カタール経済ってどうなの?実は日本とは深い関係があった!

  • 2019/02/18
  • ビジネス
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  • 松村 昴
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近代化を進めるカタール!

近代化を進めるカタール!
中東のなかでも、急ピッチで近代化を推し進めているのがカタールです。2022年には、サッカーワールドカップが開催される予定となっており、インフラ整備がどんどん進められています。

そんなカタールだけに、気になるのが経済状況についてです。サウジアラビアやUAEなど、アラブ諸国から国交断絶をされているカタールだが、経済状況はどうなっているのでしょうか。

実は、カタールは日本とも深い関係があります。そこで今回は、カタール経済や日本との関係をメインに紹介していきます。

 

カタールは「世界で最も裕福な国」!?

カタールの経済は、政府主導型経済です。経済規模こそ大きくはありませんが、一人当たりのGDP(国内総生産)・GNI(国民総所得)は世界トップレベルです。そのため、カタールは「世界で最も裕福な国」と呼ばれることもあります。

実際に、カタールの国民は所得税がないばかりか、医療費・電気代・電話代が無料です。しかも、大学を卒業すると無料で国から土地を借りることができ、10年住んでいればその土地をもらうことができるのです。カタールが、「世界で最も裕福な国」と言われるのも納得です。

 

カタール経済を支えているのは資源と外国人労働者!

カタールの経済を支えているのは、石油と天然ガスです。輸出の大半が、石油や天然ガスもしくはその関連製品となっています。このオイルマネーによって、カタールの人々は裕福な暮らしをすることができるのです。

また、意外かもしれませんが、カタールの経済を支えているのは外国人労働者の存在も挙げられます。実は、カタール国籍の総人口よりも、外国人労働者の方が多いです。それほど、カタール国内の労働力は外国人労働者に依存しているのです。

ちなみに、外国人労働者はインド・パキスタン・イランなどが多く、母国よりも給料が高いカタールに出稼ぎにきています。

 

アラブ諸国との国交断絶と経済の関係は?

カタール経済で気になるのが、カタールがアラブ諸国との国交断絶をしていることです。2017年にサウジアラビア・UAE・バーレーン・エジプトがカタールとの国交断絶を表明しています。これは、カタールがイランやテロ組織などを支援しているという理由によるものです。しかし、カタールはこれを否定しており、対抗する姿勢を打ち出しています。

国交断絶によって、カタール経済は厳しくなることが予想されていました。しかし、想像よりも影響を受けていないとされています。これは、イランとトルコが支援を継続しているからです。カタール・イラン・トルコで貿易促進協定を締結しており、カタールの物資不足は解消されています。

また、トルコが支援することで、カタールを「陸の孤島」になることを回避することができ、経済的な影響も抑えることができたのです。実際に、2017年・2018年ともにカタールの実質経済成長率はプラスであり、アラブ諸国との国交断絶はあまりカタール経済に影響はないとの見方ができます。

 

日本とカタールの関係について!

日本とカタールは、重要な関係国となっています。カタールにとって、日本は最大の貿易相手国です。逆に、日本にとってカタールは、主要なエネルギー供給国となります。そのため、お互いにとって、重要な国という認識を持っているのです。

また、カタールは親日国としても有名です。2011年の東日本大震災のときにも、カタールは天然ガスの緊急追加供給をしており、1億ドルの復興支援の提供をしてくれています。

 

カタールの今後の展望!

カタールの今後は、さらなる発展を遂げていく可能性が高いです。2022年には、サッカーワールドカップが開催されるため、急ピッチでインフラ整備が行われています。それだけに、どんどん発展していくことでしょう。

しかも、カタールの天然ガスの可採年数は、100年以上あるとされています。このため、他の中東諸国に比べて安定した資源輸出が可能です。資源大国であるカタールの経済は、まだまだ成長していくことでしょう。今後もカタールの経済には注目です。

この記事の作者

松村 昴
松村 昴
大学生時代からギャンブルを愛するフリーライター。 競艇・競馬・カジノがとくに大好き。 現在は全国24競艇場を旅しながら記事を執筆中。 趣味はアウトドアでキャンプやサイクリングで気分転換。
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