知る人ぞ知る「センスと超絶テクを兼ね備えたギタリスト」はこの男!
- 2018/06/20
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あなたはこのギタリストの名前を知っていますか?
スゴ腕ギタリストといえば、
・ガンズ・アンド・ローゼスのスラッシュ
・ライトハンド奏法を世に広めたエドワード・ヴァン・ヘイレン
・ミスター・ビッグのポール・ギルバート
・ドリームシアターのジョン・ペトルーシ
・最も早いギタリスト(Guitar One Magazine誌)に選ばれたマイケル・アンジェロ
・インギーの愛称でお馴染みのイングヴェイ・マルムスティーン
・速弾きの代名詞、クリス・インペリテリ
などの名前があがることが多いのですが、上記の面々をご覧になって「あの男の名前がないじゃないか!!」とプンスカしている方もいるのでは?
筆者も1番好きなギタリストの名前がランキング等でなかなか出てこず、ローリングストーンズ誌の「歴史上最も偉大な100人のギタリスト(2011年改良版)」ですら、あの男の名前がない!!と憤慨した経験があります。
その男の名は、Nuno Duarte Gil Mendes Bettencourt(ヌーノ・ベッテンコート)。
センスとテクニックの両方を兼ね備えたギタリストです。
ヌーノ・ベッテンコートって誰?という方のために…
ヌーノはExtreme(エクストリーム)のギタリストです。
エクストリームはバンドと同じ名前のアルバム「EXTREME」で89年にデビュー。
1990年にリリースしたアルバム「PORNOGRAFFITTI(ポルノグラフィティ)」の「More Than Words(モア・ザン・ワーズ)」で、Billboard’s Hot 100において全米1位を獲得しました。
モア・ザン・ワーズはアコースティックなバラードソングですが、エクストリームの基本的なサウンドはハード・ロック+ファンク!
ファンク・メタルと称されることもあります。
ボーカルであるシェローンのパワフルな歌声と、ヌーノの卓越したグルーヴ感。
そして、重たいだけのメタルとは真逆の、爽快感溢れる楽曲が特徴です。
ヌーノ・ベッテンコートの何がスゴイって?
ヌーノは「ギターソロのパートに突入した途端、これ見よがしに速弾きを繰り出すギタリスト」ではありません。
ヌーノのギターソロも変態レベルで上手いのですが、ヌーノの魅力を語るならテクニックだけのギターソロよりも、多彩なバッキングやキャッチーでカッコいいリフから感じられる、キラリと光るセンスでしょう。
こうしたセンスをいかんなく発揮できるのは、圧倒的なリズム感やテクニックがあってこそですが、ヌーノは10代からベース、ドラム、キーボードも演奏してきたので、さまざまな角度から感性を磨いてきたのかもしれません。
日本との関わり
日本との接点はエクストリームとしての来日公演だけではありません。
日本で結成されたJAM Projectに参加した経験もあります。
JAM Projectとは、日本のアニメソング歌手グループで、アニメソング界の帝王である水木一郎の呼びかけで結成されました。
ヌーノは同バンドのバッグバンドとして、アルバム「Olympia」に収録されている「GONG」と「迷宮のプリズナー」に参加しています。
ヌーノらしさが散りばめられていますし、日本の錚々たる面々もカッコいいの一言なので、ファンならずとも聴いてみる価値はあります。
相棒は「Washburn N4」
ヌーノが愛用しているギターは「Washburn(ワッシュバーン)」のN4です。
ワッシュバーンはアメリカの楽器メーカーで、N4はヌーノのシグネイチャー・モデル。
N4の他に、ソロ時に多用していた「P」モデルもあります。
アンプについては、近年では自身で初めてのシグネイチャー・モデル・アンプである「NB KING100(Randoll)」を愛用している模様です。
マーシャルを彷彿とさせるハイゲインなアンプですが、しっかりとした重厚感もあります。
ヌーノを聴いてみたいと思ったら
ヌーノを聴いてみたいという方には、ベタではありますがエクストリームの「ポルノグラフィティ」をオススメしたいです。
キャッチーで爽快感もあるので、激しいハードロックやメタルが苦手な方も聴きやすいかと思います。
あなたもヌーノの魅力を知って、世界を拡げてみませんか。