オヤジは男で勝負をかける

人は第一印象が9割だとか言われるようになりましたが、これはオヤジにとっては結構つらい話ではあります。
どうしたって年齢と共に顔はくたびれてきて肌もくすんで垂れ気味になります。
髪の本数も減り白くもなります。
個人差こそはありますが、ほぼ時間の問題なのです。

それに女性ほどそういう外見に気を使って手入れしている余裕も関心も無いものですから、ますます衰えるばかりなのです。
慌ててケアを始めてもそう簡単に若さは戻りません。
どうとなれば、これまで培ってきたオヤジならではの男っぷりに磨きをかけるしかありません。
ある程度、基盤となる男らしさは1割くらいなら誰しもあるものです。

そのために絞るべきポイントをここで押さえておきましょう。

自分にそこそこの自信を持っていよう

自信の無い男は男らしくないのは誰もが納得するでしょうが、問題は自信があり過ぎる場合です。
おしなべて人は自信過剰であって、だからこそ事件や事故、そこまで無くとも人間関係のトラブルなども後を絶たないのです。

ですから、ここで持つべき自信はいつでも誰よりも謙虚でいられる事の自信とでも言いましょう。
成功してもたまたま周囲の人の協力が得られた、良い指導者に恵まれたとか思っている人は成功から転落したりはしません。

それを実力が証明されたとばかりに奢っているのはうぬぼれでしかないものです。
反対に失敗しても人のせいにしたりせずに自分の能力の無さ、勉強不足が原因と心に秘める人は成長もするものです。
人に非難されてもそれが自分の能力なのですから、がっくりする心配もなくなりますので、いつでも気が楽にもなります。
自分の実力をわきまえて物事に取り組んでいれば少なからず失敗も少なくなるものです。
足元をしっかり見つめて生きているのは、若者らしくないゆとりのある男らしさが垣間見えます。

一言でいえば、何事にも一喜一憂しないところに男らしさが見え隠れするものです。

人と比べるのはいい加減に卒業しよう

オヤジがありがちな行動に人と自分を比べる事があります。
中年にもなると出世状況にかなり差が出始めて気になるのも致し方ないかもしれません。

その習慣は子どもの頃から慣れ親しんだものでもあります。
学校で成績が何人中何番だったから次は何とかしなければとか思いながら育ってきているのです。
しかし、もういい加減に気にしたところでキリが無いのも承知するべきでしょう。
その方がたとえ出世していなくてもゆったりしていて貫禄もあるものです。
つまらない事にあくせくして生きていない姿に一見しただけではわからないオヤジらしからぬ爽やかさが滲み出るのです。

人より抜きんでたと思ったところで上には上がいくらでもいるものです。
およそ中途半端な地位に上り詰めて喜んでいても周りの人は冷ややかな反応だったりもします。

それよりも周りの人と和やかに人生を謳歌するように楽しんでいる方が、人として正しく生きているようにも思えるのです。