流行語にもなったトリプルスリーを三度やった山田選手はすごい!
- 2018/10/26
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ミスタートリプルスリー
「3割 30本 30盗塁」を1シーズンで記録した選手のことを指す、トリプルスリー。
この滅多にない記録を山田哲人選手と柳田悠岐選手が2015年に同時に成し遂げ、流行語となりました。
そして山田選手はこの記録を翌2016年にも成し遂げ、さらに今年も.315 34本 33盗塁という数字を記録。
3度のトリプルスリーをやってのけました。
これがどれだけ凄いことか、野球ファンなら誰もが知る所でしょうが改めてご紹介したいと思います。
達成者はわずか10人!
巧打力・長打力・走力が求められるトリプルスリー。
長いプロ野球の歴史でも、この記録を達成したのはわずか10人!
これは歴代三冠王の7人にも近い数で、トリプルスリーがそれと同じくらい希少性の高い記録であることがわかります。
また2人同時に達成した2015年が、いかに珍しかったかというのも理解することができます。
複数回を記録したのは山田選手のみ!
トリプルスリーを3度達成した山田選手。
3度どころか、これまで2度以上記録をした選手は歴代でも他にいません。
三冠王でも王貞治・ランディバース・落合博満と3名が複数回を記録しているのに、トリプルスリーは山田選手ただ1人!
プロ野球の歴代ベストナインを決める時に二塁手に名を連ねるような、そんな歴史的な選手であることは間違いないでしょう。
高レベルな走塁センス
打率・本塁打・盗塁。
トリプルスリーにおいて、この中でも強打者にネックになりやすいのが盗塁です。
盗塁はもちろん足が速ければ速いほど有利なのですが、それだけではなくスタートするタイミングなどの走塁センスも必要です。
山田選手は足の速さもさることながらこの走塁センスが非常に高く、2018年は37回企図して失敗はわずか4回。
その成功率は実に.892となり、これは今年ある程度盗塁をしている選手の中では3位の数字です。
この数字からも闇雲に走っているわけではなく、狙いすまして盗塁をしていることが伺えます。
打席はもちろん、塁上でも投手にプレッシャーを与えられる選手と言えるでしょう。
33盗塁という数字はそれだけでも凄いことですが、その数字以上に内容があります。
守備も優秀
山田選手の凄さを紹介するには、打撃面だけではなく守備面にも触れなくてはなりません。
山田選手のポジションはセカンド。
センターラインと呼ばれているポジションの1つで、守備面の負担が多いポジションです。
そんなセカンドを守りながらトリプルスリーを達成したのですから、その貢献度は計り知れません。
さらに守備面でも山田選手は名手の部類となり、守備指標であるUZRでは12球団で2位の数値を記録しています。
走・攻・守、三拍子が非常に高いレベルでまとまっている選手と言えるでしょう。
4度、5度の可能性も!
26歳という年齢で、トリプルスリーを3度記録している山田選手。
野球選手にとってこの年齢は、まだまだ衰えるような数字ではありません。
それどころか、多くの選手にとってはこれからピークに入るような年齢です。
つま山田選手なら4度、5度のトリプルスリーを成し遂げる可能性も十分にあります。
将来のメジャー挑戦は?
メジャーでは、投手や外野手よりも内野手の方が日本人が成功するのは難しいと言われています。
しかしプロ野球でも歴代最高レベルの二塁手である山田選手なら、もしかしたら・・・。
トリプルースリーを3度というのは、そんな期待を持たせるには十分な記録です。
果たして山田選手の将来のメジャー挑戦はあるのかどうか。
挑戦をしたとして、どれくらいの活躍ができるのか。
その日を密かに楽しみにしているという人は、少なくないのかもしれません。