世界で爆発的人気の三菱エクリプスクロスってどんな車なのか?
- 2018/06/19
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三菱の車って、聴かれてすぐ思いつくモデルはパジェロやランエボ。どちらもバリバリの硬派なのです。そう、三菱が目指すのは質実剛健。同じ出力のエンジンならば、DOHCよりも構造がシンプルなSOHCに拘りギャランGSR-MR以来、80年代末までDOHCを発売を再開しなかった拘りのメーカーでもありました。
数年前の燃費改ざん不正問題やリコール隠しから、企業体質だとか色々揶揄され販売は激減し倒産の危機にもあいました。その結果、日産傘下の企業に成り下がってしまったのです。まぁ、倒産して会社が無くなってしまうよりはずっとマシなのですが、、。
そんななかでも、開発が続けられたのが2018年3月に販売開始された期待のニューカマー、エクリプスクロスです。
エクリプスクロスは三菱のみで開発された最後の車になってしまいました。これからは、日産・ルノーと連携しながらの開発となるので三菱独自の単独開発は残念ながら、これからありません。
エクリプスクロス登場!
モデル名のエクリプスは、90年代アメリカで爆発的にヒットした三菱のスペシャリティカー。スタリオンの後継モデルで、2ドアハッチバッククーペ。往年のヒットモデルにあやかったものですが、エクリプスの知名度の高さは日本よりも輸出先のアメリカでは絶大なものがあったのでしょう。
この記事を書くに当たり、資料収集と称して近所の三菱ディーラーへ赴きました。実車を目の当たりにして、その大きさに驚きました。全長×全幅×全高=4405×1805×1685は、圧倒的なボリューム!ライバルは、C-HRやヴェゼルなんて思ってましたが、エクリプスクロスが相手にするのはワンランク上のCX-5やX-トレイルでしょう。
スタイリングは、5ドアハッチバックSUV。C-HRのようにスタイル優先ではなく、後部座席の居住性もかなり考慮されたデザインなので流行りのクーペルックな趣はあえて採用されていません。
フロントデザインはダイナミックモーショングリルが採用されています。軽自動車のekワゴンからアウトランダーまで採用になっています。今後、マイナーチェンジやニューモデルチェンジされた時には、必ず使われるフロントデザイン。まぁ、これからの三菱の顔になるのでしょうね。
特徴的なのは、ハッチバック部分の上下2枚あるバックウインドウ。後方視界を見易くするためウエストラインまでウインドウがあるのは、親切そのもの。
搭載エンジンは、1500cc・直4DOHC直噴ターボ(150PS/24.5kgm)。エクリプスクロスの大きなボディの心臓部は最近はやりのダウンシジングターボ搭載です。1500ccの排気量ながらターボの過給を得て、必要十分な馬力とトルクを獲得しています。燃費は、15km/L(JC08モード)です。燃費性能をアピールするモデルでは、ないので突出した数値ではありませんが、ライバル並みの平均的燃費性能は確保しています。
ミッションは、レスポンスに優れた三菱オリジナルのスポーツシフト「INVECS-Ⅲ8速スポーツモードCVT」で、スポーツドライビングを楽しめるでしょう。
駆動方式は、FFと4WD。国産4WDの先駆け的存在の三菱、ジープのライセンス生産からパジェロなどのハードクロカン四駆から速さを競うWRCのベース車両になったランエボなど国内メーカーならではの4WD技術は、目を見張るものがあります。
あらゆる路面状況を想定して、車を思い通りにコントロールするために、常に4輪すべて制御する4WDシステムがS-AWCです。4WD・アクティブヨーコントロール(旋回性能)・アクウティブスタビリティコントロール(横滑り防止)・ABSの4つを統合して制御しています。
電子制御された4WDシステムは、ダイヤルで3つの走行モード、AUTO・SNOW・GRAVELから選べば、まるで熟練したドライバーの様に悪路も難なく走破してしまう凄さなのです。
さらに、誤発進抑制装置などの先進的安全装置・eーAssistも搭載されています。
価格は、253万2600円(FF M)~309万5280円(4WD Gプラスパッケージ)です。
カッコだけのオシャレSUVでなく、カッコも中身も本格派の三菱SUVのニューモデル・エクリプスクロス。どうりで世界で爆発的人気になるわけですね。