中古のロレックスを購入するのが「正しい」という理由
- 2017/01/02
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代わり映えがしないロレックスだからこそ
時計業界の熱い視線が注がれる一大イベントといえば「バーゼルワールド」、毎年春にスイスの地方都市バーゼルでおこなわれる、世界最大の時計と宝飾品の展示会です。そこでは世界中のありとあらゆる時計ブランドが新作を発表しますから、それぞれの方向性や意気込みが読み取れるのですが、まー百年一日のごとく代わり映えのしないコレクションを出品し続けるブランドがあります。
はい、誰でも知っているロレックスですね。
時計オタだけのものではないのだ!!
あのド定番、デイトジャストのケースサイズが36mmから41mmになったのが2009年、それ以降大した変化もせずに迎えた2016年「ムーヴメントを最新の3235にしました!!」っていわれても何のことやら。大体、最大の変化!!とか大騒ぎされた2009年にしても、ケースサイズが5mm大きくなっただけですぜ。
いくらゴールドとK18のコンビのデイトジャストをロレゾールと呼ぼうと何しようと、まあ保守的すぎてあくびが出てしまうというもの。ギザギザのフルーテッドベゼルを持ったコンビのデイトジャストは、オヤジのシンボルでしかない……「そんなことを思いつつも現物を目にしたら、この印象が大きく覆される。たった5mmの変化、そしてちょっと太くなったインデックス」何ていっているのは、時計オタだけなのです。
コストパフォーマンスという視点で選ぶならば
しかし、この保守性がロレックスの強み、というかロレックスオーナーにとっての強みです。いつまでたってもデザインが大差ないということは、古いものを身に着けていてもバレない。
ということは、中古のロレックスを買ってしまえばいいじゃない!!ということになります。
中古のロレックスを購入するメリットは多々あるのですが……以下はその一部。
・値段が安い、まあ飽くまでも新品と比較してなどですが、1970年代のデイトジャストならば10万円代から購入可能です。もちろんデザインは現行のものと変わりますけれど、時計に興味のない人にとっては変わりません。
・タフかつ生産数が多いので、気を使わずに長い間使用できる。めったに壊れない上に、万が一壊れてもパーツがないから修理ができないということが、起こりません。個人的にはロレックスの一番の美徳は、この点にあると思います。
・そして高く売れます。1990年に購入したデイトジャストを20年間使って売却したら、30万円程度の値段がつきました。20年間で20万円の価値が減少した計算、1年に直すと1万円……つまり、値段の下がり具合が非常に緩やかなのがロレックスの特徴。これがエクスプローラーなどスポーツモデルならば、その傾向は更に顕著でしょう。
ロレックスのオーナーだけが知る楽しみ
つまり中古で安価なロレックスを買って、10年ほど使って売却すれば、結果としてまあ経済的なこと。だって、1万円程度で購入した時計が10年持つとは考えられません。
そして……多くのオーナーが口をそろえていう「ロレックスの良さは所有して始めてわかるという」言葉が理解できるということでしょうか。
飛び抜けたタフさや防水性能で命が助かったというケースもあるでしょう、どこかのお姉ちゃんと楽しいひと時を過ごすキッカケになったということもあるでしょう、それから……まあ、それはオーナーだけが知ることができる楽しみということ