どっちがマナー違反か?ハザードの使用問題

  • 2018/05/15
  • ライフスタイル・娯楽
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二重三角マークが意味するハザードの意味

最近では見かける機会が減った感もあるハザードランプの点滅行為ですが、全国的には減っていないのかもしれません。あなたの周囲ではどうですか?

道を譲ってもらったとき、駐車場から出るときに停まってもらったときにパチパチを2回点滅するアレです。ブレーキランプを5回点滅する愛情表現は歌の文句ですが、ハザードで礼をいうのはマナーだと主張するオヤジもいるとか。

実際、頻度が減ったように感じるものの、自分が前に入れてあげた車がパチパチやってくることは珍しくありません。また、ハザードを出さなかった相手に文句を付けるという話も聞かれます。

ハザードの意味

 

 

それでは、本当にマナーとして守るべきことなのかといえば、答えはノーです。強硬にマナーだと主張する層がいる一方で、余計なことであり、円滑な交通の邪魔になると主張する層もあり、確立したマナーとはいえない状態です。広く認知されているとまではいえませんし。

ハザードランプのスイッチの表示って、二重三角のマーク(三重三角?)ですよね。このマークの見た目そのものが、挨拶用とは思えないデザインです。

自動車で三角といえば、三角停止板が思い浮かびます。ハザードランプのスイッチは、三角停止板そっくりに見えませんか?
どう考えても尋常じゃない事態に備えるためのものといった感じです。

あのマークのデザインである三角、二重(三重)三角に、非常用という意味を持たせているのかどうかはともかく、ハザードランプが気軽に使うものではないことは間違いないでしょう。そもそも、本来は法令に規定されている点灯すべきケース以外の使用は何かと誤解を招く可能性があります。

 

二重三角マークが意味するハザードの意味

 

法令の規定とは、たとえば、5.5メートル以上の幅員を持つ道路に駐停車している間や、スクールバスの乗車・降車時などです。こうしたケースでは、ハザードが活躍します。

まぁ、だからといって、故障したわけでもないのに、短時間の路上駐車(もちろん駐停車禁止区間の場合もアリ)をするためのエクスキューズに使うことまでは肯定できませんが。

守れる法令くらいは守りたいが

ハザードをよく使うシーンとしては、スーパーマーケットの駐車場に車を入れる際、後続車などに「今から枠に入れるよ!」という場面があります。お礼代わりのハザードに比べれば、危険を回避する手段となるため真っ当な使用法といえるかもしれません。

しかし、これって合法なのでしょうか?
はい!合法です。

理由は、スーパーマーケットの駐車場だからです。そこは私有地であり、ハザードをつけようが道路交通法のお世話になる場面ではないためです。では、公道上で道に面した駐車場にバックで入れるときなどに点灯させるハザードはどうでしょうか。

これも、厳密には違法ではないということになるでしょう。まず、法令には「これには使用してはならない」とか「これ以外に使用してはならない」などと書かれていません。濫用と判断されるような使用は違法となり得ますが、そうでなければ合法という判断です。

 

守れる法令くらいは守りたいが

 

お礼のハザードの起源としていわれているのは、片手を挙げる礼が見にくいトラック運転手たちが始めたというものです。普通車でも夜間などは手を挙げているのがわかりません。そういった場面ではハザードも一定の意味があるのかもしれません。

しかし、一般化したマナーではないにもかかわらず、それをしない人を攻撃するような結末になるのであれば、お礼のハザードなどない方がマシになってしまいます。「サンキューハザードなんて使い方があることを知らない人もたくさんいる」ということを認識しなくてはいけません。

結論としては、本当の交通マナーは何かを考えて、独善的にならないように注意して運転するオヤジこそが、カッコいいオヤジだということです。

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