カーシェアリングの意外な使い方

  • 2018/03/14
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拡大するカーシェアリング

駐車場大手のタイムズが展開するなど、カーシェアリングの知名度が高まり、サービスが拡大するにつれて、単に簡便な車の時間貸しとしてではなく、使い方の幅も広がっているようです。

そもそも、カーシェアリングとは、レンタカーのような借り手も車も完全オープン形式の時間貸しではありません。決まった車(ただし、複数の車が用意されていることも多いようです)を決まった複数会員がシェアするかのような形式にすることで、便利にチョイ乗りできるのがメリット。

カーシェアリングの意外な使い方

最新のシステムでは、いちいち窓口へ向かう必要もなく、スマホから予約でき、駐車場へ行くだけという手軽さです。ドアロックは会員カードで解除するなど便利なハイテクシステムがあります。

カーシェアリングが拡大する背景には、都市部の駐車場代の高さと公共交通機関の充実があります。とくに、東京都心などでは車を所有するほどの必要性に乏しく、経費が高くつくため所有する意欲も少ないといわれています。しかし、車を利用するシーンがないわけではなく、従来はレンタカーを借りるなどで対応していました。より便利なカーシェアリングが人気になるのは必然といえるでしょう。

そして、地方においても車の所有欲と高い経費との兼ね合いで、カーシェアリングを選択するオヤジが増えているのです。

しかし、単なる移動や運搬の手段として利用されているだけではありません。カーシェアリングには意外な使い方があったのです。

カーシェアリングが拡大する背景

 

時間を有効に使えるカーシェアリング

車として考えた場合は思いつきにくいことですが、カーシェアリングには小さな空間としての利用価値があります。

ちょっと時間つぶしをしたいとき、喫茶店やネットカフェなどに入ることがあるでしょう。時間つぶしだけでなく、外出先での調べものや事務処理、果ては営業をさぼっての昼寝など、落ち着ける空間の需要は小さくありません。

営業車で移動するサラリーマンなら話は簡単ですが、電車や徒歩で移動するビジネスパーソンの場合、手頃な空間の確保に困ることがあります。そんなときに便利なのが、カーシェアリングというわけです。

・休憩スペースとして
営業用のライトバンや軽自動車が路上などの木陰に並んでいる光景は、都会でも田舎でも関係なくよく見られるものです。社内では、休憩中の営業マンたちの寝姿などが…。しかし、看板車はイメージの問題がありますし、決まった車ですから寝にくくても我慢するだけとなります。

一方、徒歩や電車移動の場合は、カーシェアリングで好みの車種を選べます。コーヒータイムのついでに一眠りしたいとき、適した車を借りれば有意義な時間を過ごせるでしょう。借りた車を動かさずに、そのまま駐車場で利用すれば、路上駐車する必要もありません。車を借りたのに1ミリも走らない!まさに、意外な使い方です。

・資料の整理に
外回りをしていると、出先で資料を整理する必要が生じることがあります。そんなときに喫茶店を探すこともありますが、情報漏えいなどを考えると、ベストだともいえません。カーシェアリングなら、完全個室で作業できます。

人に聞かれたくない通話をするときにも使えます。

需要と供給はお互いに作用して増えるもの

・まだまだ使い方いろいろ
タイムズのホームページには、こんな使い方をしているとの事例が掲載されています。それによると、電車が事故でとまってしまったときの代替交通手段として活用や、通院などのニーズに応じた活用例が豊富です。

こうした使い方が自在にできるのは、利用可能な車とスポットが多いことと、いろいろな車種があることが前提となります。ただ、拡大するカーシェアリングとはいえ、地方ではまだまだそこまで整っていないのも事実です。需要と供給はお互いに作用して増えるものといえます。もっと便利な使い方ができるように、カーシェアリングを積極的に利用してみませんか。

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