アメリカではプレミアムテキーラが、ブームになっています

  • 2018/09/22
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セレブたちが次々と進出、プレミアムテキーラ

セレブたちが次々と進出、プレミアムテキーラ
サミー・ヘイガー、この名前を聞いて懐かしさを感じる人も多いはず。
ソロとして、そしてヴァン・ヘイレンのボーカリストとして、1980年代に数々のヒット曲を飛ばした人物ですね。そんな彼の近況をウィキぺディアで調べていたところ、意外な一節を見つけました。
「テキーラ好きが高じて、テキーラブランド『Cabo Wabo(カボ・ワボ)』を設立」

ヘイガー氏だけではありません。ジョージ・クルーニー、ジャスティン・ティンバーレイク、カルロス・サンタナなどなど、アメリカのセレブリティたちは、近年こぞってテキーラのブランドを立ち上げているのです。

その背景にはアメリカの富裕層の間で、上質なテキーラをたしなむのがトレンドになっていることがあるといいますが……まあ、私、アントニオ犬助にはピンと来ないのです。
なぜなら、テキーラのイメージといえば「酔うための酒」だから。
炭酸で割ったテキーラを次々とあおっていくという、どちらかというと貧しい人たちが楽しむ酒というイメージが強かったからです。

 

上質なテキーラは、まず色が違う

ならば、上質なテキーラとやらを試してみるか。
犬助が手に入れたのは「クエルボ1800レポサド」なるボトル。
原料はリュウゼツラン(アガヴェ)100%、1年ほどの樽熟成を経たもので、ホセ・クエルボ社が生産するテキーラの中ではプレミアムの部類に入る一本なのですが、驚かされたのがその色目。
犬助が知っている透明なテキーラと異なり、ウイスキーよろしく琥珀色をしているではないですか。フタを開けてみると立ちのぼる香りも丸い。一気飲みで親しんだテキーラ特有のトゲトゲしさが、ずいぶん抑えられているようです。

そして口に運んでみると、まあ美味いんですよね。
まろやかというかスムーズというか、テキーラでイメージしていたものとずいぶん違う。
ブランデーの様に食後酒として、チビチビやるのにピッタリの味わい。勢いで飲んでしまうにはもったいないほど上品なのです、プレミアムテキーラって。

 

ロックで楽しむのも乙なもの

ロックで楽しむのも乙なもの
「クエルボ1800レポサド」、これでいて値段は3,000円ちょっとですからコストパフォーマンスも高いもの。クエルボ1800のシリーズにはレポサドの上に「アホネ」というものがあり、こちらは1年以上の樽熟成を経たもの。レポサドより濃い琥珀色をしていますから、もっと深い味わいを持っていると予想されるのですが、これですら実売で5,000円程度。
もっと高級なプレミアムテキーラならば、どれほどの味がするのであろうか……恐らく、富裕層を夢中にするにも充分なものなのでしょう。

ではプレミアムテキーラは、どんなグラスで飲むのがふさわしいのか? なのですが、どうやらブランデーグラスで舐めるように楽しむというのが正しい様子。

犬助はいつもウイスキーでやっている通りロックで飲んでいるのですが、これでは芳醇なプレミアムテキーラの香りを存分に楽しむことができないと、テキーラ通からお叱りを受けそう。でも、溶けゆく氷と共に楽しむテキーラもなかなか乙なものなのです。

 

100%アガヴェがプレミアムの証

100%アガヴェがプレミアムの証
酔いたい時にあおる、こんな従来のテキーラのイメージが変わったのが1993年。
「100%アガヴェ」なる規定がメキシコで定められ、サトウキビやトウモロコシも原料に含めたテキーラと、原料にリュウゼツランのみを用いたテキーラが明確に区別されるようになったのです。
そんな100%アガヴェの美味さにエキサイトしたのがアメリカ人たち。
セレブリティたちもブランドの設立に乗り出したというのが、プレミアムテキーラの現在までの流れ。海外のトレンドに目がない日本にも、近いうちにテキーラブームが到来することは間違いないでしょう。

それに先がけてバーでテキーラをオーダーできるオヤジはひょっとしてかっこいいかも。
となりに座っているであろう女性には、プレミアムテキーラをベースにしたマルガリータなどをオーダーすると、ひょっとして株が上がるかもしれません。

ところで冒頭のヘイガー氏、テキーラのCabo Waboだけでなく、現在では「Cabo Wabo Cantina」なるナイトクラブも複数経営、実業家として大成功している様子です。そんなCabo Wabo、アマゾンで6,000円程度で手に入れることができるといいます。

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アントニオ犬助
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みんなに嫌われるジジイを目指して、日々精進中!!
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