プリウスに消火剤をまく窃盗団の手口
- 2017/09/18
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プリウスは窃盗団にも人気?
昔も今も車の盗難被害に遭うオヤジは少なくありませんが、最近ではセキュリティの向上で安心している人も多いでしょう。もちろん、車を盗まれるなどというショッキングな経験は一生に何度もあることではないため、2度目の被害に遭う確率は低くなると考える面もあるでしょう。その反面、一度あることは二度あると、自動車保険に車両保険を追加することも考えます。
さて、自動車オーナーなら誰でも被害者になる可能性はあるものの、被害に遭いやすい車種が存在するのも事実です。少なくとも、横行する窃盗団やプロの犯人が狙うのは「換金性の高い」車ということになります。その意味では、車を盗まれたために新たに買うのが同じような車種だったら、再び盗まれる危険度が増す可能性もあります。
換金性の高い車とは、盗んだらすぐに売り飛ばせる車であり、それなりの価格になる車といえます。そのため、オンボロ車やデカすぎる車などは対象になりにくいといわれています。逆に、人気の高い軽自動車や普段乗りに使っている高級車などはどれでも狙われると思っておきましょう。
最近では、プリウスのようなどこででも見かける車種のオーナーは警戒すべきかもしれません。日本で人気のある車は、海外でも人気がある可能性を持ちます。窃盗団の売り飛ばす先は国内にも海外にもあるようです。まずは、できるセキュリティを導入して、車両保険での盗難対応も忘れないようにしましょう。
盗まれなくても消火剤まみれに
自動車専門に盗みを働く連中の間で一般化している手口のひとつに、消火剤の使用があります。最近も、プリウスに消火剤がまかれたニュースがあったばかりです。では、消火剤をどうやって盗みに使うのか?
そもそも、自動車窃盗を行う連中には関係のない話であり、こちらはいわゆる車上荒らしの分野となります。一般のオヤジは知らなくて当然ですが、車上荒らしをやる輩の間ではポピュラーな手口となっているようです。
しかし、消火剤でどうやって盗むのかは大いなる疑問です。実は、盗みそのものではなく逃走のための道具として使われています。追いかけてくる被害者や警察官に向けて消火剤を噴射!
するわけではありません。
車そのものに消火剤をぶっかけることで、犯人の痕跡を検出されにくくするのです。
但し、この手口はあくまでも犯人側が好んで使用するというだけの話であり、実際に逃走を助ける効果があるかは疑問です。物理的な行為であるため、まったく何の効果もないとまではいえませんが、少なくとも指紋採取などの捜査活動にはあまり影響がないといわれています。
変な言い方ですが、そんな効果が薄い手口を使って車を汚さないでもらいたいものです。逃走のためというよりは、単なる嫌がらせです。人気車種であるプリウスに消火剤をまかれたというニュースを聞くと、プリウスオーナーとしては危機感も増すというもの。
あらかじめ消火剤を持ってくる犯人には対応できませんが、消火器を車載するかどうかを考えてしまいます。駐車場所も含めてセキュリティの見直しをすべきかもしれません。