サッカーの試合が90分になったのはなぜ?

  • 2018/09/20
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サッカーの試合はなぜ90分?

サッカーの試合はなぜ90分?

1試合前後半45分ずつ、90分と定められているサッカー。
その限られた時間で選手は全力を尽くし、サポーターは声を枯らし、さまざまなドラマが繰り広げられています。
そんなサッカーはなぜ試合時間が90分なのか、いつからそうなったのか。
ここでは、そんなサッカーの試合時間についてご紹介したいと思います。

 

1871年のイギリスから

サッカー発祥の地と言われている、イギリス。
「90分」という試合時間が正式に定められたのは、そんなイギリスで初めて選手権大会が開催された1871年のこと。
この時はまだアディショナルタイムは存在せず、何があろうと90分きっかりで試合が行われていました。
ただ90分になった理由については、現在まで明らかになっていません。
1866年に「午後3時に始まって午後4時半に終わる」というルールのもとにイングランドサッカー協会代表とシェフィールド代表の試合が行われていますが、それが起源となっているかどうかも不明です。
また起源がその試合としても、なぜ3時から4時半だったのかはやはり不明となります。

 

制定前の試合時間は?

制定前の試合時間は?

1871年以前、すなわち90分に定められる前のサッカーの試合時間はどうなっていたのか?
これに関しては学校やエリアによって異なっており、3時間行われることもあれば決着がつくまで延々と行われることもあったようです。
また試合時間だけではなく、その他のルールに関してもプレーする場所によって差異がありました。
しかしこれでは、学校やエリアをまたいで試合が行われる時に困るのは必至。
そのため統一されたルールが必要になり、それが世界最古のサッカー協会となるイングランドサッカー協会の設立(1863年)に繋がりました。

 

歴史が変わる?60分制への動きも

1871年にイギリスで制定されて以降、世界中に広まり定着をしている90分ルール。
サッカーの試合はこれくらいが長すぎず短すぎず丁度いい。
そのように感じている方も多いのではないでしょうか。
しかし2017年、国際サッカー評議会が60分制に変更する可能性を示唆しており話題を呼んでいます。
90分から、60分に。
およそ3分の2になるわけですから、この変更によって楽しみが損なわれるのではないか心配している人も多いでしょう。
ただ60分制は単純に試合時間を減らすためだけに行われるのではなく、無駄なプレーを省くために提言されているものです。
現行90分制となっているサッカーですが、実は選手が実際にプレーをしている時間は多くの試合が60分前後。
残りの30分前後は、ボールがラインの外に出たりファウルなどによる「アウトオブプレー」の時間となります。
そしてそのようなアウトオブプレーが時間稼ぎに利用される場合もあり、サッカーのこうした部分に不満を持っている人も少なくありません。
60分制にする際はそのようなアウトオブプレーでは時計を止め、純粋に試合時間のみを計測することで時間稼ぎを予防する狙いがあります。
もし実現すれば試合のスピード感も増しますし、90分制の今よりもサポーターの満足感が上がる可能性は十分にあります。

 

90分か、60分か

90分か、60分か

アディショナルタイムやビデオ判定の導入など、時代に合わせて革新的な変化を遂げてきたサッカー。
そんなサッカーだからこそ、1871年以来約150年守られている90分という試合時間が60分に変わるのも決して非現実的なことではありません。
果たしてその時はやってくるのか。
そうなった時に、サッカーはどうなっていくのか。
世界で最もファンが多く、そいてプレーされいてるスポーツだけにその動向の1つ1つが大きく報道されていきそうです。

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