給湯器は電気とガスのどっちがおすすめ?
- 2017/12/11
- ライフスタイル・娯楽
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給湯器を選ぶならガス式か?電気式か?
現在給湯器の燃料源としてメジャーとなっているのが「ガス」と「電気」です。少し前まではこれに加えて「石油」もまた有力となっていましたが、その後の石油価格の高騰などによりかつての勢いはなくなってしまいました。
引っ越しや新居の建築、さらにはリフォームなどの機会に給湯器を新調される予定の方は少なくないと思いますが、その際ガス式にするか、それとも電気式にするかということは非常に大きな問題となります。
実際には給湯器はガス式と電気式それぞれにそれぞれのメリットが存在し、一概にどちらが良いとは言えない場合が少なくありません。そこで今回は、ガス式と電気式、それぞれのメリットについて見ていきたいと思います。
ガス給湯器のメリット
ガス給湯器のメリットとして真っ先に挙げられることが多いのは、水圧が高くパワフルであることによる使い勝手の良さです。ガス給湯器は水道水をそのまま加熱して蛇口やシャワーなどから出すという仕組みを採っているため常にパワフルな給湯が可能となります。逆に電気式の場合にはまず一度水道水を貯水タンクに貯め、その上で加熱し付属のポンプで給湯するというシステムになっているため、そのポンプの性能や調子によって水圧や水量が変わってきてしまうことがあります。
ガス給湯器の大きなメリットとしては本体価格の安さも挙げられます。ガス給湯器の本体価格は製品によってばらつきはあるもののおおよそ5万〜10万円ほどであり、一方電気給湯器の場合には10万~40万円と2~8倍ほどにもなります。また設置費用に関してもガス給湯器は3万〜10万円ほどであるのに対し、電気給湯器は10万~40万円と3~10倍以上となり、こちらにも大きな差が存在します。
またガス給湯器ならではのメリットとしては、設置スペースがコンパクトであることも挙げられます。電気給湯器の場合は給湯器内部に貯水タンクが内蔵されているということもあり、給湯器本体を設置するスペースも広くなりがちな傾向があります。一方でガス給湯器の場合には給湯器自体の大きさが電気式のほぼ10分の1程度であるためその分設置スペースも小さくするということが可能となります。
電気給湯器のメリット
電気給湯器の大きなメリットとしては、本体寿命の長さがあげられます。ガス給湯器の場合ガスに着火して加熱をするシステムを採っているという都合上劣化もしやすく、その本体寿命は10~15年程度が一般的であり、早ければ6~8年程度で故障してしまうという場合もあります。これに対して電気給湯器の寿命はおおよそ20年ほどとされており、電気給湯器の方が長く使い続けることが可能となる傾向があります。
電気給湯器のメリットとしては貯水式であることも挙げられます。ガス給湯器の場合には給湯を水道に依存しているためその水道に事故や災害などでなんらかのトラブルが生じた際には使用することができなくなってしまう恐れがあるのであるが、電気給湯器の場合は貯水タンクに貯めた水を沸かして使用するためそのような場合でも問題なく使用することが可能となります。
また、電気給湯器はガス給湯器に比べて加熱時に火を使わない分安全であるというメリットもあります。特に先に述べたような災害時などにはガスから引火、爆発などのリスクもないわけではないのですが、電気給湯器の場合にはそういった心配は一切ありません。
それぞれにメリット・デメリットがある
このようにガス給湯器と電気給湯器とにはそれぞれにメリットとデメリットが存在します。もしこれから新しく給湯器を設置する場合には、こういったことを踏まえてご自身のライフスタイルに適したものを選ぶようにすると良いでしょう。