兄弟の結婚式はおめでたいがご祝儀はどれくらいが相場?
- 2019/06/11
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多様化する結婚式、ご祝儀も多様化しているのか?
結婚式、最近はずいぶん様変わりしているみたいですね。ある調査によると、10年ほど前は84%のカップルが挙式をしていましたが、最近では73%だとか。年々減少する傾向にあるのです。背景には、結婚式の多様化があります。入籍だけして何もしないとか、親族だけを招き食事会をやっただけといった、今風なウエディングの話を聞いたこともあるでしょう。また挙式件数の減少で見逃すことができないのは、晩婚化の影響です。今さらウエディングドレスなんて!とか、今さら挙式なんて!という感覚でしょうね。新郎新婦の両方とも再婚というケースなら、盛大な挙式に二の足を踏むケースも多いことでしょう。
その一方で、7割のカップルは、未だに式を挙げているのですから、オーソドックスな結婚式も健在です。ということは「兄弟の結婚式に呼ばれたときに持参する祝儀は」という相談について、何通りかの答えを用意しなくてはならないのでしょうか?
私、アントニオ犬助の経験からお話すると、妻の弟君のオーソドックスな結婚式に出席したときには10万円を持参しました。この理由は犬助たちが結婚式を挙げたときに、弟君は独り身の学生にもかかわらず5万円という高額なご祝儀を包んでくれたから。加えて、自身たちは二人で式に列席するのだから、倍額が適当だろうと思ったからです。
ある調査結果から見えてくる、ご祝儀の相場
「兄弟へのご祝儀で包んだ金額」という調査結果を見てみると、5万円が42%で一番多く、3万円が22%、10万円が19%と続いています。つまり、3万円から10万円を包む人が8割超というとこですから、この辺にしておけば間違いがないということでしょう。
「3万から10万円では、ずいぶん差があるじゃないか!」
なんて声が聞こえてきそうですが、それぞれの関係性によって金額は上下することを忘れてはいけません。弟妹から兄姉、年少者から年長者へのご祝儀なら、低い金額を参考にすればいいでしょう。年長者から年少者、兄姉から弟妹へのご祝儀なら高い金額を参考にすればいいでしょう。一人で出席するのか、夫婦で出席するのかでも金額は変わる……と、考えると、犬助が妻の弟君の結婚式に包んだご祝儀の額も、相場通りだったと考えることができるのです。
式の形態は変わっても、ご祝儀額は変わらない?
しかし冒頭にも述べたとおり近年の結婚式は変化しています。例えば、オーソドックスな式ではなく親族だけの食事会に招かれたなら、ご祝儀の額はどれくらいにするのが適当でしょうか?これについて犬助は経験がないので、周りの連中に聞いてみたところ、式がないとはいえ披露宴には違いないから、祝儀はオーソドックスな結婚式と同額包んだとのこと。こちらも相場は3~10万円で、それぞれの関係に応じて変化します。
また、最近良く耳にするようになった「1.5次会」に招待されたならば、どうでしょうか?1.5次会とは披露宴と二次会の中間のもので、肩肘の張らないタイプのパーティのこと。今までの二次会のように、会費制になっているケースが多いといいます。友人や会社の同僚の立場で1.5次会に参加するならば、会費のみでご祝儀はナシというのが一般的です。
1.5次会でも、兄弟ならご祝儀は持参しよう!
「兄弟の結婚式、1.5次会だと聞いているから、ご祝儀はいらないんだね!」と、考えているならば、それは間違っています。会費とは文字通りパーティに参加するための費用ですから、お祝いの気持ちを表すご祝儀とは別と考えるべき。会費とは別にご祝儀を用意するのが一般的です。そのときの金額の相場も3~10万円で、それぞれの関係に応じるということです。
加えて1.5次会方式のパーティーならば、ご祝儀を渡すタイミングにも注意しなければなりません。1.5次会の受付は会費を集めることしか頭にありませんから、そこにお祝儀を持っていくと、混乱してしまう恐れがあります。ご祝儀は1.5次会の前に家へ訪ねるなどして渡すべきですし、それができないならば現金書留で送付すべきでしょう。
オーソドックスな結婚式から食事会、1.5次会。パーティの形式は変わっても、兄弟間のご祝儀の額の相場は、3万円から10万円といったところです。ただ、お祝儀を渡すタイミングについてはご注意ください。