着こなしに差が出る「冬服」を楽しむためのたった1つの大事な考え方
- 2018/12/13
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先週末、妻が夜景の綺麗な海辺の公園を見つけたから観に行こう!と言うので、着く頃には日が暮れるだろうという時間帯に出発したんですよ。予想通り、着いたらもう殆ど暗くなったところでした。着いて探すものの、妻の見たかった景色が見つからず間違った公園に来ちゃったかな?なんて話をしながら、公園の中を妻と息子と歩いたんですけど、もうとにかく寒い!結局寒過ぎて、妻の観たい景色は見つかりそうもなく、10分ちょっとしかその公園に滞在することのないまま場所を移動しました。なんだかもう、本格的に冬になってきましたね。
そして、こんな寒い冬になると服を沢山着込みますよね。そんなこの時期の着こなしは人によって大きな差が出てきます。本当に、一見しただけで分かる差が出てきます。そんな冬、我々大人の男性が着こなす服は、どこで差が出てくるのでしょうか?
高いものを買う?
グッチやエルメス、またはゼニアやロロピアーナなどの高級ブランドの服を買うとか、ラグジュアリーで有名なところにオーダーするとか、お金を出せば何とかなるものでしょうか?
残念ながら、それで済むほど単純ではありません。結局は「何を着るか?ではなくどう着るか?」なのですから。「高いだけ」の服を買って格好良くなれるなら、デザイナーなんて必要ないですし、世の中はお金持ちほど格好良く着こなしているはずですよね。
でも、そんな事にはなっていないじゃないですか。長者番付のトップから格好良い訳ではないし、そもそも格好良さは1つじゃないから「金額」みたいにシンプルではないですよね。そもそも「デザイナー」というのは、お金持ち達が、「お金を出して好き勝手に服を作らせて着るだけじゃ格好良くならない」と気付いたところから生まれた仕事ですからね。
高いアドバイス料で服を選ばせる?
では、ファッションのプロにアドバイス料をバンバン使って、格好良いと言われる服を出された通りに毎日取っ替え引っ替えすれば、格好良い大人の着こなしが出来上がるのでしょうか?
「高い服を買う」だけよりはマシになりましたが、これで格好良いと言われるのはせいぜい青年と呼ばれる年代くらいまででしょう。これはつまり「人に着させてもらっているだけ」という事ですからね。もちろん、どうしてもというご依頼ならば私だって「これ着ておけば良いですよ」というのを、お客さまのお好みに合わせていくらでも用意出来ます。でも、それだけのご依頼はあまりオススメしません。それはやはり「自分で着こなそうとする」という部分が足りないと思うから。格好良さがあるところで頭打ちになってしまうのです。
自分の選択眼を磨こう!
やはり大人の着こなしは大人の内面同様に、深みにこそ魅力があるものです。着こなしの深みは「お金を出しただけ」「言われたものを着ただけ」では得られません。「自分なりの選択眼」そして「自分なりの着こなし」の経験値によって培われるもの。一朝一夕には得られません。
これってお金持ちになるのと同じですね。「ひと山当ててお金持ちになったのはいいけど続かない」みたいなところも、「今日はたまたま格好良く着こなせたけど次の日以降は続かない」と似ています。再現性を高めるには、それなりの努力や時間が必要なのです。
もちろん、むやみな努力はむやみに時間が掛かりますから、どう努力すると良いか?というのはプロからアドバイスを貰えると良いでしょう。魚を貰うのではなく釣る方法を教えて貰おう、という事です。最近はファッションアドバイスのサービスが増えてきて、情報も沢山あって、どうすれば良いか分からなくなる事もあるかもしれませんが、結局はファッションに限らず何事であっても、より良くするための真理は変わらないという事なのでしょうね。
少なくともファッションについては、大人が格好良く着こなせる能力を簡単に、かつ瞬時に身に付けるなんていう都合の良い方法など無い、という事です。ここを忘れなければ、「明日から完璧な格好良さが手に入ります!」みたいな事を言う変なアドバイザーに捕まってむやみなお金と時間を掛ける事なく、自分なりの格好良さを磨いていけるでしょう。
格好良くなりたいならまず、ぜひいまから自分なりの着こなしに挑戦してみて欲しいと思います。私はそんな、自由で格好良い大人たちが沢山見られる様になる事を願ってやみません。その為の、着こなすためのコツは、いつでも喜んでアドバイスさせていただきます!