セレブジム・エクイノックスのサウナでセクハラを受けた男性が訴訟
- 2018/04/21
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NYを拠点にするセレブジム・Equinox(エクイノックス)をご存知だろうか。
ハリウッド俳優やスーパーモデル御用達として知られるこのジムが告訴されたのだが、その内容が『NYのスポクラのサウナに入るなら、そんな事ぐらい…。』というものだったらしい。
訴訟大国米国は、自分の権利を守る為なら、相手がセレブジムであろうが誰であろうが訴訟を起こす。
その前に、エクイノックスについて知らないオヤジもいると思うので、ジムについて説明しよう。
エクイノックスって?
米国のフィットネスクラブ=ゴールドジムと思い込んでいるオヤジの為に、エクイノックスが何かを説明する。
エクイノックス(Equinox)は、NYに34店、LAにはサンタモニカ、ウェストハリウッドなど9店、米国内では他に、ワシントンDC、フロリダ、シカゴ、カリフォルニアなどにあり、米国外では英ロンドンに進出している。
拠点となるNYには、50人以上の個性的なパーソナルトレーナーが居て、パーソナルトレーナー目当てで通うマダムも多い。
何よりエクイノックスの売りは、内装がオシャレで、プールはセレブの豪邸の様で、スタジオの選曲も申し分ない事だ。
ヘルシーなものが食べられるデリ・カフェ併設は当たり前。
レッスン内容をみていくと、格闘技系、カーディオ系、ヨガ、ピラティス、ダンス系だった。
カーディオ系は、Fleecycleの様にエアロバイクを使ったものや、縄跳び、ボディパンプの様な筋トレ系がある。
何はともあれ、ステップやエアロに参加する為に、血眼になる日本人の姿は、どうやら時代遅れらしい。
フロントでチェックインしているのが、本物のハリウッド俳優というのも普通にあるこのジム。
早く日本にも来てほしいが、スタッフや利用者の意識の高さ、コスト面を考えると、日本に根付くのは難しいだろう。そんなセレブジムで、何があったのか。
目の前でセクハラされた男性会員
事件は、昨年11月エクイノクスのブロードウェイ支店で起きた。
シングルファーザーのGさん(仮名)は、プログラムを終え、午後にミストサウナに入っていた。
Gさんは、サウナの角に座りリラックスしていたのだが、ミストサウナのミストが引いた所で、周りに誰が座っているか判り仰天したという。
Gさん以外は、男性3人。
男性の更衣室なので、利用者が男性なのは当たり前なのだが、他の男性は1人はGさんの前、残りの2人はGさんを挟んで、一斉にタオルを取って何をしたか、一斉にマスかきをしたというのだ。
笑いごとではないのは、Gさんだった、彼はストレートのシングルファーザーである。
タチの悪いゲイ3人の利用客に勘違いされた挙句、サウナで餌食にされそうになり、パニック状態になって、逃げかえってきたのだ。
Gさんは、着替えた後、フロントに、この事をクレームとして訴えたが、フロントは、よくある話だと一蹴したという。
フロントの対応と、利用者のモラルに腹をたてたGさんは、裁判を起こす事になった。
誰がどんな性癖を持っていようと自由である。
だが、サウナに入っている男性全員=ゲイとは限らないのは、今回のGさんの例を見ても判る通りだ。
ゲイの男性にも言い分があるだろう。ゲイ全員がそんな不遜な輩ばかりでないという事も。
今回Gさんが裁判を起こした事について、エクイノックスのブロードウェイ支店の支配人は、『エクイノックスだけでなく、この地域の男性サウナであれば、どこのフィットネスクラブでも起こりうる事。我が社を相手取るのも馬鹿馬鹿しい。』と、冷酷な対応を取っていた。
一方エクイノックス本社の代理人は、『会員として不適切な行為は、今後の利用をお断りするしかないが、今回の件はどうなるか判らない。』と、何ともうやむやな対応に出ている。
セレブも利用するジムが、こんな裁判沙汰を起こしていいのだろうか。
ブランド力で勝負するジムにとって訴訟をおこされる事が致命傷である事は確かだ。
『サウナやスタジオの中でマスかきをする奴を退会にすればいい事だろ?セレブジムといいながら、そんな事も出来ないのか?』裁判を起こしたGさんは、被告側の情けない態度に、怒りを隠せないでいる。