バングラデシュの経済発展に注目!今後の成長は大いに期待
- 2018/12/03
- ビジネス
- 1072view
- 政治/経済
- 外国
- 投資
- 政府
- 政治
- 海外
- 経済
バングラデシュという国
デキるオヤジは、世界の経済情報に注目しているものです。そこで知っておきたいのが、バングラデシュという国についてです。バングラデシュは、南アジアにありインドやミャンマーと国境を接する国となっており、親日国としても有名となっています。
そんなバングラデシュですが、最貧国としてのイメージが強いです。しかし、バングラデシュのポテンシャルはとても高く、今でも順調に経済成長をしています。今後は、さらに成長していくことでしょう。今回は、そんなバングラデシュ経済について紹介していきます。
バングラデシュ経済は順調に成長
バングラデシュには、最貧国のイメージがありますが、実は間違っています。高い経済成長率を誇っており、年々1人当たりのGDPも増えていっているのです。
バングラデシュの経済成長率は、30年以上もプラス成長を続けてきています。もちろん、もともとバングラデシュの経済規模が小さいから、常にプラス成長できてきたという考え方もあります。
しかし、それだけではなくここ数年、大幅な経済成長を遂げているのです。実際に、2003年以降のバングラデシュの経済成長率は常に5%を超えています。2016年・2017年には7%を超えており、著しく成長していることがわかります。
バングラデシュを支える3本の矢
バングラデシュの経済を支えているのは、「海外輸出」「海外労働者送金」「農業セクター」の3つです。海外輸出では、とくに繊維工業に強みがあります。意外かもしれませんが、バングラデシュは中国に次いで世界第二位の衣料品輸出国なのです。
中国の人件費が上昇しているため、安価な労働力を求めバングラデシュに移転するケースも増えてきています。今後は、さらに増えていく可能性があり、バングラデシュにとって繊維工業は大きな武器なのです。
また、出稼ぎ労働者が多いのも特徴となっています。とくに、サウジアラビアへ出稼ぎに行っている労働者が多いです。農業については、コメの生産量が世界第4位など、一大産業となっています。
やはり注目すべきは繊維工業
バングラデシュの経済発展で、最も注目すべきなのは繊維工業です。これまでのバングラデシュ経済の成長は、衣料品業界の成長によるものが大きいです。バングラデシュの輸出の中で、衣料品の割合がとても大きい状態となっています。
しかも、バングラデシュは更なる繊維工業の成長を求めています。政府は、繊維工業への助成を継続しており、今後も衣料品輸出をさらに増やすことを目指しているのです。
今後のポイントは産業の多角化
今後のバングラデシュ経済のポイントは、産業の多角化にあります。衣料品輸出は一大産業ですが、アメリカの保護主義的な行動などから、輸出面では不透明感があります。そこで、繊維工業以外の産業を創りだすことがポイントなのです。
バングラデシュは、その点についてはインフラ開発から対応しています。インフラ整備が不十分なため、バングラデシュへの投資は進んでいません。そこで、バングラデシュ政府は、インフラ開発に大幅に予算を割り当てるようにしています。
十分なインフラ整備がされることで、バングラデシュへの投資環境が改善されることになり、新たな産業も創り出すこともできるはずです。そういった意味では、バングラデシュは期待度の大きい国と言えます。
バングラデシュに注目しておこう!
バングラデシュは、これまで順調に経済成長してきています。それは、繊維工業によるものが大きいです。今後も繊維工業の成長を目指しており、経済成長にも貢献するはずです。ポイントになる産業の多角化も、インフラ整備をすることで、投資環境の改善を狙っています。
安価な労働力があるため、インフラが整えば投資家としては魅力的なはずです。それだけに、バングラデシュのポテンシャルはとても高く、今後の更なる成長に期待できます。デキるオヤジは、ぜひバングラデシュの経済にも注目してみてください。