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自らのルーツを知る、国の招待旅行から脱走する若者たち

  • 2018/09/25
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観光目的でしか海外に行った事がないオヤジは想像がつかないかもしれないが、諸外国の人々は自分のルーツを大事にする。
元祖移民国家と言われている米国であれば、なおさらの事だ。

米国では、ユダヤ人の慈善団体が、’99年から若者を自分たちの民族のゆかりの地に無料で10日間招待する『バースライトツアー』を行っている。

’99年から65万人以上のユダヤ人の若者が、バースライトツアーに参加してきたが、ここ数年、ツアー脱走者が出てるという。
わざわざツアーに参加し脱走騒ぎを起こす理由はどこにあるのだろうか。

 

現地に入ってダメだと思った

’18年の夏に行われたバースライトツアーでは、2件のツアーで合計8人が脱走。
ツアーと別行動を取った彼らが向かった先は、パレスチナ居住区。

現地に入ってダメだと思った

彼、彼女らは自撮りしSNSにアップし、こう語った『これこそ本物のバースライトツアー。現地の人々のリアルな声を聴いて学び、終わりなき占領に反対し、自由と平和の意味を感じる。』

ツアー脱走者の内、Newsweekの取材に応じたボストン出身のベッキー・ワッサーマンさん(26)さんは『ツアーを通して、この国の現実を見れると思ったのに、現地について、これはダメねって思ったわ。』と語った。

NY近郊から来たというリサ・シーゲルさん(24)は、一週間足らずでツアーから脱走した理由をメディアにこう語った。
『ガサ地区の事や、占領や入植について、私だけでなく他のツアーの参加者からも質問が相次いでいたのに、ガイドは答えようともしない。時間のムダだと思ったのよ。』

ガサ地区の事や、占領や入植について

ツアーに同行していたのは米国人だけではない。

同行していたイスラエル軍兵ケレン・グリーンプラットさんは、ツアーから脱走した参加者に賛同しながら、ツアーの主旨に疑問を抱いていた。
『民族紛争に関する話を参加者がしても、答えは一つなし。聞かれてマズい事を話さない。
意見交換しないのであれば、ツアーの意味はないわ。』

ツアーを脱走した若者たちは、ツアーに反対する活動家の招きでヨルダン河西岸にある
パレスチナのコミュニティを訪問。
その途中で、イスラエル人入植者による嫌がらせや罵りを受けた。

だがこれがこの国のリアルなのだ。

イスラエル兵・グリーンプラットは、脱走組がこの国のリアル=厳しい現実を体感し、受け入れ、本国に伝えてくれる事をありがたいと思っているという。

『意見の異なる人を受け入れ、何が問題で、どうすればそれを解決できるか、真剣に話し合う。
それを気づかせてくれるのがユダヤ人のバースライトツアーの本当の意味よ。
脱走組がわざわざ無料ツアーに参加しているのは、無言の抵抗なの。』

 

バースライトツアーに絡む政治的陰謀

若者が、バースライトツアーに参加しながら脱走する。
謀反ともとれる行動には理由がある。

一つは先程言及した、バースライトツアーの中身に対してだが、もう一つは、バースライトツアーの支援者に
対する怒りだ。

ツアー最大の支援者は、カジノ王であり熱烈な共和党支持者であるシェルドン・エーデルソン。
バースライトツアー設立以来、2億5000万ドルを寄付しており、ツアーの内容、日程についてモノを言える存在だ。

バースライトツアー設立以来、2億5000万ドルを寄付

エーデルソンが慈善の仮面をかぶり節税目的でツアー寄付を行っている事だけでも若者の怒りをかっているが、それ以上に若者の怒りのターゲットになっているのが、シェルドンがトランプ支持者である事だ。

ツアー脱走者は口をそろえて言う。
『ツアー最大の支持者が極右主義者だなんて。
自分たちのルーツを探検してくださいというよりも、極右に染めたいために無料ツアーを組んでいるだけとしか思えないのよ。』

ツアー脱走者は口をそろえて言う。

その証拠にツアーの日程にはエルサレムの考古学公園・デービットソンセンターの見学が組み込まれている。
この公園は嘆きの壁の近くにあるのだが、センターの運営者は、遺跡の発掘調査を口実にパレスチナ人を追い出している事で有名だ。

米国内では既に、バースライトツアーに反対する若い活動家が増えていて、無料ツアーに参加して脱走する事で、政府に対し抵抗している。

その一人アリッサ・ルービンはNewsweekの取材でこう語った。
『今イスラエルを訪問して占領地の議論をしないという事は、’50年代後半~’60年代半ばの米国南部で、公民権運動について議論しない事と同じ事よ。』

この頃米国白人は、マリリン・モンローと、ジョー・ディマジオの結婚に浮かれていた。
日本は第五福竜丸の被爆問題と向き合っていた。

米国内の若者は、トランプの意識操作に辟易としている。
無料で旅行に招待されても、何も嬉しくないのだ。

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