段取りで、しくじらない人が気を付けている事柄5つのポイント
- 2018/12/23
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ちまたに溢れるビジネス書では段取りとして、Plan(計画)、Do(実行)、Check(進捗確認)、Action(まとめ)の4点セットで教える事が多い。
たまにPDCAの4点セットで、物事を進めていくと、計画倒れに終わったり、進捗確認している間に計画の綻びが見える事がありイベントやプレゼンが目的通りに終わらない事もある。
ではPDCAでは巧くいかない場合、どうすれば段取りをすれば良いのか。
段取り上手な人は、公私共々どんな所に気を付けているのか。
PDCAではなく、GPDCで段取りする
公私共々、段取りをするとき計画以上に大事なのは、目的(Goal)を決めておく事だ。
特にイベントを企画する場合、目的が『参加者全員に楽しんで貰えればそれでいい』という曖昧な形になってしまう事が多々あるので、『どうやって楽しませるのか』という到達点を決めて置いた方がいい。
勘違いしないでほしいのが、Goal≠立案者とそれをヨイショする人が、すべて物事を仕切るというわけではないのだ。
こういう『一部の人だけ盛り上がる』イベントや企画ばかり手掛けていると、他の意見を持つ人とのプロジェクトを任された時に必ずしくじる。
Do(実行)と、Check(進捗確認)は、同時進行でやるべきだろう。プロジェクトや企画、イベントを成功させたければ、違う意見を持つもの同志でなおかつ柔軟な対応をする人を組み合わせた方がよい。
これらの前のPlan(計画)では、Goal(目的)に向けての作業の洗い出し、役割分担、スケジューリングが行われる。
反省や教訓をまとめて、仕組化するAction(まとめ)は、別の機会に設ける事にする。
では、こんな事をやりますよという目的が決まった所で、次の『計画』に移るはじめの第一歩に必要なものとは何だろうか。
相手が何を大事にしているか見抜く事
公私共々段取り上手な人が常に心掛けているのは、以下の事柄だ。
1:相手が何を大事にしているか
2:どんな嗜好を持っているか
3:1と2を踏まえた上で、部署内の人間同士に共通点を見出しているか
4:失敗を活かし、仕組化する学習能力があるか
5:重要度は人それぞれである事が判っている
1は、自分がいい加減に思っている事でも相手が大事に考えている事であれば先回りしてやるという事だ。
貴方がもしも企画担当で、相手がコンプライアンスや機密保持にうるさければ『機密保持契約は結んであります』と誠意と行動で示す。
2は、貴方が身内主義で身内と他人にコロっと態度を変えるのに対し、相手が親しき仲にも礼儀ありというのであれば、相手からその態度を学ぶいい機会だろう。
相手はそんな貴方を『身内に対してはベタ甘でコロコロ態度が変わる』と人間として信用していないフシがある。
3と4は、自分と話が合わない人の前では相手の話は聞いてるフリ、相手の話が終われば
自分の話ばかりする人にとって要注意だ。
周りに複数の人間がいる以上、仕事の段取りは周りの人間の状況を把握しなければいけない。
仕事や休みの予定、プロジェクトやイベントに関わる人の重要度は人それぞれ。
それが判っているかどうかが、プロジェクトを最終的に成功させる決め手ともなる、それはなぜか。
アカの他人から貴方は応援されているのか
公私共々重要度が人それぞれで、他人を侵害する権利がない事が判っている人は、同類同志で群れる事もない。
イベントや社で決まった企画がある度に、話しかけ辛いメンバー相手に、こんな事を言ってしまった事はないだろうか。
『ムリしなくていいけど…』『興味ないなら来なくていいよ』
これらの言葉は、貴方が無意識のうちに相手の物事の優先度を決めているのだ。
言われた方としてはムっと来て当たり前。
逆ギレされない方がおかしい。
イベントを企画する時、気を付けたいのが『その企画にかかわる人以外』の人の存在だ。
傍観者から応援される企画かどうかという事も段取り上手かどうかという分かれ目になる。
自分と違う考えの人が、グループの中に何人か混じっていたとしても『おはよう』の『おの字』も言えなければ致命傷だ。
私の通うジムにいる行き遅れで、自分と考えが合わない人に対しては、上目線でせせら笑って挨拶もしない女性がいる。
彼女はイベントの企画の応援に回るタイプなのだが、何かとトラブルの種で、関わらない面々から見ると
『またいつもの連中が、周りを顧みずお祭り騒ぎをしている』としか見られていない。
当然の事だ、自分と考えの合わない人間に挨拶も出来ない人間の事を誰が応援しようと思うだろうか。
段取り上手が最後に要求されるのは、人間性という事も言えるのである。