渋いオヤジになりたいなら、生ける伝説「バディ・ガイ」を聴け!
- 2018/07/14
- ライフスタイル・娯楽
- 309view
- 芸能/音楽
- ギター
- ギタリスト
- 歴史
- 音楽
人生経験を重ねたオヤジなら、バディ・ガイの良さがわかるはず!
知る人ぞ知る、シカゴ・ブルースの第一人者的存在「バディ・ガイ」。
ローリング・ストーンズ誌による「歴史上最も偉大な100人のギタリスト」では、2003年に第30位、2011年の改訂版では第23位に輝きました。
2005年にロックの殿堂入りを果たし、2018年7月30日には82歳になります。
バディ・ガイの影響を受けたギタリストたち
彼のギタープレイは、ギター界のスーパースターにも大きな影響を与えました。
バディ・ガイの影響を受けたとされているギタリストをざっとご紹介しますが、マニアでなくても耳にしたことがあるであろう、ビッグネームが並んでいます。
■ご存じ、ジミ・ヘンドリックスも!
世界的に有名な「エレキギターの神様」。
公式アルバムはわずか4枚、活動期間は約4年という短いキャリアでしたが、時代を超えた音楽とプレイは今もなお多くの人に愛されています。
■世界三大ギタリストの1人、エリック・クラプトン
ジミー・ペイジと次に紹介するジェフ・ベックと共に世界三大ギタリストとして称されている、ギター界のヒーローです。
史上最強のロックトリオ「クリーム」のギタリストとしても有名。
■インストゥルメンタルで革命を起こした、ジェフ・ベック
ヤードバーズ脱退後、75年にリリースしたインストゥルメンタルアルバム「ギター殺人者の凱旋(Blow By Blow)」で世界に衝撃を与えます。
ロックとジャズの融合、ギタープレイ、ポップな楽曲が高く評価され、ジミー・ペイジは「ギタリストのための教科書だ」と評しました。
1950年から現在までバリバリ活躍!
1950年代に地元でバンド活動をしていたとき、シカゴのチェス・レコードと契約するために2曲のデモテープを制作。
翌年の1958年にシカゴへ移住しますが、送ったはずのデモテープがチェスに届いていないというハプニングに見舞われ、結局はコブラ・レコードと契約を結ぶことになります。
しかし、契約して間もない1959年にコブラが倒産するという事態に陥りますが、その後は晴れてチェスと契約。
1968年にはファーストソロアルバム「A Man & The Blues」をリリース、1970年のストーンズのツアーでは前座で参加しています。
1975年には「第2回ブルース・フェスティバル」に出演すべく、来日を果たしました。
ジュニア・ウェルズとのデュオで参加したのですが、このときのバンドメンバーにはバディ・ガイの弟でギタリストでもあるフィル・ガイの姿も。
1987年のジャパン・ブルース・カーニバルでは、再びジュニアとのデュオで来日しています。
トレードマークは水玉
愛用のフェンダー・ストラトキャスターは白と黒の水玉模様。
とても可愛らしい見た目をしたギターを愛用していますが、彼のギタープレイはテンション高め!
長3度(2音)というなかなかキツめのチョーキングをスタッカートでピッキングしつつ、ゆっくりチョークダウンすることでビリリ音を出す。
三連符で繰り出す、素早いプリングパターン。
ピッキングではなくグリッサンドで異なる音やコードを得る…といったテクニックも、彼が開発したといわれています。
まだまだ現役!
すっかり高齢になった彼ですが、2015年にリリースした「Born to Play Guitar(ボーン・トゥ・プレイ・ギター)」では、米ビルボードのブルース・アルバム・チャートにおいて、自身5度目の第1位に輝いています。
さらに、2018年6月にはニューアルバムとなる「The Blues Is Alive And Well(ザ・ブルース・イズ・アライヴ・アンド・ウェル)」をリリース!
全14曲を収録、プロデューサーはガイにとって長年のコラボレーターであるトム・ハンブリッジが引き続き担当しました。
ツアーも積極的に行っており、年齢を感じさせないその姿はまさにオヤジの鑑!
同業のプロはもちろんのこと、ファンにも多くの元気と感動を与え続けています。
今夜の晩酌にはバディ・ガイを流して、大人の時間を過ごしませんか?