ぎっくり腰の原因の8割が関節痛と疲労!治療は安静だけじゃない!
- 2018/01/16
- ヘルスケア
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寒い季節になると、多発するのが。ぎっくり腰。
大掃除の時に、外で慣れない重い荷物を持たされた後、お正月に呑んで喰ってって寝てを繰り返し、
いざ出勤の初日にやってしまった人もいらっしゃるでしょう。
別名『魔女の一撃』と呼ばれる、ぎっくり腰は、実は疲労が溜まって起こるのが明らかになってきました。
ぎっくり腰は3つに分類される
ぎっくり腰の正式名称は、急性腰痛症。主な原因は3つに分類されます。
1:筋膜の炎症
2:腰椎の関節(椎間関節)の炎症
3:仙腸関節の炎症
この他にも、ぎっくり腰だと思っていたら圧迫骨折だったという場合もあれば、ヘルニアだったという説もあります。
椎間板ヘルニアの場合は、足をあげるSLRテストというものをします。
テストで足首を90度に曲げ、上げた方の足と床についた片方の足との角度が20度以下だと陽性という事になります。
1の場合は、筋肉を覆う筋膜が痛んだもので、筋膜を痛めた箇所が肩だと五十肩と名称が変わります。
筋膜をほぐせば、その下にある筋肉のこわばりがほぐれてきます。
トリガーポイント™フォームローラーや、接骨院では、交感神経に働き掛け筋膜を活性化する格子状のテープ・エクセルテープを使う事もあります。
2の場合は、再発しやすい、ぎっくり腰のタイプとして挙げられます。
腰から下の4番目と5番目の腰椎が何等かの原因でズレているのが原因で、接骨院で定期的に、ズレた腰椎の位置を治して貰う事が大事です。
ヨガでも腰椎を伸ばすストレッチがあるので、そちらをやってみるのもおすすめです。
3の場合は、骨盤の骨である仙骨(せんこつ)と腸骨(ちょうこつ)の間にある関節で、MRI画像にもほとんど映らない、動きも3mm~5mmしか動かない関節です。
しかしこの関節が動かなくなる、異常をきたす事で、1や2のタイプの、ぎっくり腰を併発する事もあります。
仙腸関節が原因で起きる、ぎっくり腰
仙腸関節が原因で起こるぎっくり腰は、臀部や鼠径部の凝りからはじまり、片足がつってきます。
重いものを持った後だったり、トレーニングをしすぎた後に、臀部や鼠径部が凝った後に、ぎっくり腰になったとすれば、このパターンです。
これを放置しておくと、腰椎の関節の炎症を伴うぎっくり腰に移行するので、朝突然起きられなくなる事も。
ぎっくり腰になり、ゆがんだ腰骨は、起きている間は筋肉がしっかりと守ってくれますが、寝ている間は、
筋肉がすっかり緩んでしまっているので、歪んで炎症を起こした骨や関節は全く守られていない状態となっています。
その為、痛みという形で警告を促しているのです。
仙腸関節が捻挫を起こす状態で、ぎっくり腰になると、仰向け、うつ伏せに寝れない、長い間椅子に座れない、椅子から立ち上がる時にお尻の下の方が痛いと言った、生活上の支障が出てきます。
これは関節の可動域が、腰に負担のかかる作業や悪い姿勢で狭まる事で、腰、お尻、膝、脚(足)の関節が硬くなり、股関節に影響を及ぼし、仙腸関節をロックしてしまうので、ギックリ腰が起こるのです。
では、仙腸関節が原因で起こる、ギックリ越しの治療法は、どんなものがあるのでしょうか。
治療法は、痛みの緩和
仙腸関節が原因で起きるギックリ越しの治療法は、腰椎の病気(腰部脊柱管狭窄症・ヘルニア)と似ている所もあるので、医師の診断が必要な所もあります。
リハビリはあくまで、医師や整体師の診断後という事になります。
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痛みが酷く、日常生活に支障が出ている場合には、骨盤ゴムベルトを締めます。ゴムベルトは前締め、後締めがありますので、どちらも試してみて痛みが緩和される方を選びましょう。
ゴムベルトは、施術後の不具合の発生を抑える効果があるので、仕事の復帰時の再発防止にも役立ちます。
このタイプのギックリ腰の場合は、臀部の筋肉の疲労の蓄積も考えられますので、テニスボールをお尻の所に当てて、ゴロゴロと転がすのもいいでしょう。
痛みは、神経性、心身性、そして関節から来る痛みに分類されると言います。
論文によると、神経系の痛みは僅か5%。椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症と単独で診断されるものがこれにあたります。その他は関節のズレから来る痛みという事になるので、普段から関節のズレを治して、疲労を蓄積しなければ、ギックリ腰にならないという事になります。