AJC杯2017 G1と連動する年しない年
- 2017/01/16
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傾向に変化あり ややレベルダウン気味のG2
以前は暮れの有馬記念で仕上がり切らなかった有力馬が、駄賃代わりにもぎ取っていったり、金杯で好走した馬がここも連勝して飛躍の時を迎えたりと、たいそうおめでたい傾向のあったこのレース。
しかし、近年はひと言で言って「一発屋の巣窟」状態。
ハンデ戦かと見紛うくらいの混沌としたG2戦に様変わりしている。
断然人気の「素質馬」がエントリーしなくなった
11年の勝ち馬トーセンジョーダンのように、単勝1倍台でここを断然人気で勝ち、その年のG1を獲るような飛躍馬がいなくなった。
翌12年の勝ち馬ルーラーシップは「有馬仕上がらず」のスライド組だから、ちょっと様子が違う。
本来なら
13年 ルルーシュ 2.4倍 7着
14年 レッドレイヴン 3.6倍 4着
16年 サトノラーゼン 4.4倍 10着
らの1番人気馬は、もっと人気になって勝ち、春競馬を盛り上げなければいけないはずだったが、あえなく凡走。
1番人気馬の単勝オッズが4倍を超えるような混戦ならば、相当疑ってかかった方がよい。
リピーターがさっぱり来なくなった
ユキノサンロイヤル
トウショウシロッコ
ネヴァブション
エアシェイディ
いかがだろう。かつて中山の重賞戦線をにぎわせた名バイプレイヤーたちの名前ばかりだ。
以前はこれらの「筋金入り」リピーターが、何回でも、何年経っても、馬券に絡もうとしていたものだが、最近はどうも勝手が違う。
あれっと思わせたのは、15年の1番人気ゴールドシップがコロッと負けてから。
昨年に至っては、
1着ディサイファ(中日新聞杯、エプソムC勝ち、毎日王冠2着のサウスポー)
2着スーパームーン(AR共和国杯3着、条件戦時代に東京3勝、中山0勝)
3着ショウナンバッハ(中央入り後は東京2勝、新潟1勝、中山は2戦してともに6着)
と、ぜーんぶサウスポーが上位独占。
いったい、どこの競馬場で行われている重賞なんだ!とデータ派が怒るのも無理はない。
それを逆手にとる戦略を
そう、はっきり言って今は「昔の名前で出ています(知らないって)」状態の馬とファンでは、AJC杯を突破できなくなっているのが現状だ。
狙いのベクトルは逆を向かなくてはいけない。
例えば
15年に2着したミトラには、東京OPパラダイスS勝ちあり
同年3着のエアソミュールは、毎日王冠勝ち馬。
14年に11番人気で2着したサクラアルディートは、それまでたった1回の左回り出走で500万勝ちしていた。
これはなにも偶然ではない。
当欄でもよく指摘するように、中山の2200は大外を回る「持続力勝負」のコースだ。2000とは訳が違う。
左回りにはそういうコースが多く、適性がぴったり合うのだ。
それでいて人気になりにくい。
馬券の中心は今年も「サウスポー」で決まりだ!