上司をモンスターにしないためアナタができる5つのこと
- 2018/05/02
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配置転換、新人研修も終わり
春爛漫の4月を過ぎ、新たな期に入った職場では、今年1年(あるいはずっと?)同僚となる顔ぶれがようやくそろったことだろう。
隣のデスクの新人はいずれどんな子かわかるとして、職場で一番の関心事といえば「今度の新しい上司はいったいどんな方なのか」ということ。
サラリーマンは出世も左遷もすべて上司の出方ひとつで決まるからだ。
とはいえ、上司だって人の子。こっちがうまく扱えば「借りてきた猫」にも「猛獣」にも変身する。
部下が簡単にできる「上司をうまく手なずける」コツってないものだろうか。
褒められていい気にならない上司はいない
仮にも人生の先輩である上司をいい気分にさせるのは並大抵のことではないが、決しておべんちゃらを使えというのではない。
それよりも、あなたの上司が気分を良くするパターンを徹底的に刺激しなさいということだ。
なんでもマウント気味の上司には主導権を握らせながらも、あなたはプロジェクトが「こっちに向いたらいいな」という情報をそれとなく提示する役に徹する。(おぬしも悪よのう)
逆に優柔不断気味の上司には、いいことがあったとき(ストレスのないとき)にすかさずプロジェクトの進行を提案し、上司の決断で一歩進んだことを強調する。
あなたはほくそ笑みながらこうして上司を使うくらいで、十分職場の釣り合いは取れているのだ。
上司の仕事スタイルに合わせる柔軟さを持つ
かつてプロ野球の某名監督はこう言った。
「上司(監督)のやり方に異を唱えてもいいが、いずれ変わらなければならないのは、やっぱり選手の方だ」
つまり上司のやり方に多少不満はあっても、トップが変わらないうちは干される運命にあるのは自分だ、ということに早く気づけよと言っているのだ。
「自分とあの人はここが違う」と頭の中でいちいち列挙するのではなく、自分から譲れる点はないか、上司にうまく自分を使ってもらう手段は何なのかを考えた方が、社内では身のためになる。
問題解決の道は、決してあなたが考える道一通りとは限らない。
上司に丸投げはやめる
部下に丸投げのお気楽上司もごまんといるが、上司に丸投げの部下も少なからずいる。
丸投げの意味は広いが、上司にとって一番苦々しく感じる丸投げとは「部下のあなたが何も考えてこない」返答だ。
もちろん、あなたの力だけで解決しないから上司に相談をするのだが、そのとき必ず「ここまではこう考えました。しかしその先にある○○が障壁になって困っています」という途中経過を詳しく説明するのが好ましい。
「いやーうまくいかないっすよ。はじめっから無理っぽかったし」では、あなたが何をし、どこまで進め、何に困っているのか皆目わからない。
わからないこと、先が見えないことを嫌うのが、上司という生き物である。
他の人はどう付き合っているのか参考にする
「ああ、オレとはそりが合わねえ!」と思う上司とでも、なぜかうま〜く付き合える人が職場に必ずひとりはいる。
その人がどう上司と向き合っているのか、これは実践術として大変参考になる。
普段めったに無駄口を叩かない人がその上司の前ではスラスラ言葉を紡いでいたら、その上司は論理的な提案ならきとんと耳を傾けてくれる人かもしれないし、部下の資料の作り方が優秀なのかもしれない。
また夕方になると上司とコーヒーを片手に窓際で談笑している部下がいたら、その時間が上司にとっての「まどろみタイム」で、ストレスが少ない時間帯なのかもしれない。
職場のルールを早いうちに知らせる
もしあなたたち部下が古株で、逆に上司の方が新顔の場合、一日も早く職場の「暗黙のルール」を説明しておくべきだ。
昨今では着任早々「今日から全てオレのやり方でやる」宣言をするような上司に優秀な人材がいたためしはないが、かといっていつまでもなじまないやり方が目立つ上司では、頼るに頼れない不幸が続くばかりだ。
こんなとき、一番下っ端のペーペー社員経由でかまわないので、職場に存在する「スムーズな進行のための暗黙のルール」を箇条書きでお知らせしてあげることも、部下としては大切な心配りだ。
その中には上司が毎日重荷に感じていた作業を楽にする方法が必ず含まれているので、きっと喜ばれるだろう