日本で一番低い山って〇〇って知ってる?これであなたは博識扱い!
- 2019/08/18
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意外と知らない山のこと
物知りで博識なオヤジは魅力的で、周囲からの評価も高いです。しかし、常識はあっても博識と言われるほどの知識・うんちくを持っているオヤジは少ないのではないでしょうか。知識・うんちくを覚えておけば、話のネタがないという悩みを解決することができ、さらに博識扱いされて評価もアップして一石二鳥です。
知識・うんちくを身に付ける場合は、何か1つのジャンルに絞るのがポイントです。ジャンルを絞ることで、覚えやすくなります。そこで今回は、山をテーマに知識・うんちくを紹介していきます。意外と知られていない山の知識・うんちくを紹介していくので、博識ぶりを披露するためにも覚えてみてください!
日本で一番低い山は?
今現在、日本で一番低い山とされているのが宮城県仙台市にある『日和山』です。仙台市の北東端にあって太平洋・仙台湾に面した場所にあります。標高はわずか3メートルしかありません。
日和山は築山(人工的に造られた山)なのですが、かつて標高6.05メートルでした。しかし、2011年の東日本大震災により地盤沈下、さらに津波直撃によって消滅してしまいます。その後、地元住民らが砂利を積み上げたことで、国土地理院に3メートルの山として認定されて日本一低い山となったのです。
日和山は観光の名所で登頂証明書もゲットできる!
日本で一番低い山の日和山は、知る人ぞ知る人気スポットです。そのため、仙台観光のついでに訪れる方も少なくありません。とくに、毎年7月1日には日和山でも山開きが行われるため、多くの人が訪れます。
また、せっかく日本で一番低い山を登ったなら、登頂証明書が欲しくないですか?実は、日和山にも登頂証明書があります。日和山から車で15分ほど離れた場所に仙台市高砂市民センターがあります。ここの窓口で日和山の登頂証明書を発行しているのです。
ちなみに、発行条件は日和山で映した写真・画像を見せることになっています。デジカメやスマートフォン、携帯電話で取った写真・画像でOKです。発行手数料は無料のため、せっかくなので費用の登頂証明書をゲットしてみてください。
日和山は返り咲きで一番低い山になっていた!
東日本大震災によって消滅し、その後標高3メートルで日本一低い山となった日和山。実は、日本一低い山となったのはこの時が初めてではありません。1991年~1996年まで日和山は日本で一番低い山として認定されていました。
しかし、1996年に国土地理院が大阪府大阪市の天保山(標高4.53メートル)を山として認定します。これによって、当時は標高6メートルだった日和山よりも天保山の方が低い山となり、日本で一番低い山としての座を譲っていたのです。その後、東日本大震災があって標高3メートルとなったことで、2014年に再び日本で一番低い山として返り咲いたのです。
天保山にも山岳救助隊が存在する!?
わずか標高4.53メートルしかない天保山ですが、実は山岳救助隊が存在しています。天保山は周囲一帯が天保山公園となっており、意外とややこしいスポットがたくさんあって山頂がわからない方がいるとのことです。冗談半分で結成したようですが、町おこしの一環として活動しているのです。
また、天保山にも登頂証明書があります。登頂証明書は天保山商店会の加盟店でゲットすることが可能です。加盟店の見つけ方は、ステッカーの有無です。ひらがなで「てんぽーざん」と書かれたステッカーが貼られているお店は加盟店であり、無料で登頂証明書を発行してくれます。せっかくなので、天保山を登ったら登頂証明書を発行してもらいましょう。
ちなみに、天保山エリアは多くの観光客や家族連れで賑わっています。複合型アミューズメント施設である天保山ハーバービレッジがあり、世界最大級の水族館である「海遊館」や大型商業施設「天保山マーケットプレース」などがあるからです。天保山に登った後は、天保山ハーバービレッジに足を延ばしてみてはいかがでしょうか。
そもそも山の定義とは?
日本で一番低い山が入れ替わっていたことがわかりました。しかし、そこで気になるのがそもそも山の定義についてです。標高数メートルしかないのに、「山」として良いのか疑問になっているオヤジも多いのではないでしょうか。
実は、山の定義は正式に決まっていないのが現状です。ただし、国土地理院が山として地図に記載する場合、以下の3点が基準になるとのことです。
「地元住民が山と呼んでいるのか」
「地元の地方自治体が公式名称としているのか」
「国土地理院が記載を妥当と判断するのか」
これらの3点が基準になっているだけに、何ともアバウトな判断基準と言えるでしょう。ちなみに、現在の日本で低い山一番・二番である日和山・天保山はどちらも築山です。つまり、人口的に作られたのですが、地元住民や自治体が山として認識して呼んでおり、国土地理院も認めたことで山と表記されているのです。
標高ゼロmの山がある!?
実は正式には山として認定されていないものの、標高ゼロメートルの山があります。それが、秋田県大潟村にある『大潟富士』です。この山のある大潟村は湖を干拓してできた村です。そのため、村全体が海より低い海抜ゼロメートル以下であり、この大潟富士は頂上がちょうど海抜ゼロメートルとなっています。
そのため、標高0メートルの山とされており、大潟村は地形図への掲載申請を行いました。しかし、残念ながら国土地理院は掲載を見送っているため、正式には山として認められていないのです。もし今後、国土地理院が大潟富士を山として認めれば、日本で一番低い山となることでしょう。
自然の山で日本一低いのは弁天山!
日本で一番低い山である日和山や二番目に低い山の天保山、さらに標高ゼロメートルの大潟富士とありますが、これらに共通するのは築山であることです。いずれも人工的な作られた山なのですが、そこで気になるのが自然の山で一番低い山についてではないでしょうか。
自然の山として日本で一番低い山は、徳島県徳島市にある『弁天山』です。標高は6.1メートルであり、国土地理院お墨付きの自然の山で日本一低い山となっています。ちなみに、毎年6月1日には山開きが行われて、イベントが開催されます。また、地元の中華料理店・チーアンで登頂証明書をゲットすることも可能です。弁天山の登頂証明書は10円なので、思い出として入手してみてください。
火山として日本一低いのは笠山!
日本にある火山で一番低い山とされているのが、山口県萩市にある笠山です。標高112メートルの火山であり、「東洋最小の火山」「世界最小の火山」などと呼ばれることもあります。ただし、火山の定義・地形学的分類によって捉え方が違ってくるため、断定することは難しいのが現状です。とは言え、知識・うんちくには使える山となっています。日本で一番低い火山は、笠山だと覚えておきましょう。
山についての知識・うんちく披露で博識扱いをゲット!
あまり知られていない知識やうんちくを披露することができれば、周りから博識扱いされることでしょう。しかも、知識・うんちくを持っておくことで話のネタも豊富になるので、話を拡げやすくなるメリットもあります。
今回紹介した山についての知識・うんちくは、意外と知られていないことが多いです。そのため、上手に話をすれば博識ぶりを披露することができるでしょう。博識ぶりを披露したい、話のネタに悩んでいるというオヤジは、ぜひ今回紹介した知識・うんちくを覚えてみてください。