同業者より人脈少ない?働き方改革で見直すべきミドルエイジ管理職のブレーンの質

  • 2019/01/20
  • ビジネス
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新卒ならいざしらず、社会経験豊富なミドルエイジとなると、人脈や友達の質が気になりだす頃だ。

今年こそ働き方改革に力を入れようとしているこの年代の人の中には、人脈や友達の質を考えようとしている人も多いだろう。

LINEで頻繁にやりとりする人は多いが、やりとりを見直した後に、これってわざわざLINEで話す事だった?と思う人も居たかもしれない。
そんな貴方にお勧めしたいのが、今まで仕事上頼りきっていたブレーンの質を見直す事だ。

オレの思い通りに動いてくれて、オレが面倒だと思う業務連絡もこなしてくれるブレーンを切ってしまったら、どうなるんだろうと不安に駆られる上司もいるだろう。
が、そのブレーン、裏をひっくり返したら、貴方が新しいキャリアや、人脈を築けない原因になっていたとすればどうなのだろうか。

 

人脈や仕事の偏りはブレーンの質に一因あり

人脈や仕事の偏りはブレーンの質に一因あり
同業者に比べ人脈が少ない、偏りがある、もしくは仕事外の友人が少ないのは、仕事が多忙では言い訳にならない。
傾向として、自分の面倒な仕事や業務連絡、人間関係のゴタゴタをブレーンに丸投げしている上司に、この傾向がみられる。

ブレーンと呼ばれる人たちも人間だ、人の好き嫌いもあれば、欲もある、滅私奉公で上司に付いていくのではない。
本当に私利私欲がなく、なおかつ貴方に接する人すべてに平等で、人間として出来ているブレーンであれば、貴方は人脈を築けるだけでなく出世してるだろう。

そうでなく、馬車馬の様に働いてるにも関わらず、人脈も友人も出来ないのだとすれば、貴方のブレーンに一因がある。

『ああすれば、皆が喜んでくれると思うんです~』『こうすればA社の〇〇さんも賛成しますよ!』この手の案件、ブレーンから何の根拠もなく持ち込まれた事がないだろうか。
これが実は、クセモノだ。

彼、彼女たちが持ち込んでくる提案は、部署全体の賛成案でもなければ、取引先が了解したものではないかもしれない。
上司と自分たちの利益にかなう案件を最優先させて持ってきているのだ。

当然の事ながら、この様な案件、通した日には、他部署から睨まれ、苦情も来る。
身内だけで仕事をしてるなと同業者からは思われ、人脈も狭くなる。

転職したくても、そもそも同業者同士とのコネクションも得られないのだから、難しい。
では、具体的に、どの様なブレーンが、働き方改革に力を入れたいミドルエイジの妨げになるのだろうか。

 

貴方や貴方のブレーンは、きれい事主義ではないか

働き方改革に力を入れたいと思っているミドルエイジの妨げになるブレーンには、以下の様な特徴がある。

1:世話好きだ
2:満遍なく人の世話を焼いているようで、実は差別している
3:きれい事を言う一方で、自分の欲求が通らないと悲観的になる
4:本当にブレない人に寄り付かない
5:利益名誉最優先
6:全くの部外者から悪口を言われている

よく役に立つ部下だが、言われてみれば思い当たる。
しかし何の対策も練っていない。

今ブレーンの外すと、自分の仕事に響く、全く異業種に転職するには遅いというジレンマを抱える中間管理職も多いだろう。

私の身近に居る、中間管理職の例を挙げるとしよう。

知り合いは40代で、新卒で入社した業界から一回も転職していないが、6年程前、ようやく自分のブレーンらしきものを持つ事が出来た。
だが問題はブレーンに1~6に当てはまる事だった。

ブレーンは50代の女性なのだが、彼女は自分が通したい企画を上司を通して9割方通し、会社内で本当の事を言う人間や、意見の合わない人間を、上司から妨げるのに必死だ。

その為、部外者からのクレームは相当な数に上り、1週間に1回は必ず彼女宛のクレームが今でもある。
そんな様子に上司は見ざる言わざる聞かざるを貫き、ボス各のブレーンはこうのたまったのだ。
『私を嫌いな人なんて哀れな人ね』

どこの部署にも人間のえり好みで仕事を勧めようとゴネるお局はいるものだが、ここまで来ると策略家だ。
本当の所、上司の人生はどうでもいいのが彼女の本音だろう。

では、働き方改革をめざす、ミドルエイジが持つべき友やブレーンは、どの様なタイプになるのだろうか。

 

嫌われる覚悟で正直な事が言える人は貴方の周りにいるか

貴方の周りには、嫌われるのを覚悟で正直な事を言える人がいるだろうか。

この場合の正直は、耳障りの良い報告や、絶対に良い結果や報告やワクワクすると判る事柄を話すのではない。

強いて言えば、産みの苦しみを、育ての困難を伴うものだ。

意見のぶつかり合いで、大ゲンカをする事もあれば、険悪なムードになる事もある。
だが後に、お互いが『あれはぶつかってでも、通した案件でよかった』と言える事がある事だ。
ここで大事なのは『お互いが』と言える事だ。

働き方改革をしようと思って出来ない上司に欠けているのは『終わりよければすべてよし』という楽天的すぎる考えで『自分にとって都合の悪い過程はなかった事にする』きれいごと主義だ。

これが嫌われるのを覚悟の上でぶつかる人を遠ざけている。

当サイトの過去のビジネスコラムにも出ているが、問題にぶち当たった時には、何が原因だったか振り返る事が大事だ。
それが出来ないミドルは何等かの形で切り捨てられる運命にある。

いかがだろうか。

働き方を変える為には、ブレーンもぬるま湯ではいけない。
もしも、今まで嫌われる覚悟で正直な事をぶつけてきた部下を遠ざけてきたとすれば、自分から話しかけてみることだ。

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