色んなギタリストがいるけど「ヤン・アッカーマン」はやっぱり別格!

  • 2018/12/05
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フォーカスといえばこの男!

フォーカスといえばこの男!
オランダ出身のプログレッシブ・ロックバンド『フォーカス』。
オランダにおいては『ショッキング・ブルー』らとともにミュージックシーンを盛り上げ、世界的な成功も収めました。

フォーカスの最盛期を語る上で外せないのが、ギタリスト『ヤン・アッカーマン』の存在です。
アッカーマンは、1968年にソロ・アルバムを発売するもヒットには至らず、フォーカスに加入したのは1970年のこと。
フォーカスへの加入がアッカーマンにとって大きな転機となったのは言うまでもなく、加入後は「世界一のギタリスト」にまで登り詰めました。

 

『悪魔の呪文』が大ヒット!

『悪魔の呪文』が大ヒット!
フォーカスは、アッカーマンが加入した1970年にスタジオ・アルバム『イン・アンド・アウト・オブ・フォーカス』でデビューを果たしました。
世界的なヒットを記録したのは、翌年にリリースした2枚目のアルバム『フォーカスⅡ(ムーヴィング・ウェイヴズ)』からシングルカットされた『悪魔の呪文(Hocus Pocus)』。
作曲者は、アッカーマンとフルート・キーボード・ボーカルを務めるテイス・ヴァン・レールです。

同曲は、1971年にヨーロッパでリリースされたものの、イギリスでチャートインを果たしたのはしばらく時が経った1973年のこと。
アメリカとカナダでは1973年にリリースされ、イギリスでは最高20位、カナダでは18位、アメリカでは9位を記録しました。
2010年には、FIFAワールドカップ期間中にナイキのテレビ広告で起用されたことなどが手伝って、2010年6月6日に全英シングルチャート57位に再浮上したこともあります。

筆者のオススメは、同曲のライブバージョン。
ライブでは速いテンポで演奏され、熱気と狂気がよりパワーアップしています。
フォーカスといえばアッカーマンにスポットが当たりがちなのですが、レールの圧倒的なセンスは唯一無二であり、気持ちのいいドラミングやベースラインもたまりません。
同曲とは対照的ではありますが、爽やかなメロディが美しい『シルビア』という曲もオススメです。

 

「世界一のギタリスト」に選ばれる

「世界一のギタリスト」に選ばれる
当時、ギターヒーローの頂点に君臨していたのは、ご存知『エリック・クラプトン』。
英メロディ・メーカー誌の人気投票では、10年連続でギタリスト部門のトップに輝いていました。
この大記録を打ち崩したのが、他ならぬアッカーマン!
1973年、ついにクラプトンを抜いて1位となり、フォーカスと並行して行っていたソロ活動も世界で高く評価されました。

 

フォーカス脱退へ

1976年にフォーカスを脱退した後は、フォーカス加入前に活動していたバンド『ブレインボックス』時代の盟友であるカズ・ラックスとのコラボレーションアルバムを発表し、オランダのアルバムチャートでは最高4位を獲得しました。
1985年には、フォーカスのレールともコラボレーションアルバムをリリースしています。

 

アッカーマンがいなくなったフォーカスはどうなったのか?

アッカーマンの後任となったのは、ジャズ界で有名なギタリスト『フィリップ・カテリーン』。
アルバム『Focus con Proby』がリリースされましたが、1978年にバンドは解散となりました。

解散後はというと、1990年に一時的な再始動として、アッカーマンもともにテレビ番組に出演したり、1993年にはレールとアッカーマンとの連名でライブ活動をしたりと、再結成への期待が高まっていました。
そしてついに2002年、フォーカスが正式に再結成したものの、アッカーマンは加わっていません。

アッカーマンは現在もソロ活動続けており、2016年にはビルボードライブ東京にて来日公演が行われました。
来日公演では、70歳とは思えない圧巻のプレイでファンを魅了!
速弾きも衰えることなく、公演のラストは『悪魔の呪文』を披露してくれました。
是非ともまた日本で素晴らしい演奏を聴かせてほしいものですね!

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