外車のブレーキはどうしてあんなにキーキー鳴くの?対処法は1つしかない

  • 2018/07/16
  • ライフスタイル・娯楽
  • 2132view
  • アントニオ犬助
タグ

足回りが汚い、知り合いのメルセデス・AMG

足回りが汚い、知り合いのメルセデス・AMG

またまた、私・犬助の知り合いの話です。
彼はメルセデス・AMG「CLA・45・シューティングブレーク」なる、800万円ほどする車に乗っているのです。乗せてもらったことはないですから、走りがどうとかはわかりませんが、リアにかけて流れるようなボディラインは実に美しいもの。いかにも新世代のメルセデス、という感がひしひしと伝わってくるのですが……彼のメルセデスは残念なことに、走り屋と見紛うばかりにホイールが汚いのです。

「これじゃ、せっかくのAMGホイールが悲しむぞ」と、伝えているのですが「洗車ばかりやっていられないしね」との返事。無頓着すぎるのか、とんでもないスピードで走っているのか、そのどっちかだと、ずーっと思っていました。

 

ブレーキダストの原因はパッドとローターにあった

ブレーキダストの原因はパッドとローターにあった

しかし彼のホイールが汚い、本当の理由を知ったのは先日のこと。
車のディスクブレーキは、高速回転しているローターにブレーキパッドを押し付けることで止まるのですが、外車、特にメルセデス・AMGのようなハイパフォーマンスカーの場合、制動距離を短くするためにブレーキパッドに金属を含んでいるというのです。

だから、普通のブレーキングをしていても、ブレーキパッドからブレーキダストがで出まくりますし、パッドの消耗も激しければローターも消耗する。

メルセデスによるとブレーキパッドの交換時期は約2万キロ、同時にローターの交換もおすすめするとのこと。

一方、日本車の場合、ブレーキパッドを交換するのは4~5万キロといった感覚。
ローター交換にいたっては、10万キロ走った場合でもしたことがないという人がほとんどのはず。なぜなら、日本車のパッドは自らをすり減らしてまで車を止めようとなどと思わないから。しかし、メルセデスなど外車はパッドもローターも削ってしまう……うーん、日本車と外車、車に対する考え方の違いですね。

 

外車のブレーキ鳴きを止める方法とは

そんなブレーキの構造になっているのがメルセデスなど外車ですから、ブレーキが鳴くのは当然のこと。「ブレーキ鳴き」とはブレーキを踏むたびに、おばさんが乗っているママチャリのごとく、キーキー音を響かせることなのですが、ブレーキローターの表面が平らでなかったり、波打っていたり、キズが入っていたりした場合に起こるものです。

日本車の場合はローターを研磨したり、鳴き止めのグリースを塗ったりして音が出るのを止めるのですが、外車の場合は(日本車とくらべれば)しょっちゅうローターを交換する構造になっていますから、ブレーキが鳴いていても研磨やグリースなど対症療法では間に合わない、ということ。

外車のブレーキ鳴きを止める、たったひとつの方法はパッドとローターの交換ということですね。

 

日本車のブレーキ鳴きの対処には金がかからない

日本車のブレーキ鳴きの対処には金がかからない

さて、日本車のブレーキが鳴くケースについてはローター研磨で対応するという話は、先ほど書いた通りなのですが、ローターにダメージが残るほど走っていないにもかかわらず、ブレーキが鳴いてしまうケースもあります。

しばらく車に乗らなくて、雨ざらしで放置していたとか……そんな場合のブレーキ鳴きの原因は、ローター表面のサビというケースがほとんど。対処法はちょっとスピードを出して急ブレーキを踏む!! これを2、3回、繰り返すことでローターの表面のサビがパッドとの摩擦で落ちブレーキ鳴きは止まります。

しかしメルセデスなど外車は、2万キロでブレーキパッドとローター交換とは。
1年で1万キロ走ると考えると、車検のたびにパッドとローターを交換している感覚ですね。そして話によるとメルセデスの場合、パッドとローター一式4つを交換すると10万円は軽く飛んでしまうはず。

こんな話を聞くと外車の維持費の高さを痛感して、一生に一度は外車オーナーになりたいという私・アントニオ犬助の夢がはかなく消えていくのを感じるのです。
庶民は一生、日本車で我慢しろということですかね。まあ、それでも全然、良いのですけれど。

この記事の作者

アントニオ犬助
アントニオ犬助
みんなに嫌われるジジイを目指して、日々精進中!!
up アントニオ犬助
アントニオ犬助

週間アクセスランキング

    ページTOPへ
    ページTOPへ