アスレジャーの裏に潜む、危険な罠
- 2017/04/24
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新種のスウェット族が誕生したのか?!
スウェットパンツやスウェットの上下を着用している人たち。
深夜のコンビニや「驚安の殿堂」ドン・キホーテ界隈でしか見られなかった希少種。
彼らは、髪の毛を2段階に染め分けていたり、VIPカーなる車輌を使用していたりと、特異な外観で知られていました。
その一方で最近見かけるのが、スウェットを着用する人々の新種。
新種のスウェットパンツの丈は短め、シルエットは細身、そして一様にオシャレ・オーラを放っています。
「むむ? いったいスウェットに何が起きているのか……」ちょっと注目していた所、アスレジャーなる言葉を発見しました。
単なるスウェットではない「アスレジャー」
「アスレジャー」なる言葉が囁かれ出したのは昨年の春ごろ。
どうもアスレティックとレジャーを組み合わせた言葉で、ジムに通うようなスポーツウェアをカジュアルに取り入れるスタイルだとか。
要は街着にも使えるスポーツウェア、ナイキやアディダスなど大手スポーツブランドや、スポーツとは直接関係のないアパレルブランドも市場に参入、盛り上がりを見せているというのです。
ああ新しいスウェットの人たちは、この流れにいち早く反応したオシャレさんだったのね。
なるほど、あのオーラも納得できますし、シルエットなどが従来のスウェットと違うのも、納得できるというものです。
市民権を得たのは、スウェットではない
その背景には、タイトシルエットや、ハイヒールやら体がリラックスできない服への反動があるといいます。
確かにスキニージーンズなどは窮屈なもの。だからもっと楽なスタイルへというファッションの流れがあるのは理解できるのです。
しかし、これは非常に危険な兆候です。
街中でスウェットを履きこなすオシャレさんを見つけた=スウェットが市民権を得たと思い込み、ファッションに取り入れてしまうと罠にハマることになります。
なぜなら、オヤジは気を抜いた途端に醜悪な生き物へと変化するから。
なぜならば、オヤジはリラックスしてしまうと際限なくリラックスするから。
リラックスを賞賛するアスレジャーを何も考えずに取り入れると、単なるだらしないオヤジと化してしまうのです。
だらしなさを加速するアスレジャーの危険性
体系がだらしなくなったり、頭髪が薄くなったり、所構わず屁が出てしまったり、オヤジはスキが出やすい生き物です。
そんなものがアスレジャーなる言葉に乗せられて、スウェットを着てしまった日には目も当てられません。
アスレジャーを楽しめるのは、節制が効いたスキのない人たちのみと心得なければならないのです。
もしくは、アスレジャーを楽しむためにスキを作らないという努力が必要なのです。
このように考えるとアスレジャーなるファッション、タイトシルエットよりも遥かにハードルが高く思えてくるもの、いや実際にハードルが高いのが、アスレジャーというスタイルなのです。
これからの季節、アスレジャーを勘違い。
単なるオヤジ性が全面に露出してしまった、更なる新種のスウェットの人たちが増殖することを予言・警告しておきます。