筋トレ初心者の悩みに答える!減量と増量どっちが優先?
- 2017/09/07
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筋力強化と除脂肪はどっちを優先させるべき?
今回もまた、新たな決意を胸にこれから肉体改造に取り組もうと考えているオヤジの皆様へ向けて、効率よく体を変えるためのアドバイスを一つお贈りいたしましょう。
「ダイエットと筋力増強どちらを優先させるべきなのか?」
これも私がよく受ける質問の一つですね。基本的にダイエットと筋力増強は同時に達成するのは難しいと言えます。栄養が足りない状態では筋肉は増えにくいからです。つまり効率が悪いんですね。
そのため、増量期と減量期をそれぞれ分けてボディメイクを進める方が合理的ですし結果もスピーディーに得られます。
ただ、じゃあどちらからスタートすればいいんだよ?!という疑問が発生するわけですね。これは当然のことと言えます。
今回はこの肉体改造スタート時の方向性について、考え方の基本を解説していきましょう。
まずは現状認識から
何よりも重要なのは自分の体型の現状認識です。痩せているのか、太っているのか。それとも中肉さんなのか。これを正しく知っておかなくてはいけません。
体型がどちらかに思いっきり偏っている人はある意味悩まなくても良いので楽と言えます。痩せ体型の人は多少脂肪がつくのは無視してガンガン食事量とトレーニンボリュームを増やすべきですし、太っちょさんはダイエット向けのプログラムにまずは数ヶ月専念すべきです。
問題は中肉さんやちょい小太りの方。こういう方は今後の展開や理想体型を意識しながら少し慎重に方向性を考えなくてはいけません。
考え方①時期から判断する
ある程度バランスの良い、筋肉量があって脂肪はシェイプされている。そんな体を完成させるまでにどのくらいの時間が残されているのかという観点から増量・減量の順番を考えてみましょう。
例えば、秋からスタートして翌年の7月頃には一区切りつけたいというのであればまずは筋肉増強から始めるべきです。減量は春先から始めても間に合いますから、秋の時点で焦ってダイエットを始めてしまうと筋肉を効率よく付けるタイミングが無くなってしまいます。
なんでもかんでもバカスカ食べて良いわけではありませんが、じっくりハードな筋トレに取り組みつつカロリーを減らしすぎないよう気を配ります。たんぱく質は体重の2.5倍のグラム数を毎日摂取し、炭水化物は低GIの物を選んで食べるようにしましょう。
また、残り半年以下の期間しか残されていないのであればあまり脂肪は増やせません。ダルダルな体で夏を迎えてしまいます。
そういう場合はカロリーをギリギリまで抑えつつ筋トレを続けることになります。比重としてはダイエット7で筋肉増強が3くらいのイメージですね。まずは体脂肪を削って見栄えのする腹筋を手に入れることを目指しましょう。
考え方②目指す体型から考える
最終的な理想の体型から方向性を決めるという考え方もアリですね。
ゴリゴリゴリマッチョを目指すのか、それとほ細マッチョなのか、もしくは重量級の柔道選手のようなとにかくハイパワー体型を目指すのか。人それぞれ目標は違っていて当然です。
とりあえず、一番需要の多い「細マッチョ体型」を例に挙げると、太りすぎの人の場合は時期など関係なくひたすらダイエットするべきです。むしろ太っている人の場合は頑張って痩せるだけでカッコイイ体に慣れることも多いのです。日頃から脂肪というウエイトを背負って生活しているわけですから、筋肉は意外にも鍛えられているというわけです。
逆に痩せている人というのは、将来的な減量の苦しみや長期化を心配する必要がほとんどありませんからタンパク質量と炭水化物量を増やして体を大きくすべきです。痩せ型の人は栄養の吸収力が弱い場合もありますから、そのような人は消化酵素薬を使うと早く結果が得られるようになります。
太り気味の人も痩せ型の人も、どちらが有利ということはありません。正しい道を正しい方法で進めば数ヶ月で劇的に体を変えることができます。理想の体には何歳であってもたどり着けます。自分の体を信じ、ハードワークを続けましょう。絶対に成功させるという強い意思が大切です。