ジュリーこと沢田研二の全盛期は今の○○くらいのレベル!
- 2018/11/01
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沢田研二を知る
さいたまスーパーーアリーナに7,000人もの客を集めながら「少ないから」とコンサートをドタキャンした男、沢田研二は何者なんだと注目されています。
全盛時を知る人の中には、「あの人ならさもあらん」と妙に納得していたりもします。
知らない世代では、「うっそー、有り得ない」とリアクションするでしょう。
きっと普通の芸能人の感覚と違っているからこそできたことなのです。
昔のスーパースターも年を取ると世間を見下すようにもなってしまうのか、これもまた老害かと他人事ながら我が身の心配をするオヤジもきっといたことでしょう。
でもそこまで自信過剰になるほど凄かったのか、例えば今の誰くらいの凄さなのかで説明して欲しくなったりする人もいるでしょう。
改めてジュリーこと沢田研二を世に知らしめる機会にもなりました。
対抗馬は誰もいないのが現実
タイガーズの沢田研二時代でしたら、テンプターズの萩原健一が対抗馬にいたと言われています。
ソロデビュー後に対抗できていたのは、あの西城秀樹でしょうか。
今となっては正直言って人気のある歌手にどんな人がいるのかをほぼ知らない自分が、沢田研二を引き合いに出せる歌手を知っているはずもありません。
そこでちょこちょこ調べてみるのですが、やっぱり今の歌手で沢田研二並みだと思われる人はいないようです。
それはあのような歌手を輩出できる時代では無くなっているからです。
これは沢田研二だけに限ったことでもありません。
強烈な自己アピールをして頂点に登り詰めようとしても、それほど違和感の感じない時代だったのです。
今ではほどほどにしないと、それが人気の芽を摘み取ってしまう要因にもなるような風潮もあるのではないでしょうか。
時代とともに価値観も変わります。
歌手にはなっても、特にスーパースターでありたいと思う若者もいなくなりつつあるでしょう。
受ける側の価値観も多様化しており、好みが分散されています。
沢田研二のように人気が一極集中する状況が生まれづらくなっているのです。
芸能界でもスーパースターの需要も無ければ供給する気も無いと言う現状で、過去のスーパースターと比較するには及べません。
キムタクは比較の対象にはなる
沢田研二と比べられる人を今の芸能界から引っ張り出そうとすれば、強いて言えばキムタク辺りでしょうか。
竹内まりやの歌「今夜はHearty Party」にも出てくるところなどは、沢田研二のポスターがドラマ「寺内貫太郎一家」で毎回、登場していたのと比較はされるものでしょう。
しかし、キムタクはソロシンガーの実績はありません。
SMAPと言うグループサウンズで断トツの人気を博したところは、沢田研二と共通しています。
そんなSMAP解散の今でこそソロデビューの話もあっても良さそうですが、そのパワーは感じられません。
沢田研二の良い意味でギトギトしたような男のエロティシズムを撒き散らそうとするタイプではないでしょう。
それは役者としての演技ぶりからもわかります。
そのガツガツしない飄々としたところがまた、現代人の人気になってもいるのです。
・キムタクの他には
キムタク以外ではちょっとおじさん世代に近寄ってしまいますが、福山雅治、桑田佳祐などが浮かび上がります。
しかし、誰もが思うようにやはり沢田研二とは系統の違う人気と言えます。
福山雅治はひたすら二枚目で押せていますし、桑田佳祐はアーティストとしての才能で押せています。
沢田研二は今でこそ太って残念なルックスになって、さらに今回の騒動で時代の移り変わりも感じます。
ですが、今で言えばキムタクの人気と福山雅治の色気と桑田佳祐の才能を合わせたような存在だったくらいでもあったのです。