奇妙キテレツ!キミはあの超変則ゴルフスイングをもう見たか

  • 2018/12/09
  • ライフスタイル・娯楽
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  • のりき 夢丸
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奇妙キテレツ!キミはあの超変則ゴルフスイングをもう見たか

遅咲きの寅さんゴルファー、チェ・ホソン

先日の男子ゴルフ・カシオワールドオープンで5年ぶりの優勝を果たしたチェ・ホソン選手(45)。

周囲からは「寅さん」の愛称で親しまれ、いつもハデハデなウェアを着てお茶目なファンサービスを欠かさないオジサンゴルフ選手なのだが、それを差し引いても目を奪われるのが彼の「スイング」の珍妙さ。

詳しくはあとで解説するとして、どう考えても素人にはマネできない、というか、どことどこのバランスを取ったらああいうスイングができるのか、初めて見たら「ホントにツアープロ?」と言いたくなる驚異の変則スイングなのだ。

実はこのスイングが完成(?)するまでには、若い頃から波瀾万丈だった彼の人生が関係している。

今回は一度見たら絶対忘れない今が旬のゴルファー、チェ・ホソン選手を紹介しよう。

 

名付けてフィッシャーマンズ・スイング!

チェ選手のスイングは、出だしは本当に普通のアドレスから始まる。
ワッグルにそう神経質になるでもなく、ただ1回小さな素振りをして、狭めのスタンスからトップを形成するまではどこにも笑いどころはない。

ところがダウンスイングの途中で両ひざが割れ加減に開きはじめ、辛うじて正確なインパクトを迎えたかと思ったら、もう次の瞬間には右足が「ぴょい!」と跳ねてしまうのだ。

普通なら、右足は最後まで大地に踏ん張って前方に長くフォローを…なんていうどこかの正統派コーチのアドバイスがかすむほど、彼は派手に飛び跳ね、同時に体をグッと後方にヒネり込む。

そして跳ねた右足をほぼ270度回転して着地させ(つまり体は半分以上後ろを向いている!)、その崩れた重心バランスを取るために再び右足を上げて左に倒れ込みながら、目ではしっかりボールの行く末を追っている。

これには誰が名付けたか「フィッシャーマンズ・スイング」と命名されている(プロレス技か?)そうで、確かに小船の上で投網をたぐる名人のように見えなくもない。

文章にすると大変まどろっこしいので、ぜひ一度動画でこの豪快スイングを最後まで通して見ていただきたい。

 

苦労人がこのミラクルスイングを手に入れるまで

チェ選手が本格的にゴルフを始めたのはなんと25歳の時。

実は彼、20歳の時に水産工場で右手の親指を切り落とす大ケガを負っており、以来韓国の兵役義務は免れたものの、職を転々としながら食うや食わずの生活をしていた。

ところがあるとき、ふらっとゴルフ場の職員募集に応募。
その理由は、単に食べることと住むところに困らない職だったからというから、人生とは不思議なものだ。

「メンバーさんの気持ちが理解できるよう、キミもゴルフをしなさい」という経営者の勧めでクラブを握り、以来全くの独学!ながら1年でプロテスト合格→現在の地位を築いた叩き上げ(いやある意味天才かも)のゴルファーなのだ。

フィッシャーマンズ・スイングの根本は「もっと距離を伸ばしたい」という希望から生まれたもので、本人はいたってマジメな研究の成果としてあのスイングを披露している。
そしていつしか世界のツアー会場を回るうちにこれがSNS上で大ブレイク、今では他のプロも練習でマネするほどの超個性派プレイヤーとして認知されている。

 

彼のもうひとつの武器は…

ティーグランド上のパフォーマンスばかりが注目されるチェ選手だが、実は彼がドライバーの他にもう1本持っている打ち出の小槌が「パター」だ。

日本ツアーでも14年には平均パット数で1位(最小)になり、派手なスイング芸に隠れているものの、グリーン上の小技の名手であることが彼の毎年の成績を安定させている。

しかし彼もなんだかんだで御年45歳。
変則スイングは体のどこかに負担が掛かるものだし、年齢による体の硬さも気になる頃。
本人は「どこか骨が折れるまでやります」とどこまでも明るい様子だが、少しスイングがおとなしくなってもいいので、ファンを楽しませながら長くプレーを続けて欲しいと思う。

もう少しでシニアツアーにも入れる年齢だしね。

この記事の作者

のりき 夢丸
のりき 夢丸
馬と日本酒と時代劇をこよなく愛するフリーライター。 モットーは「人の行く裏に道あり花の山」。 最近はドローンに興味津々の毎日。 競馬血統ブログ「ほぼ毎週競馬ナビ」にて執筆中。
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