バーキンを買うための意外な方法とは?
- 2017/01/17
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バッグの女王、爆誕!!
バッグメーカーの社長が、たまたま隣り合った席に座った女の子にバッグをプレゼントしたとか……これが、そこらのバッグメーカーならば「さすが社長、お盛んですね!!」と、下卑た笑いとともに肘鉄で「コノっコノっ」とされる事態になると思うのです。
しかし、メーカーがエルメス、女の子がジェーン・バーキンだと事態は一変。世界中の女子がよだれを垂らして欲しがるという、バッグの女王が爆誕してしまうのですから面白いですね。
あの、あこがれのエルメス「バーキン」
バーキン……まあ、バーキンなんですよ。何の事はないバッグだと思うんです、あの両サイドから伸びたベルトといい、上からかぶせるフラップといい機能性が優れている?いやいや決して使いやすいものではありません。確かにデザインは洗練されている風はあるものの、数多くのコピーが生み出されるほどの名作なのかというと、やっぱり疑問に思います。
「だって、ジェーン・バーキンだぜ、あのセルジュ・ゲーンズブールと浮き名を流し、シャルロット・ゲンズブールを産んだという……」こんな風にジェーン・バーキンが絡んでいるからこそ現在のバーキン人気だとは思うのです。しかし、人気は異常だと思いませんか?だって、金があるから買えるってわけではないんですよ。
まあ、100万円は下らないバッグにもかかわらず、エルメス・ブティックに入荷しても即日完売してしまう。少々の使用感があるぐらいならば、ブランド専門のリサイクルショップに持ち込めば、簡単に定価を上回ってしまう。
もしも、バーキンを定期的に仕入れる術を持っているならば、もうそれだけで生活してしまえるという特殊な商品なのです。
バーキンを買うという修行
ある人は、エルメスのブティックのそばに住んでいたこともあって、毎日ショップへ足を運んだけれど購入することができなかったとか。
またある人は2年間、エルメスの商品を特定の担当者から買い続けた結果、バーキンの入荷を教えてもらえるまでになったとか。
今やデパートの外商に頼んでも、断られる事態だとか。
……バッグ一つになぜ、そこまで熱心になれるのか全くわからないのですが、バーキンを買うとはそういうことだそうですが、修行か?これは。
なんでしょうな?この変な感じは。
あれ?!意外と簡単に入手できる?
こちらは最近あった話。
ある人がエルメスのブティックに足を運んだところ、たまたまバーキンの35が入荷しており、購入がかなったといいます。
気になるのはその時に、どんな技を使ったのか?というところ。
・ブティックでバーキンの入荷があるかどうかたずねる。
・しばらく待たされた後、1個だけ入荷していることを知らされたので、見せてもらうことにする。
・本当は40のサイズが欲しかったのだが、その時の入荷はすでに所有している35。
・でも、滅多にない機会ということで、その場で購入を決める。
……それだけ、だそうです。
これが、バーキンを買う方法だ!!
「バーキン、買うことができたのよ♪」と、その人は終始ご機嫌でした。
その過程でわかったことは、
・販売していいかどうかの判断は一スタッフには任されていないということ。
・過去の販売履歴と照らし合わせた上で販売するかしないかのルールがあるのではないか?
ぐらいで、それほど厳格がルールがあるわけでもなさそうなのです。
つまり、運よく入荷があって、販売していいという判断が下されたならば、購入が可能というのがバーキンの実態。2年間も通う必要が本当にあったのかよ?と疑わしく思うのです。
そして、ここ一番にバーキンを贈りたいと思っている人にとっても、そのチャンスはあるという、朗報でしょ?
で、その現物を観たのですが……やっぱり、ただのバーキン、特に魅力を感じることができなかったのでした。