本当に知っていますか? 米軍基地を沖縄の地元民から見たリアル

  • 2017/10/11
  • ライフスタイル・娯楽
  • 821view
  • YAZIUP運営
タグ

アリ? ナシ?

アリ? ナシ?
沖縄の米軍基地と言うと、マスコミは大手紙から地方紙まで揃って『不要論』を前面に押し出した、あるいは、そう読者に印象付ける報道を行っている場合が大半です。基本的にマスコミは戦争時代に政府寄りの報道を行い、戦争を後方支援してしまった、という反省からいわゆる左寄りの姿勢を取りがちですので、まあそういうものなのでしょう。
一方で米軍基地が必要だと主張する保守あるいは右寄りな考えを持つ人たちの意見は、沖縄は地政学的にも日本防衛において欠くべからざる場所だ、従って日本の防衛を米国にゆだねている限りは沖縄における米軍基地は必要である、といったところでしょうか。

 

沖縄の地元民は?

沖縄の地元民は?
ここでは上記二つの意見のどちらか正しいのか、を論じるつもりは全くありません。ただ筆者は妻が沖縄出身者であることもあり、今でも妻側の親族の大半は沖縄で生活をしています。沖縄県民は県民以外の人のことを「ナイチャー(内地の人)」と呼び、なかなか本音で話をしないものです。ましてや米軍基地に関することなどは、いわゆる内地の人には遠慮もあってほとんど本音は話さないというのが実情ではないでしょうか。
マスコミや選挙の結果を見ていると沖縄県民のほとんどが基地反対との立場を示しているように誤解をしてしまいがちですが、実際はそんなに単純ではありません。幸いにして筆者は妻の関係もあり、酒を組み交わしながらいろいろな話を耳にしています。

 

本音は反対、だけど無いと困る

本音は反対、だけど無いと困る
一言でいえば、これが筆者が色々に話をしていく中で感じている本音です。米軍基地の騒音は大変です。妻も高校生までは沖縄にいましたので、軍用機の爆音で授業が中断することもしばしばだったと聞いています。また日米地位協定の不平等さに伴う米兵が犯罪を犯した場合の処遇などにも腹立たしい、と聞きます。しかしながら沖縄県民は基地によって生活が成り立っている人々もたくさん存在します。一つは軍用地の賃料収入、そういった直接的な利益だけでなく、基地が存在することによって発生する様々な消費活動――。
確かに沖縄に基地が多数存在していることは納得しがたいものがある、けれども早晩基地が無くなってしまったらもう生活をしていけなくなってしまう――単純に防衛上の問題だけで是非を語れるものでもなく、単純に「出ていけー」と声高に叫ぶことのできる問題でもない、というのが沖縄の地元民の、筆者なりに感じた本音です。まさしく沖縄という地に生活しているからこその、ある意味矛盾した感覚ではないでしょうか。
文字数の関係でこれ以上、詳細は書くことができませんが、切り取られただけの情報とは正反対の現実があるという、複雑な沖縄の実情の一端でも知るきかっけになってくれたならば幸いです。

この記事の作者

YAZIUP運営
YAZIUP運営
YAZIUPは『オヤジである自分を受け入れ、最大限“楽しむ”ことができるオヤジはカッコいい!!』と考えています。「まだ現役でいたい!モテたい!カッコよくいたい!!」そんな40代~50代の男性の皆様にオヤジを“楽しむ”情報を毎日お届けするYAZIUP!!『近所のオヤジ達の中で一番カッコいいオヤジ』を目指しませんか?
up YAZIUP運営
YAZIUP運営

週間アクセスランキング

    ページTOPへ
    ページTOPへ