今年のコートはどう選び、どう着こなす?

  • 2017/10/20
  • ファッション
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  • ファッションマジシャン◆ yutaka
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 毎年、冬はやってきます。

そんな当たり前の冬は当たり前の様にコートを着ます。

そんな当たり前の様なあなたのコートは、当たり前の様に格好良いですか?

 

Yes of course!!

 

なら、どうぞそのままご自由に自由なファッションライフをお楽しみ下さい。

 

、、、それ以外の方は、いまから「当たり前の様に格好良くなる」街着として使えるコートの秘訣をお届けしましょう。

ちなみに、去年の今頃にもコートについて書いていますから、そちらもご確認いただけるとさらに良いでしょう(コートの記事はこちら)。

 

コート姿が格好悪くなるポイント

コート姿が格好悪くなるポイント

コート姿を格好良くするにはまず、格好悪くならない様にすれば第1関門突破です。

ということで、格好悪くなるポイント、格好悪く見えてしまうポイントをざっと挙げてみましょう。

 

・ヨレている。汚れている

・サイズが小さ過ぎてパツパツ

・サイズが大き過ぎてダボダボ

・着丈が長過ぎる

・袖が長過ぎる

・形や色、柄が派手過ぎる

・コスプレ感が出ている

 

どれか1つでも当てはまれば、格好悪く見えてしまっている可能性大です。

 

今年は大きめサイズに要注意

今年は大きめサイズに要注意

服選びでサイズは最重要ポイントの1つです。そんなサイズですが、今期売られているコートを買うなら「大きめサイズ」には要注意です。

なぜなら、流行に「ビッグシルエット」という、大きめサイズを着る流れがあるから。流行モノをしっかり提案してくるお店では、この大きめコートをさも当たり前のようにオススメしてくる可能性があります。

でも、コートで大きめって、着こなしのバランスを上手く取らないと単に野暮ったくなりやすいのです。つまり、難易度が高めなんですね。

そんな、流行が終われば単なる大きくて難しいだけのコートを買ってしまわないようにするのが得策です。

 

コートはこの形に要注意

52コートはこの形に要注意

さて、流行だけではなくコートにはその他の服と同じく、難易度の高い形が存在します。これは形そのものが難しいというのもありますが、そうでなくても多くの人がその形に持つイメージによって難しくなるものもあるのです。ファッションに自信が無ければあまりオススメできない形をご紹介しましょう。

 

・ダウンコート

これは、モコモコとしてボリュームがある為に、全体的なイメージが野暮ったくなりがちだという、形による難しさがあります。

・アウトドアコート

機能性優先のデザインが多いため、街着としてお洒落に着こなすにはそれなりのテクニックが必要になります。単に着ているだけだと「これからどこの荒野に出かけるの?」と疑問を持たれてしまうかも!?

・ニットコート

ニット素材で作られたコート。買った当初は良いものの、毛玉ができたり型崩れしたり。使い続けていく上ではメンテナンスの知識と着こなし力が求められるので、気軽に長く着続けられるコートとは言い難いのです。

・ロングコート

長いコートは全身がほぼ隠れるために、コートの着こなしがほぼ、全身の着こなしとなり、その分コート1着での難易度が上がります。サイズを間違えたりして下手をすれば、変質者に見えてしまうという危険も!?

・トレンチコート

年配の方のイメージはハンフリー・ボガートでしょうか。ハードボイルドなイメージを強調するアイテムとしてこのコートは多くの人に認知されています。そんなイメージが強い分、昔から定番のコートなのですが、気軽な着こなしはなかなか難しいところです。最近は着崩すスタイルが出てきていますが、そのあたりはまだファッションレベルの高い人に任せておいた方が良い段階と言えそうです。

・ダッフルコート

元々は漁師の仕事着で、海軍でも採用された事があるタフな男らしさのある経歴を持つコートですが、日本でのイメージは「学生の着るコート」が強いですよね。そのため、大人の男性が本来の男らしいイメージで着こなそうとしても、よほどバッチリと着こなさないと「学生のコート」のイメージを拭えないという難しさがあります。

・レザーコート

こちらもハードなイメージですね。映画で悪役か着ていると悪徳度がアップする効果的なコートです。あまりにも男らしく、セクシーさも演出できるのでクセの強いイメージがあります。さらっと着こなすには、テクニックが必要ですね。

・ミリタリーコート

ハードなイメージ続きですが、男のコートは男らしさを表現するために作られたものが多いですね。ミリタリーコートもまた、戦争において「強さ」や「威厳」を表現するデザインが施されています。男臭さを感じさせやすいコートなので、普段さらっと着るにはこれもまた、難易度が高めです。

・フード付きコート

フード付きのものもまた、イメージは「かわいい」というものが付くのです。そのため、アクセントとして取り入れるのは良いのですが、冬に毎日着るコートでフード付きを選ぶと「あの人はちょっとかわいい感じ」というイメージが付きやすくなります。それを狙うなら良いのですが、大人の男らしさを演出しようとすると、難易度は上がるのです。

いずれも、汎用性の高い街着として使うには難しいコートたちです。さらに、男性はこういったコートに特別な思い入れを持っている場合もありますね。もしミリタリーコートが好きだ!とかアウトドアコートの機能性に惚れてるんだ!とか、そういう趣味があるなら、尚更客観的な視点でコートを選ぶ事をお勧めします。そういった趣味は素晴らしいのですが、のめり込む程に一般的な感覚とのズレが広がりがちですからね。

 

つまり、普通にシンプルに

つまり、普通にシンプルに

さて、ここまでの注意点に気を付けながら選ぶと、どんなコートになるのか?簡単に言えばそれは「普通でシンプルなコート」という事になります。一言では簡単なんですが、その中身はひとつひとつ見ていくとそれなりにあるという事です。

形で言えば、バルマカーンコート(バルカラーコートとか、ステンカラーコートとも呼びます)やチェスターフィールドコート(チェスターコートとも呼びます)はシンプルで汎用性も高く、大人の男らしさも出せるので、基本的なコートとしてオススメします。特にこの2つの形であれば、たいていのテーラーでオーダーできますから、気に入った生地で、しかもジャストサイズで手に入るのですから、やはりオススメなのです。

 

コートは肩で選ぼう

コートは肩で選ぼう

そんなコートですが、選ぶポイントは「肩」です。コートは前を開けて着ることも多いので、身体のどこに接してホールドしているのかというと、「肩」なんですね。この肩が合っていないと、コートを着た印象が途端に野暮ったくなってしまうのです。肩に余計な負荷がかかることなく乗っている状態が良いですね。感覚としては、「手に持った時に感じるコートの重さが、着るとそれほど感じなくなる」というのは、肩できちんと着られていると言えます。着丈や身幅、袖のサイズ合わせと関連してくるポイントなので、まとめて一緒に確認しつつ選ぶと良いですね。

ちなみに、ここでもやはりオーダーにすればサイズはバッチリ合わせてもらえるのでオススメですよ。

 

お洒落オヤジのコート姿は上品に

お洒落オヤジのコート姿は上品に

大人の男が装うなら、ワイルドとかタフとかデンジャラスとかセクシーとか、そういうのをやろうとする前にまず、上品さが必要です。もちろんコートの着こなしも同じ。

「上品さを漂わせることを意識して着こなす」ことをお洒落オヤジの基本としていただきたいと思います。基本という事は、流行などに振り回されそうになった時、ふと立ち止まって立ち返る着こなしにするという事です。ワイルドとかタフとかデンジャラスとかセクシーとかそういう事をやって「あれ?あまり印象良くないかも?」と思っても同じ。まずは自分が上品に装えているかを鏡の前で確認してみましょう。

上品というのはつまり、変に誇張することもなく、奇をてらうこともなく、自分のイメージに馴染むものを自然に着こなすという事です。こだわるなら、素材のクオリティや、身体にフィットするサイズ感です。

 

ここまで読んで「あれ、これって特別なことなんて言っていないよな」と思ったあなた、正解です。当たり前の格好良さというのは当たり前な事の積み重ねによって出来上がるのですから。でも、こんな当たり前をクリアできているオジさんって、身の回りにいますか?とても少ないですよね?

だからこそぜひ、これらの当たり前をクリアして、当たり前の様に「格好良い!」と言われるコート姿を楽しみましょう。

この記事の作者

ファッションマジシャン◆ yutaka
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ファッションの専門学校〜アパレル業界での経験を活かし オシャレに自信がない男性から 豊かな人生を自在に楽しむスマートミドルへ大変身するための マジックの様なファッション=ファッションマジックをお届けします。
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