ワンコインから旅行代まで!医師がナイショで受けている人間ドックよりオススメの検査って?
- 2018/04/21
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人間ドックを毎年通過していれば、健康に問題はないと思っているオヤジも多いだろう。
検査の数週間前だけ、食生活に気を付けて、検査結果に異常がなければ、後は元の食生活に戻っているオヤジも多いのではないだろうか。
それでは、車を違法改造して、車検の時期だけ元通りにしているユーザーと同じである。
車検さえ通ればオッケーだろ!と反論するオヤジも多いかもしれない。
これでは、オヤジが後々苦しみそうな、ガン、生活習慣病の早期発見は出来ないのだ。
何の為の人間ドックだ?だから例えが車検なのである、最低限の検査なのだと。
医師が患者に教えないで、コッソリ受けている検査とは、どういうものなのか。
ワンコインで胃と眼が守れる
オヤジにオススメの、ワンコイン検査の筆頭に挙げられるのがABC検査(胃がんリスク層別検査)だ。
血液検査で、胃がん発見率はバリウム検査の4.3倍という所もオススメポイントである。
特に以下の条件に当てはまるオヤジは、各種胃の検査を受ける前に、こちらをオススメしたい。
1:毎日終電帰り、もしくは土日出勤当たり前、生活は不規則。
2:コンビニフード、店屋物、外食が当たり前。
3:休日は終日遊んでいるか爆睡している。
4:バリウム検査や内視鏡検査は億劫だ
5:ピロリ菌除去をする必要があるかどうか、簡単な検査で知りたい
この検査は、胃がん検査を実施している全国の病院で受けられるので、総合病院もしくは、循環器系を専門にする病院で診断可能だ。
胃がんの死亡率は肺、大腸についで第三位だが、ステージ1で発見できれば9割生還可能。
この検査は、ピロリ菌の有無と、胃粘膜収縮度から、胃がんになるリスクを4段階に分けるので、胃粘膜に問題があるのか、ピロリ菌が問題なのかも検査結果で判る所も良い。
次にお勧めしたいワインコイン検査はOCT検査だ。
光干渉断層計を使用し、網膜を3D撮影する事で、人間ドックでは判らない眼底の厚みや視神経の異常を測定。
これで判るのは緑内障で、所要時間は1分、全国の総合病院及び眼科で受診できる。
40歳以上の20人に1人が罹患し、失明原因のトップとされる緑内障。
視野が欠け始める前にこの検査で早期発見をすれば、目薬で進行を遅らせる事も可能だ。
毎年胃と眼の検査を受けたとしても夜食代、オヤジの健康を守るには安いものだ。
カテーテルよりもMRIがお勧めな理由
では旅行代金に匹敵する費用で、お勧めの検査と言われると何だろうか、それは心臓MRIである。
ペースメーカーや、金属のステントが体に入っている人、閉所恐怖症にはお勧めできないが、そこまでいかないオヤジで、心臓や動脈硬化、高血圧が気になるオヤジにお勧めの検査だ。
心臓CTやカテーテルとの大きな違いは、造影剤によるアレルギーが起こらない事である。
喘息の人は、造影剤を使った検査が出来ないので、こちらの検査をお勧めしたい。
またCTやレントゲンの様に、被ばくする危険性もない上、カテーテルの様に、検査入院し、絶食しなければいけないという事もない。
心電図やレントゲンでは血管の状態まで判らないが、MRIでは血管の状態も30分で把握できるので、動脈硬化と狭心症の疑いのある人にはお勧めの検査だ。
費用は4~5万と高くなるが、心筋梗塞や狭心症を起こすよりずっと良い。
カテーテル検査となると、入院で10万円近くかかる。
いかがだろうか。
現役の医師たちは、この様に、検査を自分の健康状態に合わせ受けて、自分たちの健康を保っている。
それは人間ドックが『ただの組み合わせ』という事をよく判っているからだろう。