オヤジの仕事の悩みを解決!朝礼ネタを探す5つのコツ
- 2019/08/20
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朝礼スピーチをする理由とメリット
会社でよくある朝礼スピーチは、それを行う目的やメリットが存在します。朝礼を実施する企業の数は多く、産労総合研究所の調査によると、アンケートに答えた企業の実に82.4%が朝礼スピーチを行っているのです。
これだけ多くの企業に朝礼が採用されているということは、それだけ社員教育や職場環境の改善に効果が高いことを表しています。
しかし、人前で話すことが苦手なことや、なかなかネタが思い浮かばないという方も多いのではないでしょうか。特に、30~40代の経験豊富な社員としては、できるだけ内容の濃いスピーチを行いたいところです。
そこで、まずは朝礼スピーチを行う理由や目的から把握していきましょう。朝礼スピーチの意義を知ることで、自分自身をより成長させていくことにもつながります。
では、朝礼を行う目的とはどのようなものなのでしょうか。ここでは2つのポイントを使ってお伝えしています。
朝礼を行う目的(1):社員同士のコミュニケーションを円滑にする
朝礼を行う目的として一つ目に上げられるのは、社員同士のコミュニケーションを円滑にすることです。
基本的に、朝礼スピーチは一人で行うことが多いため、自然とその人に注目が集まります。すると、その社員と一緒に仕事をするときや、喫煙室などで顔を合わせたりしたときに、朝礼で話していたネタを話題として利用することができるでしょう。
また、朝礼の内容が良ければ、「あの話、面白かったよ」というように、他の社員から声をかけてくれることにもつながります。
このように、朝礼をきっかけとして社内のコミュニケーションが活発になることが期待されているのです。
朝礼を行う目的(2):社員のプレゼン能力を養う
朝礼を行う目的の二つ目は、社員のプレゼン能力を養って話す力を伸ばすということです。
会社員として働いていると、他社への営業活動の他、社内でのプレゼン、企画会議、上司との交渉など様々なシーンで「会話スキル」が求められます。一方で、会話スキルを高めるには、人と話すことに慣れることが大切です。
そこで、定期的に朝礼スピーチを行うことで、人前で話すことに慣れることができます。人に伝える能力が向上していくことによって仕事の成果にも大きな影響を与えるでしょう。
朝礼スピーチ3分間の正しい話し方
朝礼スピーチの時間は、およそ3分間に設定している企業が多いようです。また、スピーチの時間が定まっていない場合でも、3分ほどでまとめるのが簡潔で聴いている人にも分かりやすくなります。
しかし、スピーチの3分間というものは思った以上に長く感じるものです。そのため、朝礼スピーチの正しい話し方を身につけて、事前に準備しておく必要があります。以下でその詳しい方法をお伝えしていきます。
結論から先に組み立てていく
ビジネスシーンでは、文書を作成するときなどに結論から入ることが大切だと教わります。それは朝礼スピーチでも同じことがいえます。内容を考えるときは、まず結論から先に組み立てていきましょう。
最初にネタ探しから始めてしまうと、かえって論点を見つけ出すのが難しくなります。そのため、結論を一つだけ考えておき、その内容に沿ったネタを探すようにするのが基本です。
できるだけ仕事に関連した結論で締める
後ほど詳しくお伝えしますが、朝礼のネタは5つのテーマから探すことができます。なかには仕事とまったく関係なさそうなネタもあるものの、結論の部分だけは仕事に関係した話題で締めることが重要です。
たとえば、「本日は九州に台風が上陸しました」という話題からスピーチを始めたとしましょう。そして、結論として同じ天気の話題で、「明日の夕方ごろに関東地方に進出してくるため、皆さんも気をつけてください」という話をしても、誰も耳を貸そうとはしません。そんなことは天気予報を聞けば誰でも分かることだからです。
ネタ探しをする場合、仕事と関係のないところから話のきっかけを見つけることは悪いことではありません。しかし、上記のように終始同じテーマで話し続けてしまうと、まったく面白みのない内容で終わってしまいます。
結論を考えるときは、まず仕事に気付きを与えるような内容に絞ることが大切です。そして、その結論に到達するようなネタを探してみてください。
朝礼ネタを探しやすい5つのテーマから話のタネを見つける
朝礼ネタを探すときは、代表的な5つのテーマから選びましょう。
・天気、季節の情報
・時事
・スポーツ、芸能
・家庭であったこと
・自分の趣味
こうしたテーマは新聞やニュース、ネットから簡単に探すことができます。また、自分に身近なテーマからも情報を探しやすいといえるでしょう。
それぞれの朝礼ネタのテーマに関しては、次の章で詳しくお伝えしています。
朝礼ネタを探す5つのコツ
朝礼ネタを探すには、以下で紹介する5つのテーマから探すと簡単です。
コツ(1):天気、季節の情報
天気の話題は誰にでも身近に感じるということもあり、スピーチのきっかけには最適です。単に、晴れや曇り、雨といった天気情報だけではなく、梅雨入り、真夏日のほか、台風などの危険性にも触れることができます。
また、春夏秋冬や1~12月の季節の情報、さらにシーズンごとの行事などのネタも役に立つはずです。
一方、こうした話題は誰でも知っている内容が多いため、ネットや書籍などから雑学や豆知識なども仕入れておくと、興味を持ってくれる人も多くなります。
コツ(2):時事
時事のネタに関しては、ニュースや新聞、ネット記事などから探すことができます。経済や政治、金融、社会、国際問題など範囲が広いため、普段からニュースを見る癖をつけておけばネタ探しには苦労しないはずです。
勤め先に関連する経済の話や、業界で注目を集めている新しいサービスなどを絡ませることで、社員の共感が生まれやすくなります。また、時事ネタを話題に挟むだけで、見識の高さをアピールすることにもつながります。
コツ(3):スポーツ、芸能
スポーツや芸能といったテーマも朝礼スピーチに役立ちます。
スポーツ中継を見るのが好きな方や、自分でもスポーツを行うという人であれば、こうしたネタも探しやすいはずです。引退を表明した有名選手や、注目を浴びている新人選手などから、どんなことを学び取ったかという結論へと発展させていくことができます。
また、芸能人のスキャンダルや謝罪会見、または自分が注目しているドラマ、テレビ番組など、芸能分野でもネタにできることが多いです。
コツ(4):家庭であったこと
家庭であったこと、家族から感じたことなどを言葉で表すのもおすすめです。家庭のネタを持ち出すことで、家族思いの人というイメージを与えることもできるでしょう。特に、子供の成長は早く、大人でも様々な気付きを与えてくれます。
コツ(5):自分の趣味
趣味や休日の出来事なども朝礼ネタに最適です。
趣味や休日の話は、自分のあまり知られていなかったことを社員に伝える役割を果たし、他の社員とのコミュニケーションを円滑にしてくれます。ただし、あまりにもプライベートのことを深く語りすぎると、のちのち思わぬトラブルに発展する可能性もあるので注意してください。
まとめ
朝礼スピーチを導入する企業は多く、その目的は主に、コミュニケーションを円滑にさせること、さらに社員のプレゼン能力を鍛えることにあります。こうした朝礼の意義を理解しておくことで、自分自身の成長にも寄与するはずです。
また、定期的に人前で話すにはネタ探しが重要です。今回は、朝礼ネタの探し方として、次の5つの情報源を紹介しました。
・天気、季節の情報
・時事
・スポーツ、芸能
・家庭であったこと
・自分の趣味
このように普段から色々なところにアンテナを張り、面白いネタや話題を探すようにしましょう。