「LEVEL 42」と聞いて、木村カエラではなくマークキングがいるバンドを思い浮かべたオヤジはガチ!!!!
- 2018/06/29
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シャカタクと人気を二分するあのバンド
「LEVEL 42」と聞いて、木村カエラを思い浮かべたオヤジもある意味ガチです。
木村カエラの記念すべきデビューシングルですからね。
ですが、今回ご紹介したいのはMark King(マーク・キング)がベース・ボーカルを務めるバンド「LEVEL 42(レベル42)」。
ファンク・フュージョン・バンドとしては、Shakatak(シャカタク)と並んで英国の代表的な存在です。
シャカタクと聞いてピンと来なくても、世界的にヒットした「ナイト・バーズ」を耳にしたことがあるオヤジは多いはず。
「男女7人夏物語」(1986年)、「男女7人秋物語」(1987年)にもシャカタクの楽曲が使われていましたし、1987年から3年連続で日本ゴールドディスク大賞(インストゥルメンタル部門アルバム賞)を獲得しているので、日本でも確固たる人気を確立しているといえるでしょう。
一方、レベル42は「Lessons In Love」「Running in the Family」「To Be With You Again」「It’s Over」などの名曲を世に出し、世界的なヒットも飛ばしていますが、日本国内での人気・知名度は人気ドラマの起用やゴールドディスクの受賞歴もあるシャカタクに軍配があがるかもしれません。
しかしながら、レベル42にはレベル42にしかない良さがあります。
マーク・キングは超絶技巧のスラップベーシストとしても有名で、日本国内におけるベース関連の雑誌や教材でもマーク・キングが取り上げられることが多いです。
「マーク・キングって凄腕らしいぜ」「レベル42ってバンドなのか、聴いてみよう」と、マーク・キングからレベル42を知ったオヤジも少なくないのでは。
マーク・キングの奏法は「マシンガン・スタイル」
ベースのスラップ奏法といえば、ラリー・グラハム、スタンリー・クラーク、マーカスミラーが有名ですが、マーク・キングは従来のスラップよりも圧倒的に早い「高速スラップ」を編み出しました。
ベースラインを弾きつつ、パーカッシブは効果をプラスする…という高度なテクニックを世に広めた功労者でもあります。
ベースに詳しくない方は動画をご覧いただくとわかりますが、サムピングがとにかく早い。
サムピングとは「弦を親指で叩く」というスラップ奏法の基本的な動作なのですが、マーク・キングは驚異的な速度を連打します。
しかも、サムダウンで…。
サムダウンとは、サムピングの際に親指を下に振り下ろす動作のこと。
16分音符のフレーズとなると「親指を上に振り上げるサムアップと組み合わせて2音を得る」という方法をとるベーシストが多いのですが、マーク・キングは16分音符だろうとサムアップを用いません。
左手はゴーストノートとハンマリング、右手のプル(指を引っかけて音を出す動作)、そしてサムダウンの超高速連奏を組み合わせた16分音符奏法は「マシンガン・スタイル」と呼ばれ、マーク・キングの代名詞ともなっています。
そして、忘れちゃいけないのが、マーク・キングはベーシストでもあり、ボーカルでもあるという事実。
激ムズなフレーズを歌いながら弾いてしまう、世界最高峰のテクニックには脱帽です。
レベル42の来日情報
2018年6月現在、レベル42の来日予定はありませんが、近年では2015年、2017年に来日公演を果たしています。
割とコンスタントに来日している模様なので、今後も彼らの生演奏を日本で聴ける機会がありそうですね。
「ギズモドローム」にも注目
マーク・キングは、2018年4月に「GIZMODROME(ギズモドローム)」の来日公演で訪れています。
ギズモドロームは、マーク・キングをはじめ、元ポリスのドラマーであるスチュアート・コープランド、フランク・ザッパやデヴィッド・ボウイなどの作品やライブへの参加経験があるエイドリアン・ブリュー、プレミアータ・フォルネリア・マルコーニのヴィットリオ・コスマとう大御所が集結したスーパーバンドです。
幅広い世代にファンが多い面子ですし、さぞかし濃いライブになったことでしょう。
興味がある方は合わせてチェックしてみてはいかがでしょうか。