ゆとり世代を攻略する!人間関係を滑らかにしよう
- 2018/08/30
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ゆとり世代とは?
他のあらゆる世代からお荷物扱いされているゆとり世代。オヤジの皆様の仲にも、自分の部下がゆとり世代だ、という人が結構多いのではないでしょうか。
ゆとり世代とはできれば関わりたくない…そう考えるのはある意味自然なことですが、自分に会社の人事権でもない限りそれは不可能ですね。好む好まざるに関わらず、ゆとり世代とも一緒に仕事をしていかなくてはいけません。
そこで今回は、あらためてゆとり世代の特徴を認識するとともに、その扱い方のコツを解説していきましょう。ゆとり世代の部下だって、使い方や接し方を間違わなければ、決して邪魔な存在ではないのです。
ゆとり世代の特徴
ゆとり世代とはその名の通り、良くも悪くも個性重視の教育を受け続けた世代です。画一的な、枠にハマった教育ではなく、自由に自分のやりたい事をやってきた世代というわけです。
そのため、悪く言えば「わがまま」であり「空気を読まない」という特徴があります。特に社会に入りたての頃は、先輩や上司から学ぶという姿勢をあまり見せずに、自分の好きなように行動してしまうため周りに迷惑を掛けたり困惑させたりする事が多かったのです。
ただ、ゆとり世代も現在では二十代中盤~後半の年齢層が多くなってきました。この年令となると学校教育時代の影響だけではなく、個人のポテンシャルや能力の差が大きく前面に現れてきます。
ゆとり世代の特徴としては三つあって、「メンタルが弱い」「プライベート優先」「受け身の姿勢」となります。この三つを見たり聞いただけで怒りが沸いてくるというオヤジの皆様もいるとは思いますが、ここはちょっと我慢しましょう。
まず、メンタルが弱いというのは「打たれ弱い」とも言えます。ただその半面「褒めると伸びやすい」とも表現できるのです。ゆとり世代は基本的に「褒めて伸ばす」という姿勢が大切です。
続いてプライベート優先についてですが、これはもうある意味時代の流れですから仕方ありません。むしろ、仕事中だけ一生懸命頑張ってくれればそれでいいと、我々の世代も割り切る必要があります。
そのため、仕事とプライベートの切り分けをしっかりとした状態で本人のやるべきタスクを提示してあげる事が大切となります。ゆとり世代は、キャパシティを越えない範囲で仕事を振ると、逆にかなり効率よくテキパキと作業をしてくれるケースが多いのです。
最後に3つ目。基本的に受け身な姿勢。これも逆手に取って上司や先輩は便利にゆとり社員を使う事が重要です。受け身な社員は自分から余計な発言や提案はしません。細かく砕いた仕事をテンポよく割り振れば、企業の便利な歯車として十分機能してくれるのです。
総じて、ゆとり世代とは深い人間関係を築こうとしたり、人間的な魅力を期待しない方が良いのです。彼らにとって企業は生活費を稼ぐための塲でしかありません。ですから、お互いに割り切ってドライな関係に徹するのが良いのです。
ゆとり世代が役職につく世代に
そんなゆとり世代ですが、徐々に係長や課長といった役職につく世代にもなってきました。上述したように非常にドライかつタンパクな彼らですから、役職についたとしても部下との人間関係に軋轢が生じる可能性があります。
特に、ゆとり世代の下の世代は、さとり世代やつくし世代と呼ばれ、ゆとり世代以上にプライベート重視かつ合理主義者であると見られています。
合理主義であることは決して悪いことではありません。オヤジ世代としては、彼らの良い面を伸ばし、悪い面が顕在化しないよう人事や仕事の割り振り方を考えなくてはいけません。
これからのオヤジ世代に求められる仕事上の能力とは、ゆとり世代以降の社員をいかに上手くコントロールするか、ではないでしょうか。