バドミントンが盛り上がっているけど発祥の地はどこかわかりますか?
- 2018/06/20
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バドミントン発祥の国は?
シンプルなルール、それでいて奥深さがある所も人気のバドミントン。
代表選手の躍進もあり、日本でも盛り上がりを見せています。
そんなバドミントンは、どこの国が発祥なのか。
何となく西洋な気がするけど、正確には知らないという方も多いのではないでしょうか。
インドからイギリスへ?
バドミントン発祥の地はどこなのか・・・。
諸説ありますが、その中でも特に有力なものが2つあります。
まず1つは、1820年代にインドの「プーナ(現プーネ)」で行われていた遊びを起源とするもの。
その遊びの内容は皮で作られたボールを、ラケットでネット越しに打ち合うというものでした。
当時のインドはイギリスの植民地で、帰国したイギリス人兵士が「バドミントン荘」という邸宅でこの遊びを披露。
「プーナ」という地名と同じ名称をこの遊びにも付けていたそうですが、プーナの人々がそう呼んでいたのかイギリス人がそう伝えたのかは定かではありません。
またイギリス人兵士が披露した際は皮のボールではなく、シャンパンの栓に鳥の羽を刺したものが使用されたと言われています。
このバドミントン荘での出来事が、今日のバドミントンの礎になったと言われています。
元からイギリスにあった?
もう1つの説は、イギリス兵士がインドの遊びを披露するその前から存在していた「バトルドア・アンド・シャトルコック」という羽根つき遊びを起源とするものです。
この遊びがイギリスに存在していたことは1390年に書かれたとされる絵画にも記録されており、またバドミントンはかつて「バドミントン・バトルドア」と称されていたという事実もあります。
どちらの説にせよイギリスが大きく関係していることは間違いないのですが、その起源はインドの遊びなのかイギリスの遊びなのか現在もはっきりとは解明されていません。
世界に普及していくバドミントン
ルールの統一のため、イギリスは1893年にバドミントン協会を設立。
協会の主導のもとルールが整備されていき、1899年には第一回の全英オープンが行われました。
その後カナダ・デンマーク・オランダ・フランスと他国にも次々と普及していき、1934年に世界バドミントン連盟が設立。
起源となった遊びがインドのものなのかイギリスのものなのかは不明ですが、世界に普及させたのは間違いなくイギリスと言えます。
日本への普及
バドミントンは日本にどのように普及されたのか。
そのキッカケとなったのは1921年。
横浜YMCA(キリスト教青年会)の体育主事を務めていた広田兼敏氏が、同じくYMCAの名誉主事であるアメリカ人のスネード氏からバドミントンの用具一式を寄贈されたことが始まりとされています。
広田氏は12年後である1933年に横浜YMCAの体育活動にバドミントンを導入。
1937年にバドミントンクラブを設置され、戦争を挟みながらもバドミントンは普及をしていきました。
そして1946年にバドミントン協会が設立。
1952年には国際バドミントン連盟にも加盟し、全国各地でバドミントンが急速に普及することになります。
このようにバドミントンはインドの遊びを発祥する説とイギリスの遊びを発祥とする説があり、いずれにしてもその普及にはイギリスが大きく関わっています。
2016年のリオデジャネイロオリンピックでは高橋礼華選手・松友美佐紀選手が金メダルを獲得し、これからも日本で人気が高まっていきそうなバドミントン。
今夏も中国での世界選手権が予定されており、さらにヒートアップしていきそうです。
そして、2020年東京オリンピック。
その時、日本代表選手はどのような活躍を見せてくれるでしょうか。