秋華賞2016 ジュエラー主役では不安だらけ?1000万馬券の再来なるか
- 2016/10/07
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シンハライト離脱で一気に難解モードへ
本番直前に爆弾級のニュースが飛び込んできた。
トライアルのローズSを快勝したシンハライトが、ケガのため秋華賞を前にリタイアしたというのだ。
主役を失い、馬券作戦はこれで一気に混沌としてきた。
代役にジュエラーじゃ物足りないというあなたへ、メガトン級の穴馬発掘作戦をお贈りしよう。
過去の2冠牝馬の臨戦過程を見る
まずは、戴冠にもっとも近いと思われる桜花賞馬ジュエラーの扱いを決めておこう。
3冠牝馬は別格扱いでちょっとおいておくとして、ここ20年で桜花賞と秋華賞の2レースを制した牝馬は3頭いる。
その馬とは、
98 ファレノプシス ローズS勝ち
01 テイエムオーシャン オークス以来ぶっつけ
07 ダイワスカーレット ローズS勝ち
なのだが、ご覧のように、秋初戦をトライアルに使った2頭はいずれも勝ち、テイエムオーシャンだけがぶっつけで臨み、ここと次のエリザベス女王杯を狙ったローテを組んだ。
つまり今年のジュエラーは、骨折明けといえども、トライアルでふた桁着順はいかにも食い足りない結果だといえる(ダイワスカーレットも脚部不安明けだった)。
ジュエラー、2冠危うしなのである。
ローズSで負けちゃイケないの?
そうかといって、ことさらトライアルで負けたことを減点している訳ではない。
その馬の立場によって、見方が変わってくるということだ。
過去20年、トライアルで負けて本番を勝った馬は、
04 スイープトウショウ ローズS3着
08 ブラックエンブレム ローズS15着
09 レッドディザイア ローズS2着
10 アパパネ ローズS4着
13 メイショウマンボ ローズS4着
14 ショウナンパンドラ 紫苑S2着
15 ミッキークイーン ローズS2着
こんなにいる……。というか、最近のトレンドになりつつある。
しかしもう一度名前をよく見ると、有名な叩き良化型牝馬がそろっているのも確か。
ジュエラーはどちらかというと、休み明けでも走れる馬のはず。だから前走の結果が心配なのだ。
さて、この中でもひときわ穴っぽく光る馬がいる。
08年1000万馬券の立役者、ブラックエンブレムだ。
第2のブラックエンブレムを探せ
Cheryl Ann Quigley / Shutterstock.com
今年の秋華賞・激穴馬候補は、こんなプロフィールの持ち主だ。
▼トライアルで負けている
▼父系・母系どちらかに珍しい、傍流の血統が入っている
▼中山・阪神など、小回り・内回りの千八、二千あたりに良績がある
▼前走から乗り替わりなし
▼1度はオープンで好走している
これらは08年の1000万馬券を出した3頭にもピッタリ当てはまる。
またこれにうまくハマる馬がいなければ、別路線の
▼古馬混合の1000万特別を勝ってきた馬
にも注意を払いたい。