セイコー・プロスペックス「SBDC051」の購入に至ったわけ

  • 2017/11/29
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念願のダイバーズウォッチ購入報告

念願のダイバーズウォッチ購入報告

「夏が近づくと、ダイバーズウォッチが欲しくなりますよね!!」なんて記事を書いたのは随分前のことなのですが……晩秋を過ぎ、初冬となってしまった今になって、やっと犬助は念願のダイバーズウォッチを購入いたしました。

セイコー・プロスペックス「SBDC051」、これが手に入れたダイバーズウォッチ。
「ブランパンだ、ロレックスだと散々いってた割には、えらく安価なものを手に入れたな」というご批判もあるかとは思いますが……まあ時計好きとはいえども、犬助が現在時計にかけられる金額のマックスはこの程度。
この辺で手を打っておくか、と思ったから? いやいや、セイコー・ダイバーズの様々な偉大な点に気がついたからです。

 

セイコー・ダイバーズ、数々の伝説

セイコー・ダイバーズ、数々の伝説

どんな点がセイコー・ダイバーズは偉大なのか?それは幾つかの伝説を持っているからです。

まず最初の伝説は、丈夫さについて。
一番丈夫な時計とは何か? という質問をした場合に多くの人はカシオ「Gショック」と答えるでしょうが……時計好きの間で語られている伝説があります。

スカイダイビング中、高度4,100mから落下したセイコーのダイバーズウォッチが、アスファルトに突き刺さるほどの衝撃を受けたにも関わらず、問題なく動作したという話。
「だって、4,100mだよ!! セイコーの丈夫さは、Gショックなんて目じゃないんだって」
ふむ、なるほどねえ。

そして次の伝説は、ロレックスに勝ったということについて。
日本を代表する登山家・冒険家の植村直己氏がエベレストに登頂した際に用いていたのが、セイコーのダイバーズだったという話。
北極圏での冒険中に植村氏が困ったのは、愛用のロレックスが寒さのために動作しなくなるというトラブル。しかし、同時に持っていたセイコーのダイバーズは問題なく動作した、だからエベレストにアタックする際にセイコーのダイバーズを着用したというのです。
「どう、セイコーのダイバーズは、ロレックスに勝ったんだよ!!」
へーそうなんだ。

 

怪しい、数々のエピソード

しかしまあ、両方のエピソードとも怪しい点は所々あります。
例えば、最初の丈夫さを示すエピソード。どのモデルが落下の衝撃に耐えたのか? この点が不明なのです。そして、これが本当の話ならセイコーが黙ってはいないはず。宣伝材料に使うのに、もってこいのはずなのですが、一切公式には触れられてはいないのです。

そして植村氏のエピソード。確かにエベレスト登頂の際にはセイコー・ダイバーズの2ndモデルを着用していたのは間違いなさそうです。しかしロレックスと比較した結果、セイコーを採用したというところは信頼できる話はない。だから、ロレックスに勝ったというのも眉唾な話なのです。

 

眉唾なエピソードが語られるのも、セイコーだから

眉唾なエピソードが語られるのも、セイコーだから

最初犬助はこれらのエピソードに対して「あー嘘くせえ!!」と思っていたのですが……しばらく考えた結果、それなりの信頼性がなければ嘘も宿らないということに気が付きました。
少々眉唾な話でも、それが語られているということは「セイコーダイバーズならありそう」と思われているからではないか? そして信頼と共に愛用されているからではないか? と。

そこで、ショップに出向きセイコー・プロスペックス「SBDC051」を目にしたところ、まあ出来が良い。そりゃあ、ブランパンやロレックス、いやグランドセイコーのダイバーズと比較すれば、大いに見劣りはします。

しかし、考えてみればダイバーズ時計とは実用品、仕上げが丁寧とか華美である必要は全くない。もっというと、キャバクラでお姉ちゃんに気づかれる必要もない。
いざという時に頼りがいがあるツール感があれば、必要十分ではないか? と。

ということで数々の伝説が語られている点と、道具としての信頼感がある点、この2つで「SBDC051」の購入に踏み切りました。
まあ犬助は、この時計と共にスカイダイビングをしたり、エベレストに登頂することはおろか、海に入る予定もないんですけれどね。

この記事の作者

アントニオ犬助
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みんなに嫌われるジジイを目指して、日々精進中!!
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