チーム数の多いJリーグで新しいチームを作るとしたらJ1に上がるまでに最短2年かかる!
- 2018/09/25
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J3参入からJ1に上がるまで
1993年に、10チームで始まったJリーグ。
そんなJリーグはその後続々と加盟クラブが増え、2018年現在はガンバ大阪・セレッソ大阪・FC東京のU23チームを含めて57チームが参加をしています。
また当初は1リーグ制でしたが現在は3リーグにまで増えており、それぞれJ1・J2・J3と区別されています。
これらのリーグはプロ野球におけるセリーグとパリーグのような対等な位置付けではなく、完全な上下制。
そのため、リーグ間による昇格・降格が毎年繰り返されています。
そんなJリーグで、新規参入チームがJ3からJ1に昇格するには最短何年必要になるのでしょうか?
J3からJ2に上がるには
JFLが「J4」と称されることもありますが、正式にはJリーグの最下部はJ3。
そんなJ3に参入するためには、観客数などさまざまな条件をクリアしてJ3ライセンスの資格を取得する必要があります。
ただここではJ3をスタート地点として、そこからJ1に昇格をするのは最短何年になるのかを考えていきたいと思います。
J3からJ2へ上がるにはリーグ戦で2位以内に入り、かつJ2ライセンスを取得していることが条件。
条件を満たしていればJ2の21位・22位の下位2チームと交代となり、次のシーズンからはJ2リーグで試合を行うことができます。
J2ライセンスはJ3ライセンスよりも基準が厳しくなっており、そのためリーグ戦で2位以内に入っても昇格を見送るチームも存在しています。
そのように2位以内に入ったチームが昇格をしない場合は、そのチーム数に応じてJ2から降格するチーム数も変動します。
J2からJ1に上がるには
J3からJ2に上がる時と同様、J2においてもシーズンの上位2チームがJ1の17位・18位チームと入れ替わり昇格をすることができます。
もちろんその際には、J2ライセンスよりもさらに条件が厳しいJ1ライセンスを取得している必要があります。
またJ2では3位~6位のチームにもチャンスが与えられ、その4チームとJ1の16位チームを混ぜたプレーオフを制することでJ1に昇格をすることができます。
この場合、J1の16位チームが制した場合は残留となります。
最短は2年も・・・
J3の上位2チームに入りJ2へ。
J2の上位2チーム、またはプレーオフを勝ち抜いてJ1へ。
それぞれを1シーズンで突破することが出来れば、理論的にはJ3参入後わずか2年でJ1に昇格をすることができます。
ただもちろんその難易度は並大抵のものではなく、チームの超飛躍的な成長やライセンス基準を満たすための運営能力も必要になります。
理論的には可能とはいえ、新規参入チームがたった2年でJ1に上がるというのは現実的なことではないでしょう。
ただJ3の歴史は、まだ始まったばかり。
もしかしたらいずれは、そんなチームが現れるのかもしれません。
チームが強くなる喜び
1993年開始後、短期間で何倍ものチーム数に膨れ上がったJリーグ。
今後も増加するのは明らかで、いずれは100チームになるとも言われています。
そのためこれからJリーグ観戦を始めようにも選手が覚えられない、どこのチームを応援すればわからないという人もしばしば。
ただこのチーム数の多さは、「サッカーの普及・浸透」という理念に基づいたもの。
それぞれのチームの存在が地域の活性化にも繋がっており、地元のファンにとってはなくてはならない存在です。
これからJリーグの観戦を始めようという人は、あまり難しいことを考えずにまずは地元のチームや好きな選手を見つけてみてはいかがでしょうか。
それがJ3やJFLのチームなら、チームが強くなっていく喜びをより感じることができます。