シンプルに格好良くなるにはやっぱり「白シャツとブルーデニム」が良い!?

  • 2019/07/26
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  • ファッションマジシャン◆ yutaka
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少し前に、街中で昼間から開催されていたジャズフェスティバルに息子(小3)と行ってきたんです。街のいたるところから、昼間からジャズが聴こえてくるというジャズ好きには堪らないフェスティバル。私はいつも聴きにいくバンドのドラムの方が別にもう一つ所属しているバンドをメインに聴きに行きました。が、そのバンドを何より気に入ったのが息子!なら、という事で、息子も夏休みだしそのバンドが夜にちゃんとやるライブへ家族で行ってきました。もう、息子はノリノリ。そのジャズの空間で最年少だけあり、息子はお客さんからもモテモテ。

そのバンドのドラムの方とは一緒に写真を撮ってもらったりして、とても楽しい時間を過ごせた様です。ちなみに、もともとピアノをしていた妻も気に入り、来月のライブへの予約までしてきてしまいました。なんだ、私より盛り上がっているじゃないか…と、焦っております。

そんなジャズライブ。「ジャズライブ」というとどんなイメージでしょうか?

暗い空間に、木のテーブルとイスがあって、酒とつまみも合わせて音楽を楽しむ格好良い大人の場所。という感じ?私は小さい頃から、映画で観たのか、そんなイメージを持っていました。そこでジャズを聴く男性もまた、プレイヤーに負けず格好良い人ばかりなんてイメージ。ただ、実際の空間って、残念ながら「やっぱり日本人だなあ」という印象で格好良い男性ってそんなに多くない。中には格好良くなろうとして頑張っちゃったやり過ぎ感が出ている人もいます。やっぱり、こんな場でもシンプルに格好良くしたいものですよね。

普段のファッションのお問い合わせでも「シンプルで格好良くなりたい」というのは特にご要望の多いところ。という事で今回は、「とにかくシンプルに!格好良くなる」をテーマにお届けしましょう。

 

大人のファッションはシンプルに格好良く

大人のファッションはシンプルに格好良く

みんな「シンプルな格好良さ」を求めるのはやはり、それが格好良いと知っているから。昔から「白いTシャツにブルージーンズを格好良く着こなせるのがお洒落だ」なんて言われる事があります。変に着飾らず、それくらいシンプルなもので着こなせれば格好良いし、事実そういう着こなしで格好良かったハリウッドスターなどがいましたよね。

私自身、この考え方着こなし方は特に大人の男性にオススメしています。内面が成熟してきた大人にとって、過度に着飾るのは逆効果。磨き上げてきた内面とケンカしてしまうので、印象として「うるさく」なってしまいやすいのです。まあ、さらに歳を重ねるとその過度な装飾さえ自分の中に取り込む様な懐の深さが出てくるものですが。

我々オヤジ世代は、内面から溢れ出る大人の魅力を、シンプルな服で表現した方が格好良くなると思うのです。ですから、服装は変化球なども狙わずストレートに定番とかシンプルと言われる服を上手に組み合わせて着こなす方が良いでしょう。

 

しかし、シンプルになるほど…

しかし、シンプルになるほど...

しかし、ファッションに限らずシンプルなもの、基本を極めるといった事こそ難しいものです。大人の着こなしでも、Tシャツとは言わずとも、衿付きの白無地シャツにブルージーンズを合わせた着こなしで格好良く見せるのは、何も考えずに出来るものではありません。

私がファッションの世界に足を踏み入れた時はもう「白シャツにブルージーンズは格好良い」という言葉はありましたが、それをどう実現すれば良いか?という具体的な情報はありませんでした。

「センス」と正体不明の言葉で無理矢理納得させられたり、「それは上級者だから出来ること」とか「それは背が低くて短足の日本人には難し過ぎる」と、やたら叶いそうもない夢物語にされたり。奇跡的にも身近にそれが出来る人がいても「あの人は特別」だったし、その人にノウハウを直接聞いたとしても、そういう人は本当にナチュラルにやっていて「え?なんとなく」みたいな曖昧な答えしか貰えなかったり。

仕方なく自分で試行錯誤してこの格好良さを解明しようとしていた時期を思い出します。

 

シンプルに格好良くできるその方法論とは!?

シンプルに格好良くできるその方法論とは!?

ファッションの多くを学ばせていただいた今ではお陰様で、シンプルな白無地シャツにブルージーンズでも「格好良い着こなしだね」(この際、顔は関係ないという事で)と、同業界のアパレル関係者からも言っていただける様になりました。

しかし私はそもそも「センス」とか「フィーリング」とかそれだけではよく分からない、自分で具体的に言葉に出来ないものが苦手。だからこそ、本来非言語のコミュニケーションツールとして使われるファッションを自分で会得した後は言葉で説明し、みなさんにお届け出来る様になったとも言えます。

さて、その方法論とは?先にお伝えしなければならないのは実はこれ、一朝一夕には実現出来ないのです。なんとなくの格好良さなら出せますよ。でも、「本当に格好良いね!」と言われるくらいの格好良さは、コレとコレを選んでこう着ればOK!といって誰でも出来るものではないのです。ここは嘘をつく訳にはいきませんから「誰でも簡単にすぐ出来ますよ!」なんて書けません。当たり前の話ですが、シンプルになるほど誤魔化しは出来ないし奥深いものです。

 

それを前提で言えば、まず考えたいポイントは何よりサイズ。自分の身体に合う、という部分を大前提にした上で、自分をどう見せたいか?によって、やや大きめとかやや小さめを選ぶ必要があります。でもやはりまずはジャストサイズを知る事。「自分がジャストだと感じるサイズ」じゃないですよ。それは、ただ単にあなたが普段着ている服のサイズ感というだけですから。適度にゆとりがあり、でもダブつかないフィット感のものが大人にとってのジャストサイズですから、こういうのはお店のスタッフなどプロに聞いてみるのが1番です。

次に考えたいのはやはり清潔感。清潔感なくして、大人のスマートな装いは完成しませんから。「白シャツ着てるからそれで良いだろ」と思うのはもちろんNGですよ。例えば、アイロンをしていないとシワくちゃでみっともない。衿や袖が汚れていたりすり切れているのも、ダメージ加工には見えないですよ。単に汚らしく見えがち。何度か洗ってこなれてくる、いわゆる洗いざらしの雰囲気は大人の余裕を感じさせますが、それも服をきれいに、丁寧に使ってこそです。

その次に挙げたいのはシルエット。特にズボンです。人は手足が細長い体型を美しいと感じやすいもの。なので、実際に細長いかどうかは別にしても、細長く見せるシルエットを選びましょう。簡単なのは裾に向かって細くなる形のもの。スーツのズボンではお馴染みのシルエットですよね。それをジーンズでも選ぶ事で、足元はスッキリするし、足が細く長く見えます。歳を重ねるとお腹が出てきたり、お尻や太ももが太くなりがち。しかし足首って殆ど太さが変わりませんから、この部分をちゃんと細く見せるだけで違うのです。

 

シンプルほど奥深い

シンプルほど奥深い

ここまでは、服が揃えばいまからでも実践出来る着こなしです。これまで服に注意を払って来なかった着こなしからすればもちろん、これだけでもかなり変わります。しかし大人の深みを存分に発揮できる、大人のシンプルファッションノウハウはこんな浅はかではありません。

これまでにお伝えした着こなしをさらに深みのあるものにするには?ここからが本番かもしれませんがこれ、実は大人と若者の差、そのものと変わらないんですよね。それは「経験」。服を着こなし装うという経験です。大人の余裕ある魅力的な雰囲気というのも、目には見えずともそれまでの数多の経験から滲み出るものですよね。『実際の経験不要! 斜め下45度に顔を傾け、憂いのある目で深くため息をたまについてみる。これだけであなたはもう、歴戦の勇者のごとく酸いも甘いも噛み分けた大人になれちゃいます!!』とか、そんな簡単なものでは無いですよね。

あなただけの、これまでの本当の経験が、あなただけの雰囲気をつくり上げています。これはファッションも同じ。『色んな服を楽しんで着た上でたどり着いたシンプルの境地』というそれまでの体験と結論こそが、大人のシンプルファッションにおいて、あなただけの大人の深みある空気を醸し出すのです。

私自身、そしてファッション仲間やお客さまを見てきた経験からもそれは実感します。着こなしを好きになり、自分なりに色々試して時には奇抜すぎない?と思えるようなファッションの時期があるなど、思い切りファッションを体現して楽しんだ人ほど、その後にたどり着くシンプルなファッションには深みと、その人なりの説得力、そして魅力が生まれるものです。

 

つまり、こういうこと

つまり、こういうこと

つまり、まだ「服を着こなす」という事をせずにどうしようかと悩んでいるなら、とにかく早めに、明日からでも着こなしを意識した方が、残りの人生でより多くのファッション経験を得られ、それが格好良さに繋がるという事です。別に私の様なプロのアドバイザーにいきなり頼む必要もないし、高い服を直ぐに新調する必要もありません。まずは手持ちの服から、自分なりに試行錯誤し、着こなしを楽しんでみるのが、装いの経験として蓄積されていきます。

テクニックとしての服の選び方や着こなし方はいくらでも直ぐにお伝えして実践していただけますが、あなただけの経験からくる大人の雰囲気はあなたにしか作れません。

躊躇しているならぜひ、まずは着こなす事を意識してみましょう。即効性はありませんが、後々ジワジワと効いてきて、気付いた時には周囲との大きな差を実感出来ますから。

 

深みのある、大人の装いをこの夏から目指してみてはいかがでしょうか。来年の夏には、少しだけかもしれませんが確実に今よりも格好良くなった自分がそこにいるはずです。

この記事の作者

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ファッションの専門学校〜アパレル業界での経験を活かし オシャレに自信がない男性から 豊かな人生を自在に楽しむスマートミドルへ大変身するための マジックの様なファッション=ファッションマジックをお届けします。
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