来る熟年離婚に向けて、密かに妻が備えていること
- 2017/05/22
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熟年離婚の原因
熟年離婚の背景には、多くの場合、男性である夫には理解できない「女性特有の根深い原因」があります。浮気やDVなどの、決定的な理由を突き付けられれば納得しやすいものですが、妻が抱く不満というのは、長年に渡って蓄積された不満です。夫が離婚を決める場合、妻の不貞行為やお金の使い込みなど、誰が聞いても納得しやすい理由が決め手になっているケースが多いのに対して、女性である妻が離婚を決断するとき、特に熟年離婚の場合、特定の「決定打」がある訳ではなく、長年の夫婦生活で受けた夫からの苦痛の蓄積によるもので、それはまさに「些細な出来事の積み重ね」とも言えます。しかし、「些細なこと」とはいえ、妻にとっては決して忘れることのできない苦痛だったりします。典型的なケースとしては、「子育てへの無関心」「妻への無関心「女性扱いされない」や、「お前は黙って家のことだけやっていればいい」などの、妻個人の人格を軽視するような言動だったりします。こうした扱いが積み重なり、じわじわと真綿で締め付けられる様に離婚への決意へと妻を導きます。こうした背景によって熟年離婚を決意したとき、妻が水面下でどんな準備を進めているのか、いくつかのケースを紹介します。
熟年離婚に備える妻は子供が成人するまで待つ
妻が離婚を考える際、多くの場合、ネックとなるのが「子供のこと」です。子供がまだ成人していない場合、両親の離婚は、子供たちの精神状態に良くない影響を与えることが考えられます。「子供の結婚式に両親揃って参加したい」「授業参観や家族行事に両親が揃っていないと我が子が不憫」などの理由で、離婚の決意を遅らせることはよくあります。妻のこうした忍耐が、どんなに夫婦喧嘩をしても夫は「妻は離婚するほど不満はないはず」と、その判断を誤るものです。しかしそれは、結婚など「子の独立」を機に表へ現れます。もし、夫婦仲がうまくいっておらず、子どもの結婚が間近であれば、妻が離婚の準備を進めている可能性について考えた方がよいかもしれません。
離婚後の生活に備えての経済的準備
妻にとって熟年離婚への準備で最も重要なのは、離婚後の金銭問題です。ただし、もし子供が結婚していれば、シングルマザーとなる不安もないため、自分の生活を支えるだけの収入さえあれば、さほど困難ではありません。一人暮らしのための入居費用など、離婚後の生活に向けた貯金をしている場合があります。また、不動産や夫婦の預貯金がある場合は、財産分与についても影響を与えることになります。
離婚に向けての証拠確保
そして、夫にとって最も脅威となるのは、財産分与や慰謝料の面で有利になる証拠集めです。セックスレスやDVの記録はもちろん、夫の不貞行為についても、後になってその効力を発揮することになりますが、日頃から「誰のおかげで生活できていると思っているんだ」と、妻の尊厳を傷付けたり、悪化した夫婦仲のせいにして、浮気を続けている場合は特に要注意です。