実はモンゴル経済のポテンシャルは凄い!ビジネスチャンスが眠っている!?
- 2019/03/13
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遊牧民のイメージだが…
モンゴルと言えば、どんなイメージがありますか。「相撲」「遊牧民」などをイメージする方が多いのではないでしょうか。日本の大相撲には、モンゴル出身力士が多くおり、相撲をイメージするのも納得です。また、古くからモンゴルには遊牧民のイメージがあります。
そんなモンゴルですが、実は経済発展する可能性がとても高いです。今後注目しておきたい発展途上国の1つとなっており、ビジネスチャンスもたくさん眠っています。そこで今回は、モンゴル経済について紹介していきます。
モンゴル経済は一時急成長した!
モンゴル経済発展は、順調に成長してきたとは言えません。1994年に経済成長率は、プラス成長となりますが、2009年は世界的な金融危機の影響でマイナス成長となりました。その後持ち直し、2011年~2013年には10%を超えるプラス成長となっています。
しかし、対モンゴル投資政策や法律の制定により、外国投資が激減。さらに、中国の景気減速も相まって、2016年には1%台のプラス成長にまで落ち込んだのです。その後、海外直接投資が増加したことで復活し、現在は堅調なプラス成長となっています。
モンゴル経済を支えているのは鉱山資源!
モンゴルは、豊富な鉱山資源を有しています。石炭・銅・金・鉄鉱石・タングステン・モリブデン・ウラン・原油などの資源があるとされているのです。モンゴル経済を支えているのは、まさに鉱山資源なのです。なかでも、モリブデンは世界有数の埋蔵量を誇っています。
これらの鉱山資源は、海外から注目されています。鉱山事業への海外投資は、モンゴル経済の成長につながっているのです。
ちなみに、遊牧民というイメージ通り、畜産業は今でも盛んです。モンゴル経済は、鉱業と畜産業が中心となっています。
モンゴル経済の課題は政治的要因
モンゴル経済の最大の課題は、政治的要因にあります。政治的安定性が欠けているモンゴルは、政権が変わることで政策方針まで変わってしまい、海外投資家から警戒されています。実際に、2016年に経済成長が落ち込んだのは、投資政策の変更によるものです。
安定した政権が誕生し、長期的な視点で経済政策をしていけば、モンゴル経済は安定した成長を遂げていく可能性があります。それだけに、モンゴル経済に注目する際には、経済状況にプラスして政治状況にも注目するべきです。
実は日本人にとってモンゴルはビジネスチャンス!
意外かもしれませんが、モンゴルは親日国家です。外交では、「戦略的パートナーシップ」となっており、良好な関係を維持しています。モンゴルは、中国・ロシアの大国に挟まれており、日本との関係を重視しているのです。
また、外交だけでなく、国民感情としても親日となっています。2004年に実施されたモンゴルの世論調査では、「最も親しくすべき国」で日本は1位となっているのです。
日本とモンゴルの関係から、日本人にとってモンゴルはビジネスチャンスがあります。経済的な結びつきが強く、今後も強化されていく可能性が高いです。親日国のモンゴルなら、日本人はビジネスがしやすく、将来性豊かな市場への参入は検討する価値があるのではないでしょうか。
モンゴル経済の今後に注目!
モンゴルは、今後どんどん成長していくことが予想されています。鉱山資源が豊富なモンゴルは、海外投資も増加傾向にあり、一時期の経済成長を凌ぐほどの勢いがあります。政治的な要因が懸念ではありますが、逆に言えばそこさえリスクマネジメントすれば問題ありません。
また、モンゴルは親日国であり、外交的・経済的に結びつきが強く、今後も強化されていくとみられています。そのため、日本人にとってビジネスチャンスが広がっているのがモンゴルなのです。今後急加速で成長していくかもしれないので、モンゴル経済には注目しておきましょう。