お金を増やしたい人の年代別考え方3つ
- 2016/10/31
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時間という概念をいつも意識しよう
一夜のうちに倍々ゲームで増やす方法がない以上、お金はだれもが長期的に安心できる方法で蓄え、また少しずつ増やしていくことを求められる。
よく「投資は時間を味方につけよ」といわれる。これはとても的を射た格言で、若いうちほど可能な投資の手法は多く、歳をとるにつれて選択肢が狭くなる。
ここでは世代別にみた「お金を増やす基本的な考え方」を3つ紹介する。
まだ20代の若い世代なら?
「アグレッシブに挑戦的な投資スタンス」
若い世代は社会経験も浅く、まだ大金を手にする機会はない。働いて遊んで楽しく過ごせれば、将来への不安も感じにくいだろう。
しかし、20代から「お金をどうにかして増やす」あるいは「減らさない」ことに関心があるだけで、その後のライフスタイルに大きな格差が出る。
なぜなら、今は手持ち資金が少なくても、
▼あり余る将来の時間を味方につけ、長期的にコツコツ増やす方法
▼少しの資金である程度高いリスク有りといわれる方法(リカバリーがきく)
この二刀流で攻めていけるからだ。
忙しい30歳世代は?
「メリハリをつけて選択と集中」
結婚し、家庭を持ち、ライフスタイルに大きな変化が訪れる30代。
生活のグレードアップ、思いもしなかった支出、社会的に必要な費用の増加など、家計簿の中身が一変する時期だ。
この期間は「投資」というより「防衛」の意識で過ごすのがよい。
ふりかかる金銭イベント、また自分の欲求すべてに耳を傾けると思わぬ失敗(働きビンボー)の元になる。
気をつけることはただ一つ。「ない袖を振らない」ということ。
収入は確かにアップしているようでも、出て行くお金の多さも半端じゃないはず。
どこへ、どのくらいお金をかけるか、または抑えるか。その作業を、見栄を張らずにどれだけできるか、だ。
まずは身の丈に合った暮らしを。
40代、50代のベテランは?
「いよいよ貯めることへの意識改革を」
以前は50代から老後の心配をすれば、まずまず事足りていた。
しかし現代では、そんな悠長なことも言ってはいられない。
子どもたちの成長にある程度道筋がついたら、今度は「自分たちの将来」を心配する方向へ、グッと舵を切りたい。
子どもへの投資には限りがない。ここからは子ども本人の成長を促し、経済的な問題をできるだけ一人で解決できるよう、見守るスタンスも大事になる。
なぜなら、現代は自分たちの老後も長く残っているから。
そして50代こそ、投資や蓄えを作る「最後のチャンス」といわれる重要な時期だから。
さらに50代こそ、投資のことを深く考え、理解し、実行できる認識力が衰えない、最後の一瞬だから。
残念ながら、60代から始める投資のほとんどが「水泡に帰す」といわれる。「too late」なのだ。