フィットネス業界はウソまみれ?無駄なお金と時間を使わないために…
- 2017/01/15
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楽してダイエット?楽してマッチョに?
これまでの健康志向に加えてフィットネスにより筋肉を増やしたり体脂肪を減らそうという人がどんどん増えています。これは老若男女問わず、もちろんオヤジ世代にも共通している最近の大きなトレンドですね。
しかし、フィットネスに取り組もうと考えている初心者を取り巻く環境は、実はとても雑音が多く、知識や経験の浅い人を悪い意味で惑わせてしまう要因がたくさん散乱しているのです。
例えば、「飲むだけで痩せる!」とか「腹にまくだけでシックスパックになれる!」などといった触れ込みでテレビや雑誌ではたくさんのサプリメントや健康器具が販売されています。
誰だって楽して脂肪を落としたり、お腹がバキバキになるんであればそれは望むところですよね。しかし、このような「人の欲望」や「弱み」につけこもうとする商品にはハッキリ言って何の効果もありません。お腹をビリビリさせてシックスパックを作ろうという商品で本当に腹筋が割れるのであれば誰だってシックスパックになっているはずです。しかし、現実はそうではありませんよね。広告塔に使われているアスリート達がなぜ毎日のように激しいトレーニングを積み重ねているのでしょうか。商品が本当に効果があるのであればそんなトレーニングをする必要は全くないはずですよね。
業者はお金が欲しいんです!
このような商品の存在価値は、実際に筋肉が発達したり体脂肪が落ちるかどうかという意味では「ゼロ」です。しかし、「鍛えた気になりたい」「痩せる努力をした気になりたい」という人の自己満足感はある程度満たすことができます。結果は全く得られなくとも「それでいいんだ」と思える人のニーズには応えることが出来るわけですから、そういった意味では存在価値があるのでしょう。
業者や広告の出演者の目的は「お金」です。消費者の体が本当に変わるかどうかに彼らは何の興味もありません。効果があろうがなかろうが、消費者がお金を出してくれさえすればそれでいいのです。
体脂肪率に振り回されない
お金に取り憑かれているのはサプリやフィットネス用品の販売業者だけではありません。ジムにいるパーソナルトレーナーの一部もあの手この手を使って利用者にお金を支払わせようとしています。
例えば体脂肪。あるトレーナーはパーソナルトレーニングの初日、トレーニング直後に体脂肪率を計測します。そしてパーソナルトレーニングの最終日、今度はトレーニング開始前にしっかりと水分補給をしてもらってから体脂肪率を計測します。
水分は脂肪ではありませんから、飲めば飲むほど体脂肪率は少なく算出されます。しかし利用者は水分の影響など全く考えませんし知りもしませんから、トレーナーの罠にまんまとはまってしまうのです。その後、自分なりのトレーニングをしてもなかなか効果を得られなかった利用者は再びトレーナーにパーソナルトレーニングの依頼を行うというわけです。
一般的なインピーダンス法で計測する体脂肪率にはほとんど意味がありません。ましてや水分量や腸の内容物に大きく左右される値に振り回される程馬鹿馬鹿しい事はないのです。
シンプル イズ ベスト!
フィットネスの王道はとてもシンプルであり、原理原則を意識し続けることでくだらない罠やウソから体と財布を守ることができます。
体脂肪を落とすためには摂取カロリーを消費カロリーより少なくする事が一番重要であり、筋肉を増やすためにはタンパク質量をしっかり確保する事。そして何よりも漸進性の原則と真摯に向き合う事が最重要です。
やるべき事は分かりきっています。問題はどのようにしてそれを実現するのかです。NO PAIN NO GAIN.何かを得るためには努力が必要です。正しく努力する事で必ず結果は得られるのです。