に描いたようなロック・スターだったモリソン

絵に描いたようなロック・スターだったモリソン
遡ること、ロック音楽黎明期にあたる1965~1970年代前半。
アメリカ西海岸を代表とするバンド「ドアーズ(The Doors)」は、神秘的なサウンドと歌詞で人気を博しました。
バンドの顔でもあったボーカルのジム・モリソンは、恵まれた容姿と過激なパフォーマンスで独自の存在感を放ち、一躍ロック界のセックスシンボルとして君臨。
ですが、輝かしい成功の裏でドラッグとアルコールにおぼれたモリソンは、ついに27歳という若さでこの世を去ることになります。

圧倒的なカリスマ性、ドラッグ、アルコール、そして短命…絵に描いたようなロック・スターだったモリソンが、どのように生きてきたのか―――。
謎のベールに包まれている部分が多々あるものの、モリソンが背負ってきた闇は現代人にも共感できるところがあるはずです。

 

「ライト・マイ・ファイアー」が大ヒット

The Doors – Light My Fire
デビューアルバム「ライト・マイ・ファイアー(邦題:ハートに火をつけて)」が大ヒット!
シングル盤のライト・マイ・ファイアーも1967年の年間ランキングで2位という快挙を成し遂げました。
このころのモリソンは、タイトな革パンツで自身のルックスを際立て、メディアが喜ぶような過激な発言をあえてする等、「ロック・スター」としての自覚を持ってパフォーマンスやインタビューに臨んでいたようです。

それがドアーズやモリソンの人気を後押ししていたのは言うまでもありませんが、同時にモリソンを苦しめる要因になっていた…とも言われています。
ドアーズ結成前からドラッグやアルコールにおぼれていて、酔っ払ったままレコーディングを行ったり、ジミ・ヘンドリックスとセッションをしたりと、滅茶苦茶なところがありましたが、ロック・スターを演じるようになってからはますます深刻化していたようです。

 

コンサート中に自慰行為?

過激なパフォーマンスで注目されることの多いモリソンでしたが、公然わいせつ罪で逮捕されることになるなんて…当時のファンはどのような心境だったのでしょうか。
1969年、マイアミでのコンサート中に「ズボンを下げてマスターベーションをした」「性器を見せた」として逮捕され、後に有罪判決を受けるとい事態に。
モリソンは否定して控訴していましたが、まもなくしてモリソンが他界してしまい、それからはファンが恩赦を求め続けてきました。
恩赦が与えられたのは、約40年後となる2010年12月9日。モリソンの誕生日の翌日のことでした。
ドアーズのキーボディストであるレイ・マンザレクも「実際にやっていない」「実際に彼が性器を出しているところは見ていない」と語っていますが…観客に「お前たちに見せてやる」と言ってシャツをビリッと引きちぎり、マスターベーションをしているようなしぐさはあったみたいです(笑)

 

そして死

1971年。このころのモリソンは体重が増え、デビュー当時とは形相もかなり異なっていました。
休養することにしたモリソンは、ガールフレンドとパリに渡ったのですが、そこで悲劇が彼を襲います。
同年7月3日、パリのアパートで不可解な死を遂げたのです。

検死が行われていなかったので、「ヘロインの過剰摂取説」「スポットライトから逃げるために死を偽装した説」「アメリカ政府による暗殺説」などのさまざまな憶測が飛び交いました。
知人などの証言もあって薬物摂取説が有力とされていますが、不可解な点が多々あることから、偽装説を信じているファンも少なくありません。

 

ドアーズの解散

モリソンの死後、ドアーズはアルバムをリリースしたものの、売り上げが伸び悩み、1972年に解散となりました。
残されたメンバーも才能に満ち溢れていましたが、モリソンというスターが抜けた穴はあまりにも大きかったようです。

詩人でもあったモリソンは、何を思い、旅立っていったのでしょうか。

The Doors – Touch Me (Live)

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