11月23日の「勤労感謝の日」って働きまくるオヤジが感謝される日なのか?

  • 2018/11/21
  • ライフスタイル・娯楽
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大きな勘違いをされている「勤労感謝の日」

大きな勘違いをされている「勤労感謝の日」
数ある祝日の中でも「天皇誕生日」などではなく「勤労感謝の日」こそが、意味合い的に最もオヤジが威張って休める日のような気がします。
メディアも便乗しこぞって働くことの有難さを見直そうなどと、もっともらしく取り上げたりするものだからなおさらです。
「勤労感謝の日には、お父さんに何をプレゼントしますか?」と言ったテーマも自然に扱ってしまうようになるのが、メディアの仕事になってしまうのです。
それはそれで嬉しくても、なぜこの日が勤労感謝の日なのかはまるで説明も出来ないオヤジがほとんどでしょう。
なんとなく1年の締めくくりとなる忙しい師走を前に、一息つこうとして定められたのではないかくらいなところが一般人の発想です。
実は勤労感謝とはまるで関係ない日に後付けでネーミングされた数少ない祝日なのでした。
今年はその経緯を知ってからこの日を迎えれば、これまでの勘違いしていた自分を見直す機会にもなることでしょう。

 

11月23日は「新嘗祭(にいなめさい)」の日だった

11月23日は「新嘗祭(にいなめさい)」の日だった
新嘗祭とは、収穫祭のことです。
日本国民に五穀豊穣を捧げてくれた神に天皇が代表して感謝を捧げるための祭りなのです。
かつての日本国民にとって農業こそが生活の支えでしたので、宮中だけで行われる祭りではなく、合わせて国民ともどもに神に感謝をする一日だったのです。

・GHQの政策
戦後の日本でGHQが恐れていたのは天皇の存在でした。
かと言って、天皇制を廃止しようなどすれば日本の反感を買うだけです。
国民にとって天皇の存在を薄くさせるためにも、この新嘗祭は宮中行事だけとしたのです。
こうして国民の天皇との繋がり意識を薄めさせる効果を狙ったのです。
勤労感謝の日とは、アメリカでは9月最初の月曜が勤労の日、11月最後の木曜が感謝の日とされていますので、どうやらこれをヒントに当てつけられた祝日のようなのです。
以来、11月23日は世間では勤労感謝の日となりましたが、宮中内では人知れず新嘗祭が淡々と行われ続けて来た儀式となっているのです。
おかげで現代では新嘗祭が何なのか、いつどこで何のためのお祭りなのか、その存在さえも国民は知る機会が無くなっているのです。

 

11月23日の本来の意味に感謝しよう

11月23日の本来の意味に感謝しよう
憲法も見直しに向けて動いているようですが、これもほぼほぼGHQが作ったようなものです。
さすがにもはや戦後ではありませんので、戦前から日本が持っていた大切なものを見出すきっかけとしても勤労感謝の日の由来は正しく押さえるべきでしょう。
それはなぜ勤労感謝の日になったのかまで知ることになりますので、大事な歴史を振り返ることにもなります。
決して「勤労を尊び、生産を祝い、国民互いに感謝しあう」との趣旨をないがしろにする訳ではありません。
大義名分で掲げられた誤った認識で、せっかくあった本来の趣旨がかき消されてしまっていることは覆されるべきなのです。
勤労に感謝することはもちろん大切なことではありますが、何も本来の趣旨と違った日に感謝することでもありません。
国民を支えてきた産業の根幹である農業に改めて敬意を表することを忘れてしまったような現代だからこそ、11月23日を本来の新嘗祭の日として感謝を捧げる日になればと思います。
戦後70年も過ぎ、新嘗祭を知っている人はもはや一部の高齢者だけになっているのかもしれません。
このままでは永遠に国民の前で陽の目を浴びることも無くなってしまうことでしょう。
ここで初めて知ったと言うオヤジも多いかと思われますが、それを胸の内に秘めるだけでなくどんどん子供に向けて発信しようではありませんか。
家の中で「今日はお父さんに感謝して」などと言わずに「今日はお米に感謝しよう」などと、サラリと言ってのけるのもカッコいいオヤジではありませんか。

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